発達障害と良好に付き合える性質とは何か?
来週うちの息子は遠足に行く。5人程のグループに分かれてクイズラリーをするらしいのだ。
自閉症スペクトラム、協調性ゼロの彼がグループで!クイズラリー!!担任の先生から聞いた母は思わず言った。「温厚な子か、面倒見のよい子と組んでください~(泣)」
そして気づいた。これだ!発達障害を持っている人と良好に付き合える性質はこれなのだ。
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例えば、待ち合わせに必ず遅れてくる人がいたとする。温厚な友達ならどうか?「あいつ、いつも遅れてくるよな、一体いつ来るんだろ?」「ま、いいか。カフェでお茶でもして待ってるか」と、なる。
では、面倒見のよい友達ならどうか?必ず遅れてくることを知って、あらかじめ対策を打つ。「◯◯くん、集合は◯時だからね」「家を◯時に出て、◯駅についたら、◯時の電車に乗って来てね」と、なる。
一概には言えないところもあるが、温厚なタイプは男子に多く、面倒見のよいタイプは女子に多い気はする。そういうお友達と一緒にいると発達障害のある本人が大変助かることは間違いない。だが、そこにはデメリットというのもある。
温厚な友達に「困った特性」が許容され続けると、本人がそこを正す気が一切なくなり、他の友達に同じように振る舞ってブチギレされる可能性がある。
面倒見のよい友達だと、サポートにより本人が向上していくことは間違いないのだけれど。残念ながらそのサポートで、発達障害のある人間が必ず上手く出来るとは限らない。どうやったってつまづく時はつまづくのだ。
面倒見のよい人にとっては自分が必死で心を尽くし手間をかけて対応したにも関わらず、相手が出来ないとなると、場合によりイライラきて感情が爆発する。
発達障害児の母親をしていて思うが、この「温厚さ」と「面倒見」のさじ加減が本当に難しい。本人が苦手なことを出来るようになるよう甲斐甲斐しく世話を焼いてやりながら、それでも結果として出来なかったとしたらその時は温厚に許容する。
無理よ、
誰もそんな天使にはなれませんて。
とはいえ、理想はそこなのである。
母親である以上私には責任というものがあり、そこを目指してやっていかねばならないのだけれど。友達ならそこまでのことはしなくていと思う。
ただ、温厚な友達はちょっぴり相手を注意してやって欲しい。「僕だから許されてるけど、君のそういうとこ、アカンで」と。
多分テヘペロ顔で信頼されると思う。
面倒見のよい友達は甲斐甲斐しく世話を焼いてやりながら、ちょっぴり思っていて欲しい。「私がここまで言っても、無理かもな…」と。そして世話を焼いてやった甲斐あって、本人が上手く出来たら、相手のことも頑張った自分自身のこともめっちゃ誉めてあげて欲しい。
間違いなく懐いてくる。
さて、来週の遠足息子は無事にグループワークとやらが出来るんでしょうか?
知らんけどな、
って、結局知らんのかーい!
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