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ロクデナシの美しさについて2

皆さんこんばんは。今日も引き続きロクデナシの美しさについて歌詞の観点から考えていきたいと思います。

3. 「そうやって過ごした日々にいつかいつか意味はできるの?」
そうやってとは涙を流してという部分ですね。
簡単に言ってしまうと「つらい日々が報われることはあるの?」と問うているわけです。これを「意味はできるの」と言い換えています。このことも誰もが一度は考えたことはあるのではないでしょうか??
また「いつか」を2回繰り返すことによってどこか願望めいたニュアンスも含まれているように感じました。

4. 「こうやって傷つく夜にひとつ光の音が」
泣いて過ごす日々をを今度は「傷つく」と表現しています。そしてそこに希望をもたらす光という表現が。直前を夜にしていることでより際立ちますね。

5. 「嗚呼、やがて来る明日の前でもう怖くないって言えるように」
4で「夜」と直接的に表現したことによりすっかり聞き手のイメージは夜になっています。

6. 「ただ愛が灯る 優しく灯る 今日は今日は笑えるように」
ここで「光」を「愛」に変えてそれが灯ると表現しています。「愛が灯る」光なので照らすといった表現が一番に出てくるとは思うのですが、ここで「灯る」という言葉を選ぶセンス。「灯る」という表現を使用する事により聞き手の多くはロウソクのような光描写をイメージすることになるのではないでしょうか。無常観をはらんでいる表現で美しさの源泉はここらへんにあるのではないでしょうか。

書きたいことはまだまだたくさんありますが今回ははここまでです。
読んでくださった方有難うございました。

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