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美術館に行って得たもの

かなり前ですか、愛をテーマにした中近世の西洋絵画展に行ってきました。楽しかった〜〜

わたしの美術館モチベは「見てて楽しい」これだけです。難しいことは考えてないです。でも、ある意味正解なんじゃないか?と思う今日のこの頃。


ところで、写真に残らないくらい昔の時代の人たちの生活って文字で説明されてもイメージがわきにくくないですか。

そのせいなのか、この時代の人たちの「愛」っていわれてもいまいちピンときてなかったというか。

今のわたしたちと同じように誰かを愛おしく思っていたと言われてもちゃんと信じられなかったんです。

天使や女神が出てくるような「愛」をテーマにした絵画は、綺麗で大好きです。

でも、現代を生きるわたしの感覚ではその絵から「愛」は見いだせないんですよね。

わたしの感覚で「愛」が見いだせるような絵がないことからつい、理解できるような「愛」は当時存在しなかったと思ってしまうんです。

白黒ビデオを見ていて、昔は世界が白黒だったと勘違いしちゃう子どもと同じようなものだと思います。

中世近世のヨーロッパなんて、時代が時間的に離れているのに加えて場所も地理的に離れていますよね。二重に離れているんです。身近に感じられないから簡単に理解できないのは当然ですね。

それで。テーマが「愛」であった今回の展覧会。
展覧会にいって、「誰かを愛おしく思う感覚」はたしかに変わらず存在していたかもしれないと思い直しました。

現代のわたしたちと何も変わらない、好きな人で頭がいっぱいになってしまうような、神聖でもない普通の感覚。

白黒ビデオで撮ったからといって色が世界になかったわけではないように、人間中心主義になってからのいきいきとした愛の描かれ方からは、それ以前にも決して描かれなくても存在していたものがあったのだとはっきり分からされました。


これからも「見てるとなんか楽しい〜」っていうゆるいモチベで楽しく美術館行きたい。

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