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車椅子おばあちゃんのひとり旅?その25

世界ポリオデーのイベントに参加してきました。

世界ポリオデーのイベントが開催されるというメールが届きました。
私が参加させていただいているポリオの会の代表の方がトークショーをされるということなので、応援に1人でお出かけです。

場所はアークヒルズのカラヤン広場。
14:00からトークショーが始まるとのことで、経路を調べていつもの通り出発進行!

新宿乗り換えは不安があるので、少し遠回りですが横浜周りで行くことに決め、いつもの私鉄駅の改札窓口へ。
乗り換え1回で目的の駅につける経路です。
いつものように駅員さんに「○○駅で乗り換えて△△駅までお願いします」

駅員さんはメモをとり「今から乗換駅に連絡しますから少しお待ち下さい」
しばらく待っていると駅員さんが出てこられました。

「申し訳ありません、乗り継ぎの駅に連絡したところ、今駅員がいなくて車椅子の方の乗り換え対応ができないって言われちゃったんですよ」
「へ?」
この首都圏の駅でそんなことがあるの?
地方ならともかく、え?
おどろいて口をあんぐり開けたまましばらくフリーズしてしまった私です。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
頭の中で一生懸命他の経路を思い出して「××駅ではどうですか?」
そういう私に駅員さんは困った顔で
「いや、それにしても今から連絡するので、この電車は間に合わないんですよ」
「え?これに乗れないってことですか?」
「ええ、ちょっと時間がかかるんで」
そんな〜
トークショーに間に合わないじゃん!

余裕を持って早めに家を出て、この駅にも早めに到着はしていたけれど。
以前駅員さんから「あんまり早く窓口へ来なくても、20分前くらいにきていただければ大丈夫なので」
と言われたことがあるので、わざわざ時間を潰してから窓口へ来たのに、乗れないって・・・

駅員さんはさあどうするって言いたげに私の前に立っています。
仕方がありません。
この電車は諦めるしかないでしょう
「じゃあ、とりあえずこの電車はキャンセルで、ちょっと他の経路探してみます」
「そうですか、すみませんね」
そういって駅員さんは一旦もどっていかれました。

無情にも私が乗りたかった電車はホームを走りだしていきました。

さあ、どうしよう
こんなこと想像もしていませんでした。
乗り換えができない駅があるなんて…

再度、経路を検索して次の電車に変更すると30分くらい後になります。
いやいや、絶対間に合いません。

仕方がない他の路線の電車で新宿経由で行く?
今から戻って別の改札でまたお願いして、新宿で乗り換えでまたしばらく待って…
考えてみると、それほどの時間差はなさそうですが、少しでも早く着きたい。
よし、決めた。
違う路線の電車に変えることに決めて、入場処理を取り消してもらおうと
改札の窓口へ声をかけました。
「すみません、ある〇線で行くので…」
すると他の駅員さんが行けるルートを必死で探してくださっています。
キャンセルは申し訳ないなー。
そんなに時間が変わらないから、もういいや、このままお願いしよう。

どっちにしても、もうトークショーは間に合いそうもありません。
乗り換えができる駅を見つけて連絡をしてくださり、
30分後にやっと電車に乗せていただけました。
「お手数をおかけしました、ありがとうございました」
とりあえずお礼を言うと…

その時駅員さんがおっしゃったのは
「いやあ、すみませんでしたねえ。前日にご連絡いただけると助かるんですが…」

えっ?
いやいやそれはなくないですか?
駅員さんがいなくて、車椅子の対応ができない駅はどんなところなのでしょうか?
一度行ってみたいと思う、車椅子おばあちゃんでした。
トークショー、終わっちゃってるだろうなぁ

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