違和感を大切に
最近インディーゲームをちょくちょくプレイして久々にゲーム的な違和感を感じることができた。
この違和感をきちんと自分の中に留めて、自分ならどう作るかを考えることは企画の小さいけれど重要なトレーニングになる。
なので、大作や良作をそれなりにこなすのは良いけれど、インディーゲームやクソゲーも遊んでみるのが大事だ。
ゲームにおけるストレスはきちんと取り払わなければならない。
それが意図されたストレスなのか、意図してないストレスなのかも見極める必要があるし、用意したストレスの要素同士が不整合を起こすなら、優先順位を決めていずれかを捨てる必要も出てくる。
いわゆるゲーム上の不親切や理不尽は、大きなものだと気づきやすいが小さいものだとふと見逃してしまう可能性もある。
自分が開発しているゲームなら仕事量が多すぎる、または視点が足りなすぎて見逃す可能性がより大きい。
そういったものを見逃さないためには、違和感を感じた瞬間をきちんと留めておくこと。メモをとってもいいけれど、ゲームが進行してしまって流れでスルーしてしまうこともある。だからこそ、「ん?」と思った瞬間だけ覚えておいて、後で少しでも思い返してみる。自分が感じた違和感が何だったのか言葉にできるまで考えておくと、いざ自分が開発するゲームで気をつける点にもなるし、ゲームレビューの際に素早く指摘を出すこともできる。
違和感はスルーしない、クオリティの高いゲームを作る時は是非意識してほしいところである。