車椅子おばあちゃんのひとり旅?その28
沖縄!那覇3泊4日徘徊の旅~#2
那覇空港の国内線到着ロビーを出ました。
さて次はどうしよう?
実は出発の数日前に担当のケアマネさんから教えていただいたことがあります。
なんでも、那覇空港にバリアフリーツアーセンターというところがあるらしく、そこでいろいろ相談に乗っていただけるのではないかということでした。
なので、行ってみようと思います。
「ええっと、どこかなあ」
とりあえず何階にあるのか、スマホで検索をしてみました。
那覇空港1階と書いてあります。で、1階の端から端まで車椅子でウロウロしてみましたが・・・見当たりません。
「おかしいなぁ」
フロアマップがあったので見てみましたが、載っていません。
「撤退しちゃったのかも」
そうだ!インフォメーションに聞いてみよう。
インフォメーションのカウンターは修学旅行の学生らしきグループがいろいろ相談していたのを横目で見ながら何度も通りすぎていました。
「すいません、バリアフリーツアーセンターっていうのがあるって聞いてきたんですけど・・・」
インフォメーションにいらしたのは年配の男性スタッフでした。
「ああ、そこの観光案内の隣ですよ」
「え?」
よく見ると、ありました!
窓口へ行き「すいません、車椅子で1人で何の予定もなく来たんですけど、車椅子で観光できるところとか教えていただけますか?」
「那覇の周辺で、モノレールで移動できる範囲がいいんですけど」
なんというへんてこりんな尋ね方でしょう。
「大丈夫かい?このおばはん」
私がスタッフだったらきっとそう思います。
でも、優しいスタッフの方は
「そうですねぇ、ちょっと範囲が限られちゃいますけど」
そういいながら、パンフレットを色々出してきてくださり。
「ホテルはどちらですか?」
と言ってホテルまでの道順や、そこから行ける
首里城・沖縄県立博物館、美術館・かりゆし水族館・併設されているショッピングモール・DFS・国際通りなどへの経路や道路の様子など
とても丁寧に、親切に教えてくださいました。
「一人で初めて飛行機に乗ってきたの?
それはすごい勇気だわ。気をつけて、楽しんでください」
「モノレールはそこのエレベーターで2階ね、どのモノレールでも大丈夫だから、ホテルは下りたら左へ行って・・・」と最後まで心配そうに念を押して見送ってくださいました。
ほんとうにありがたく、心があったかくなりました。
勇気をたくさんいただいて、いざ!車椅子で一人で乗り込めるらしいモノレールに挑戦です。
(因みに、ユリカモメという東京のモノレールもスロープなしでも乗れるようにはなっていますが、いつも係員の方が念のためにとスロープをかけてくださっています。)
大丈夫かなぁ、ホームと車両の間にキャスター落ちないのかなあ
とっても心配な車椅子おばあちゃんです。