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人様にはさらせない脳内


ある土曜日

あいみょんのライブに行った。はじめての生あいみょん。一番のびっくりは、年齢層が幅広かったこと。ライブ中、おっちゃんたちが熱唱してるのがあちこちから聞こえた。その時のおっちゃんの声がすごく若かった。見た目は100%おっちゃんなのに、軽やかな声だった。おっちゃんたちも、平日日中は怖い顔をしてたり、疲労困憊な姿をしていたりするんだろうと色々想像してたらライブが終わった。

あいみょんはお肌が綺麗で、おめめがきゅりんってしてて、めっっっちゃ気持ちよさそうに歌ってた。かわいいでは言い表せない、目が離せない感じ。心奪われちゃう感じ。たぶんあのおっちゃんたちも心奪われちゃったんだろうな。

途中、あいみょんがステージから降りて客席通路をダッーッと走ってハイタッチする時間があったのだが、爆走するあいみょんを先導するスタッフさんの動きが俊敏すぎて心が奪われてしまった。スタッフの人はたぶん40歳くらいの男性。再びステージに上がる時のための小さい折り畳み椅子的なのを持って疾走していた。しかも低姿勢で、目立たないように。それでいてものすごい速さで走るあいみょんを確実に誘導していた。プロだなって目で追っていた。たぶんあの人逃走中とか強そう。


ある木曜日

最近ビールにハマっている。ついこの前までは「ビールなんて苦々。何であんなの好かれてんの?みんな逆張りしてんの?」って本気で思っていたし、いつだってハイボールがドラフト1位だった。が、最近は家で1人で飲む時もビールをひょいひょい選んでいる。「毎日ドラッグストアで今日のビールを1本ずつ買うくらいなら、ケースで買った方が安いか〜」とかまで考えている。

何でハマったのかを熟考した結果、1つの案が脳内多数決で勝った。それは「ビールの苦さが、日常生活と楽園との架け橋になっている」という説。どういう事かと言うと、私のようなパンピーの日常生活は苦い。卒論やらバイトやら恋愛やら苦いことが多い。たぶん社会人になったらもっと苦いことが増えるだろう。そんな苦さから距離を置くために、お酒を飲む。アルコールを摂取してご機嫌で楽園(酔園)で過ごすのだ。ただ、ここで甘いカクテルや、キャッキャしているワインなどを序盤から飲むと、あまりにも日常と離れすぎて、喉がびっくりしてしまう。「えぇ、さっきまで色んな苦々を飲み込んできたのに、いきなり甘いものきちゃったヨォ〜」てな具合に。だから、最初に苦いビールを飲んで、喉がカルチャーショックを受けないように、工夫して楽園行こうとしてるのだ。アルコールをある程度感じて、喉も酔園の中で麻痺してくると、パチパチしたハイボールやら甘めなフルーツサワーもすんなり受け入れることができる。ここまでくると楽園も充実してくる。ビールから始めることで、スムーズに楽園を建築できるよう、配慮してるのだ。

という案が私の脳内でぶっちぎりの1位だった。なるほど、みんな逆張りじゃなくて、楽園の建設中なのね。てか、ビールを苦いとまだ思っている時点で、ビールと心を通わせることは出来てないように感じる。なんのビールをケース買いしようかな♪


ある火曜日

はじめての記事を少し前に公開したが、約60人に見られ、4つほどいいねをもらえた。嬉しい。素人が書いた文章を、人に見られるなんて。キャ〜。公開した時は、誰にも見つからないだろうし、自分の考えていること(友達や人様に言うほどでもないこと)が世の中にフワフワ彷徨っているの、なんかおもろそうー程度の気持ちだった。私はインスタやTwitterなど、SNSで何かを投稿したことがないので、この「60見られ&4いいね」は新鮮な感覚だ。なるほどって感じ。

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