フクロモモンガのヤング期とは?
実は、フクロモモンガは3つの成長段階に分かれています。
はじめは生まれたばかりのベビー期。
誕生~脱嚢後4か月まで。
次に来るのがヤング期。
脱嚢後5ヶ月~10か月まで。
そしてヤング期以降のアダルト期。
誕生後1歳~。
人間の成長段階と同じような感じですね。
幼少期、少年期、青年期みたいに。
そしてフクロモモンガは3つの成長段階に応じて
育て方に工夫が必要です。
これまでもベビー期に気をつけることなど
お伝えしましたが、今回はヤング期の育て方ついてお伝えしていきます。
フクロモモンガのヤング期
この時期は、性成熟するまでの期間で
初めて発情を経験します。
実は個体差は、この時期から生まれてきます。
活発になる子、意外と静かなタイプ。
エサの好みなどなど、、、。
ただ、この時期に偏食を起こしやすく、
エサの与え方には十分注意が必要です。
まだヤング期に入ったばかりの頃は、ミルクを中心に与えていきます。
その後、ペレットに切り替えていくのですが
このタイミングでフルーツなどの副食を与え過ぎると
そればかりを好むようになり、主食のペレットをあまり
食べないようになるかもしれません。
もし、フルーツなどの副食ばかりを好んでしまうと
ペレットなどで補える栄養が少なくなり、病気をしてしまいやすくなります。
すると病院に行く回数が増えたり、日常の世話が大変になります。
なので、副食は出来るかぎり少なめにし、
ペレットに切り替えていくのが望ましいでしょう。
フクロモモンガにもある思春期
そして、このヤング期特有の辿る道が思春期です。
人間の思春期はどうだったでしょうか?
自我が芽生えだして、情緒不安定であったりしましたよね?
そのような傾向がフクロモモンガにも見られます。
激しく動きまわるときもあれば、噛み癖が出てきたり、、、。
なのでこの時には、おもちゃをゲージ内に
置いてあげることが大事になってきます。
本当に行動量が増えるので、
おもちゃで遊んだり、おもちゃを噛んだりする行為が目立ち始めます。
この傾向が見られたら、「あ~、今思春期を迎えているんだな」と
温かい目で見守ってあげてください。この時期は、誕生から1年未満の非常に短い貴重な時間ですから。
あまり慌てず、これらの知識を持って
接していただければと思います。