車椅子おばあちゃんバリアフリールームの旅~コートヤードバイマリオット札幌~#4
翌朝です。
「さあ、今日は朝から回転ずしだ~!」
とはいえ、昨夜のパフェのせいか胃が重い~
私は朝の支度に時間がかかるので早めに起床、ごそごそと支度を終えたころ
「おはようございます~」
婿殿が起きてきました。
「実は・・・」
長女が胃痙攣をおこし、昨夜は眠れなかったとのこと、
「え~?だいじょうぶ?」
「薬は?」
「飲んだ」
「まだ痛む?」
「だいぶ落ち着いた」
何もできない母は、おろおろするばかりです。
とりあえず、ゆっくり寝ているのが一番、疲れも出たのでしょう
いろいろ気づかいもしてくれる娘です。
で、みんながみんなホテルにいては余計気にするでしょうと娘の看病は婿殿にお任せして、妹と二女と私は朝食の美味しいパンを求めて街へ繰り出しました。
ホテルの外へ出ると、少しひんやりとした午前中の空気に包まれます。
雪国のせいか、道路面はかなり凸凹しています。
そのうえ工事中の場所が多く、電動車いすの太めの前輪でもかなり苦心をして、注意深く走ります。
これは、手動式の小さなキャスターの車椅子では走るのが大変そう、さらに路面電車なるものが走っていて、道路を渡るときはちょっと怖かったですね、前輪がはまったら大変です。
歩道と車道の段差もやっぱりかなり急でした。
地元の車いすの方は慣れていらっしゃるのでしょうか?
街を歩いている時に 車いすの方とはあまりお会いしませんでした。
よく考えてみると、車で目的地やお店に行ってしまえば車いすで道路を横断することもあまりないのではないでしょうか?
たしかに、私も自分で車の運転をしている時は街中を歩くことは少なかったような気がします。
でも、街歩きはとっても楽しいので私は大好きです。
まだ、踏切は怖くて渡れませんけれど。
目指すパン屋さんは、まず「朝だけパン屋さん」ラーメン屋さんの店舗で朝の限られた時間だけ営業しているパン屋さんです。
中へ入るとすぐのカウンターに可愛いパンが並べてありました。
そして、壁には美味しそうなラーメンや、餃子、チャーハンの写真が貼られています。
思わずそちらに目が行き、
「美味しそー」
お腹がすいてきました。
次のお店は可愛いパン屋さんで、イートインコーナーがありました。
コーヒーとココアを注文、買ったパンを温めていただいて三人で朝食です。
「北海道小麦」とか「北海道バター」とか「十勝小豆」などという言葉に魅せられ次から次へとトレーにパンを乗せてしまいました。
さらにもう一件パン屋さんを回って、ホテルで休んでいる二人の分も含めて買い込み帰りました。
途中で中島公園に寄り道。
ほんの少し紅葉が始まっている樹々をみながらのお散歩は最高でした。
さて、午後はどうしましょうか?
長女の体調が心配です。