株式上場と東京プロマーケット
株式上場について考えてみる。
上場する際にまず直面するのはどの市場に上場するのかである。
東証ですと、会社の規模等から、グロース、スタンダード、プライムに分類されております。上場する企業については業績等の形式面の要件とコーポレートガバナンスの整備が要求されます。
例えば監査法人の監査は2年間必要であり、コスト面、準備期間の面からハードルが高いです。
上場する際のデメリットはやはり管理工数が増えることになります。
整備する時間も必要だし、人員もそろえる必要があるので人件費がかかります。
上場の要件を緩和して市場が東京プロマーケットです。
TPMの創設により上場のバーが下がり、上場が身近なものになってきました。
一定の制約があるため資金調達には適さないかもしれないが、信用面が担保されます。
TPM上場のメリット、デメリットをみていきます。
メリット
1、知名度が向上し信用力が増す。
信用力が増すことにより採用、営業活動、金融機関借入によい影響を与える。また新規取引開始やM&Aにおいても情報開示を行うことにより、交渉によい影響を及ぼす。
2、ガバナンスの向上
ガバナンスが向上し、一般市場へのステップアップとなる。
デメリット
1、適時開示
適時開示の必要性があり、事務、管理コストが発生する
2、上場コスト、維持コスト
新規上場料、年間上場料等がコストとして発生
特徴
1、株式のオーナー比率の維持
流動性の適用がないため外部の株主を制限することができる。
2、最短1年で上場
監査機関が1年でよく内部統制報告書、四半期報告書の提出も任意
3、J-Adviserによる上場支援
https://www.jpx.co.jp/equities/products/tpm/issues/index.html
4,東京プロマーケットと本則市場の違い
5,TPM経由で上場した事例