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車椅子おばあちゃんのひとり旅?その16

静岡県掛川市『駄菓子屋横さんち』を訪ねて・・・

新幹線こだまの停車駅小田原は外人さんだらけです。
私はワクワクしながら、隙あらばちょっと話しかけてみたいなと思いつつ
まあ、意気地なしでした。

前日に小田原駅の車椅子案内担当窓口へ電話をして新幹線の多目的室を予約しておきました。「当日30分ほど早くおいでいただき窓口で切符を購入してください」とのことでしたので早めに小田原駅に到着。
私鉄の改札を出るとみどりの窓口が目に入りました。

私は勇んで中へ。外国からの観光客らしきグループが何組か順番待ちをしていたので、私もタブレットを押して番号がかかれている券を取り順番の列に並びました。

案内の女性が、外国人の方に付き添って券売機を操作し、チケットを発券していました。
英語で会話をしています。
「すごいなあ、いいなあ」
と見とれていたら私の番号が呼ばれました。
窓口は立っている人に丁度良い高さになっています。
私はちょっと伸びをして
「新幹線の多目的室を昨日電話で予約させていただいてある○○と言います。チケットはまだなので購入したいのですが」と説明しました。
「どの列車ですか」「こだま○○号です」
窓口の方は「確認してきますのでちょっとお待ちください」と言って奥へ行ってしまわれました。

あれ?窓口に連絡しておきますって言ってたんだけど…
しばらくして、「あの、東日本と東海とどちらにお電話いただいたかわかりますか?」
「???」
「えっと、小田原駅の車椅子案内という電話番号にかけたんですけど」
「そうですよね、2か所あるんですよ。おかけになった電話番号とかわかりませんか?」
「ちょっと待ってください」
私はあわててスマホの発信履歴を確認しました。
私が電話をしたのは『JR東海』で、今いるみどりの窓口は『JR東日本』なのだそうです。
「申し訳ありませんがあちらのエレベーターで2階へ上がって『JR東海』のみどりの窓口でお願いします」
「え~!ほんとですか?」
「ああ、そうなんですね、わかりました」

乗車予定の新幹線の発車時刻に間に合うかしら、スマホを見るとまだ大丈夫1時間ほど早めに来ていてほんとによかった。

エレベーターに乗り、2階の『JR東海』のみどりの窓口に並び、やっとチケットが買えました。
次からは『JR東海』か『JR東日本』かちゃんと確認しなければ、と一つ賢くなりました。
それにしても、同じ駅で同じJRなのに、と不思議です。

まだ時間に余裕があったので、トイレに行っておこうと思いましたが、駅のトイレは使いたくありません。でも、ホテルはだいぶ離れています。
「そこまで行ってる時間はないなあ、どうしようかなあ」
ダメもとで、駅の車いす用トイレを見に行ってみるか。
「使用中かな、汚かったらヤダな、そしたら我慢しちゃおう」
案内板を確かめて、恐る恐る行ってみました。

よくあるのが、使用中でなかなか空かずに時間が無くなってしまうこと、
しばらく待って中から普通の男の人が出てくることもよくあります。
そうすると、もうはいりたくなくなります。
どうして多目的トイレは男女別ではないのでしょう。
男性が使った後は便座周りが汚れていることも多く、あちこち手すり代わりに触らなければいけない私は本当に困ります。
結局使わずに我慢してしまいます。
ところが、この時のトイレはとってもきれいでした。
午前中の早い時間帯だったので、清掃が入ったばかりだったのかもしれません。

感動して思わず写真にパチリ!
バッグ掛けも低い位置にあり助かりました。

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