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最後から2番目の「恋物語」じゃなくて「挑戦物語」です。51

さて、自分はもしかしたら世間様の常識のラインを超えてしまっているのかもしれないと自覚し始めた車いすおばあちゃんですが、もうどうにも止まらない!
朝もはよからノートパソコンを開きます。
「海外留学」
「シニア」
「車椅子」
「スウェーデン」
検索ワードを打ち込んでエンターキーを押すと・・・
なんと!私のnoteに投稿した記事が・・・
「へ?」「え?」「そういうこと?」
それほど情報が少ないのでしょうか?
検索ワードを色々変えていたら

織田友理子さんのキラキラ輝く記事が目にとまりました。
素晴らしい経歴をお持ちの超有名な車椅子ユーザーです。
思わずクリック。ページを開いてため息がこぼれます。
「きれいだなぁ」
「カッコイイ!」
「かしこいのねぇ~」
「素晴らしい!」
「すごすぎるぅ」
感嘆の言葉しか出てきません。
プロフィール欄をあれこれ勝手な想像をしながら読み進めていた時です。

「(公財)ダスキン愛の輪基金個人研修30期生として7月~12月デンマーク留学」

という1行に私の目が釘付けになりました。
「え?何これ?ダスキン愛の輪基金?」「もしかして、奨学金?」
そうか!そういう制度があるのかもしれない!
私は即検索しました。

”第45期 2025年度 海外研修派遣生 募集”
申込締切2024年9月30日(月)

「やった!まだ間に合う!」
はやる心を抑えて募集要項を読み進めました。

"この事業の趣旨は、海外で研修をいただく方が、地域社会に貢献したいと志す「リーダー育成」という大きな願いがこめられています。学んだことを自身のものだけにとどめず、多くの人々に広めるという観点を障がいのあるリーダーに託しています。"

「うんうん、なるほど、すばらしい!」
ところが次の瞬間私は現実を突きつけられたのでした。
「そうだよね~、やっぱりね~」

"本年度募集させていただきますのは、以下の2種類となっております。
・個人研修 応募資格2024年9月30日時点で18歳以上40歳までの方
・ミドルグループ研修 応募資格25歳~45歳くらいの方"

ですよね、当然のことです。
はい、失礼いたしました!
お若い障碍者の方!ぜひ、ご応募ください!

スウェーデンでの生活を体験してみたいけれど、費用の問題は一番の悩みの種です。
いったいどのくらいかかるのか、お葬式代に確保してある金額で収まれば、それを使ってしまおうと思っていますが、予算オーバーの場合は諦めなければならないかもしれません。
まあ、調べてみて無理なら納得できますからね。

とりあえず、いま大震災が起こっても後悔しないように、やりたいことをして、食べたいものを食べて、飲みたいビールを飲もうと今夜もキッチンへ向かう車椅子おばあちゃんです。

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