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最後から2番目の「恋物語」じゃなくて「挑戦物語」です。63

私鉄の乗換駅改札前で二女と合流、予定通りの電車に乗り込みます。
二女と電車に乗るときは駅員さんにお願いしなくても大丈夫です。
多少の段差はベビーカーを乗せるときのように前輪のキャスターをあげ、
なれた動作で線路と車両の間を超え車椅子を車内に乗せられます。

いったいいつ頃からこんなことができるようになったのでしょう。
気がついたらしっかりと私をサポートしてくれるようになっていました。
本当に感謝です。

電車が走りだすと、今度は姉妹でLINEをやり取りし、途中の駅で長女が乗り込んできました。これで全員集合です。

この頃3人で行動する機会が増えてきたように思います。数年前まではここに母が加わり3世代母娘でしたが、今は時々長女の夫が仲間に入ります。
アラサーの娘二人+アラフォーの婿殿+あら古希の私というメンバーですが、不思議と話が盛り上がります。時のたつのを忘れるほどに話すこともあります。

公演会会場の最寄り駅で下車。ランチをしようとうろうろしましたが、
目惜しいお店が見つからず、珈琲館に入りました。
入り口に2段、店内に1段段差がありましたが、
二女がいつものように上げてくれました。

もし1人でしたら、段差のないお店を探してうろうろしなければなりません、古い街のお店はたいてい入り口に段差があり、お店の人に上げていただこうにも扉が閉まっていては声もかけられません。
最後の手段は通りがかりの人を捕まえるしかありません。
これは、ちょっと勇気がいります、特に電動車いすはとても重いのでお願いしずらいのです。
ベストは、自動ドアの段差なしですが、駅近くの商店街などはなかなか難しいですね。

ナポリタン、ホットケーキ(パンケーキではありません)ホッとサンドを注文し、開場時間が来るまでおしゃべりをしていました。

いざ、出版記念講演会とやらへ初参戦です。
エレベーターで3階の会場に向かいます。エレベーターを降りるとFacebookのコミュニティでご一緒させていただいている方がスタッフとしてステキな笑顔で迎えてくださいました。

席を用意しておいてくださったようで前の方のとても良い席まで案内していただき、ちょっと時間が長いので、座席に移ることにしました。
こういうホールはたいてい車いす用のスペースがあり、車いすのまま観覧します。
一般席は階段状になっているので、車いすでは行けませんが、このホールは通路がすべて緩やかなスロープ状になっていました。

800名収容のホールは台風の影響にもかかわらず7~8割はうまっています。
座席に移ろうとしていたら、
「あどうも、ご苦労様です」と出版界のおやっさんが席まで来てくださいました。
感謝です。
なんだか知らない人ばかりで、それも明らかに違う世界の人たち感が溢れていて、ちょっと場違いのような気がしていたので、お会いできてほっとしました。
ごあいさつをして、娘を紹介して、昨日作った名刺をお渡ししました。

さあ、いいよ始まります。興味津々の車椅子おばあちゃんです。
でも、お腹いっぱいでちょっと眠くなってきましたよ~

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