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MリーガーがYOUTUBERになるのをどう見るか?


 今や多くのMリーガーがYOUTUBEで自身のチャンネルを持っています。多くの選手がMリーグで自分が出場した試合の牌譜検討も行っており、この貴重な情報を無料でしかも何人分も見られるというのは何ともいい時代になったと言えます。今回はMリーガーとYOUTUBEの関係についてまとめたいと思います。*YOUTUBEをやっている選手の個別紹介などは扱っていませんのでご注意ください。

金銭的には「やる」一択


 MリーガーがYOUTUBEをやった方がいいのか?金銭面で考えるとプラスしかないと考えられます。Mリーグで得た知名度を利用して、自身でチャンネル開設すればそこでの動画視聴数によって自身にお金が入るわけですし、スパチャ(投げ銭)によってサポートを得ることもできます。
 また、知名度と人気向上にも利用できます。セルフプロデュースが出来るので、チャンネル開設によって人気がさらに出てこれば企業としても需要があるのでMリーガーとして残留しやすいですし、もし契約終了したとしても今後の活動のアテにできる部分もあると考えられます。
 デメリットを考えるとすればチャンネルに時間が取られること。肝心の麻雀を勉強する(というよりは調整する?)時間が削られますが、このあたりはどれくらい時間を割いているか選手によって異なるので何とも言えないと思います。ゲストイベントとの時間の取り合いはあるかもしれませんね。

それでもやらないMリーガー


 チャンネル開設すれば確実に金銭的にプラスになることが見込める、現時点でも人気があるのに始めていないMリーガーも多数います。堀さんや小林さんはあまり興味が無さそうなことを別のMリーガーのチャンネルにゲストで来た時に言っていました。それ以外にも寿人さんや滝沢さんも解説していません。(滝沢さんは競輪のチャンネルで牌譜検討をしたことがあります。)理由としてシンプルに時間が無いか、金銭的にも特にそこまで求めていないのかもしれないです。それにメリットのところで述べた、Mリーガーとして残留するため或いは契約終了後のアテとする考えもこれらの選手にとっては無縁に見えますね。

Mリーガー候補のプロの方が必至


 むしろMリーガーになりたい麻雀プロの方がYOUTUBE活動が求められている傾向があります。今やMリーガーになることが狭き門になっていて、プロ団体主催の大会で優勝しただけではMリーガーになれません。企業から需要があるように人気・知名度も持っている必要があります。それを示すのは必ずしもYOUTUBEでなくてもいいのですが、今の時代YOUTUBEを開設して人気を得ることが一番近道であるように思います。
 それを体現しているのがこのお方。

 渋川さんは雀王位を獲得し、YOUTUBE開設して登録者数3万人を超え、チャンネル内配信で雀魂の最高段位「魂天」にもなりました。もう片足だけMリーガーになっているとか、Mリーガーに最も近い男とか、鈴木優さんの方が明るくてかっこよくていいとか、いろいろ言われていますが来期のドラフトがどうなるかとても気になるところです。


クビ切り戦線上にいる選手が動くとざわつく


 Mリーグでの成績が芳しくなかったり、来期もファイナルに出場できなかった場合、チーム編成変更を余儀なくされるチームの選手がYOUTUBEを新たに解説するとちょっとざわつく傾向があります。
 つい先日、ドリブンズの丸山さんと村上さんが共同で「ずんまるチャンネル」を開設することを発表しました。村上さんが神域リーグに参加していることにも開設は関わっていると考えられます。

 やはりこの2人でチャンネル開設すると、「もし赤坂ドリブンズが来年も決勝進出できなかった場合…誰と契約終了するのだろう?」ということが気になってしまいます。ドリブンズは監督の方針で男性選手3人を多く出場させているくらいなので、育成枠の丸山さんを放つんじゃないかなと私は予想していますが、そうなった場合このチャンネルなんか気まずくならない?とか、誰しもが思いますよね。或いは契約終了してもドリブンズや村上さんの近いところにはいられるという考え方もあるかもしれないです。
 しかしこういったざわつき要素は選手たちにとっては残酷な結果をもたらす可能性がありますが、Mリーグのチーム編成変更制度にドラマ性を持たせること、残酷さを演出を加えられるかもしれない点で、Mリーグとしてはプラスに働いているとも考えられます。

そんなことよりもドリブンズはさぁ…


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