読書の目的が違っても(企画参加)
こちらの企画に参加させて頂きます!
珈琲次郎さん企画ありがとうございます(^-^)
私は読書が大好きだ。
積読がもしなければ不安だし、
暇な日があれば一日中本を読んでいたい。
何を読むのかというと・・・
なんでも読む。
小説、エッセイ、教養書、洋書も。
レシピ本を読むのも楽しい。
私にとって読書は“間接的に”自身の血になり肉になっていくものだ。
読んだSF小説が直接仕事の役に立つ事はないし、
ジャングルや南極に行った人のエッセイが実生活で役に立つことも少ないだろう。
だが読書は本当に日々の積み重ねで人生を豊かにしてくれる。
漢字や語彙力も少しずつではあるがついてくるのだろうし、ふと耳にしたニュースが昔読んだ本の知識と繋がることもある。
エッセイで勇気付けられたり、
もちろんエンタメとしてドキドキワクワクと感情を豊かにしてくれる。
一方の夫はというと・・
私から見て夫の読書は“直接的”だ。
税金について知りたくなればその類いの書籍を読む。
労務で悩めば労務についての本を読む。
仕事熱心な夫はビジネス書を読むことが多い。
そして小説を読むということがない。
私が高校生の時に夢中で読んだ村上春樹著「ノルウェイの森」は1ページで挫折したそうだ。
ずっと読みたいと言っていた山崎豊子著「沈まぬ太陽」が進んでいる気配は一向にない。
だが夫はフィクションでも漫画は読む。
それも優しい性格に似合わず残酷な描写の多いものが大好きで、「闇金ウシジマくん」や「殺し屋1」を読んでは聞いてもいないのに拷問シーンを説明してくる。
これは直接的な『刺激』を得られるためだろう。
このように私たち夫婦には選ぶ本に全く共通点がない。
同じ作品を読んで盛り上がれたらどんなに楽しいだろう。
(二人とも子どもの頃に「ズッコケ三人組」を読んでいたことが最近判明したくらい。)
だが私たちがたまにやるデートがある。
カフェで読書デートだ。
歩き回ると疲れる夫にはこれは結構良いらしい。
コーヒーを飲みながら落ち着いた店内で各々本を読む。
とても素敵な時間だ。
たまにちょこっと会話する。
本の世界に没頭していても、ふと顔を上げてそこに夫がいるとなんだかほっとする。
夫もそうだと嬉しいのだが・・。
そんなわけで私たち夫婦は読書の目的は全く違うが意外と同じ時間を共有できている。