見出し画像

車椅子おばあちゃんのひとり旅?その33

沖縄!那覇3泊4日徘徊の旅~#7

戦い済んで、夜が明けて。
スマホのアラーム音が聞こえてきました、
「ん?あれ?今日は何曜日?」
寝ぼけた頭で今日の予定を思い出そうとしています。
自宅のベッドにいるつもりでした。
「あ、沖縄だった…」

私くらいの年齢になると大抵の方は朝早くに自然と目が覚めるようです。
もちろん私も決まった時間になるとある程度は意識を取り戻すことがありますが、スマホで時間を確認し、ちょっと早いなと思うと再び意識を失います。
ところが、そうなると次に意識が回復した時は大変なことになったりします。
でも、慌てたたところで身支度をする速度を早めることはとてもできません。
なのでそのあとの予定を変えることになります。

けれども、今日は予定を変えるわけにはいきません。
明日の天気予報は雨マークです。

昨夜バスルームであれだけ格闘をして心身ともにくたくたになっていたはずなのに、意外とすっと起きられたので、さあ、支度をして出かけよう!
勢い良くベッドから起き上がろうとしてまたもやひと仕事でした。

自宅のベッドには手すりがついていて、いつもそれにつかまって体を起こしています。
「あ、捕まるところがない…」
仰向けに寝たままベッドの周りを手で探ってマットレスのわずかなヘリをゲット!
どうにか起き上がることができました。
「なせばなる」です!

着替えをし、顔を洗い、メイクして、昨夜食べきれなかったゴーヤチャンプル丼の残りと野菜ジュースで朝食を済ませました。
部屋の重いドアをどうにか開けて。

さあ、出発!
目指すは首里城!

地図もろくに見ず、
とりあえずモノレールで首里駅という駅まで行こう!
まあ、行けばどうにかなるでしょう。

幸いなことに、昨夜夕ご飯を求めてホテルの周りをぐるぐる彷徨ったため、さすがにモノレールの駅までは行けるようになりました。
モバイルSuicaが使えるのでピッとして、エレベーターを使いホームへ行きます。

1人で乗れるかドキドキしていたら、先に並んでいた人たち全員が私に先頭を譲ってくださいました。
ちょっとどうしようかと思いましたが、せっかくのご厚意なので素直に先頭で待たせていただきお礼を言うと、みなさんとても嬉しそうにしてくださっています。
あ、私きっとこの人たちの幸せにお手伝いできてるかも!
勝手にそう思っていい気分になっています。

まもなくモノレールがホームに滑り込んできました。
行けるか?
慎重に1人で乗りこみます。
なんとも言えない解放感に、私は1人でどこへでも行ける気がしていました。
首里駅に到着、スムーズに下車。
さあ、ここから大冒険が始まる予感に武者震いです。

昨日空港のバリアフリーツァーセンターで伺った時に
首里駅から徒歩で20分くらい、上り坂になっているとのことでした。
でも。電動車椅子で行ける程度らしいので、面白そうです。

沖縄では見なかったアクセスマップ

何も考えず、前の人の後をついていく車椅子おばあちゃんです。


いいなと思ったら応援しよう!