結婚も出産も、それはスタートであり「ゴール」ではない。
先日ネットで何となく「自分診断の魅力診断」のようなものをやってみたところ、とある婚活系自己啓発セミナーのようなものに行き着いた。
とりあえず無料説明会へ。みたいなボタンを押してみたところ、秒で電話がかかってきてアポイントを取るよう求められた。圧が凄い、圧が!
そのセミナーのブログ的なものを覗いてみると、男性からLINEが確実に返ってくる方法なるものが書いてあり。「とりあえずお相手の興味のあるものに共感しまくれ!」とある。
「お相手の興味あるもの」=「自分も興味ある」ならいいけど。自分自身が一切興味の湧かないものに共感しまくっても、後々の関係が続かんだろうよ。結婚したら四六時中一緒にいるんやで。バレるよ絶対に、こっちが興味ないのは…。
そもそも「LINEが返ってくる」のがそんなに重要なのだろうか。好きでもない相手でも返す時は返さないか?例えば「インフルエンザで40℃近く熱が…」とか、送られてきたら、全く恋愛対象にならない男性だったとしても「お大事にね」って返すよ、一応。
そういうセミナーって「結婚する」のがゴールであって「結婚してから」の、ことを考えてないような気がする。とことん相手ベースに自分を努力してねじ曲げて、仮に結婚まで行きつけたとしても、後々破綻するって。
同じことが出産にも言えると思う。苦労して苦労して妊活して妊娠して出産しても、それはゴールではなく間違いなくスタートだ。
私も妊活の為、ビワの葉のお灸や産婦人科に足しげく通って息子を授かったが、今思うと間違いなくあの「オギャー!」の瞬間はゴールではなく、長い長い闘いのスタートであったと思う。
結婚したら幸せ、出産したら幸せと思われがちだけど。単にそれは新しいフィールドのスタートラインに立っただけのことであって、その先々歩む道のりの全てが「幸せ」とは限らないのだ。
離婚して発達障害の息子がいる私なんざ、
そう思う。冷めた考え方なのかもしれないけれど、ね。
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