『スキップとローファー』における人生の取扱説明書
2023/10/15
afternoon.kodansha.co.jp
『スキップとローファー』が面白い。
すでにアニメ化もされてたと聞く。久しぶりに人間関係について様々な事を考えるきっかけを与えてくれる良作である。
今、8巻まで読み終わったが、そこで私の頭に浮かんだのは、以前ブログでも取り上げた岡田斗司夫氏の『人生の取扱説明書』だった。
(Webアーカイブ)
『人生の取扱説明書』で書かれる人間の4分類は、現実の会社や学校で出会う人間から、こういった作品のキャラクターに至るまでの様々な”人間”に対する理解を深めてくれる極めて優れたフレームワークである。
8巻まで読み終わった段階で、ふと、『スキップとローファー』の主人公を含めた女子高生4人(みつみ、ミカ、誠、結月)が、この4分類に比較的きれいに別れている事に気がついた。
普通は、作者がどのタイプに属するかによって作者と同じタイプが多くなったり、劣位のタイプが敵側になったりするのだが、4人の主人公格が綺麗に4分類に分かれる作品なは、ありそうでなかなか無い。
そこで、本記事では、「『人生の取扱説明書』における4分類について、主人公たち4人がそれぞれのどのタイプに属するか?そして、それぞれにタイプ毎にどのような方向性を進めば、彼女たちの人生の幸福度を最大化できる可能性が高まるか?」 について書いておきたい。
なお、本作に書かれる各キャラクターの分類については、私個人の偏見と主観によるものであり、解釈違いも当然の如く発生するであろうことは予めご留意願いたい。
『スキップとローファー』の主人公たち4人は、実に素晴らしく、魅力的である。彼女たちの前途に幸多からん事を心から祈念する。
皆、幸せになってほしい。
[:contents]
1.人生の取扱説明書
人生の取扱説明書については、過去、こちらの記事でも触れた。
重複するが、改めて主要部分を引用する。
後に詳しく説明しますが、人間の本質的な欲求は大きく4種類に分類できます。その4つの欲求には、個人毎に必ず偏りがあります。そこでその偏りに注目し、どの欲求を一番強く持っているかによって、人間を大きく4タイプに分類できるのです。その、4つのタイプとは、
・軍人
・王様
・職人
・学者
の4タイプです。ではこれから、その4タイプを説明しましょう。
・軍人タイプ
負けず嫌いで、常に勝ち負けや順位にこだわるタイプです。仕事も恋愛も家庭も、すべて他人と比較して、誰に対して勝ち、負けているか、客観的、社会的に見て自分はどれ位のレベルかをいつも計っています。当然レベルがあがることが喜びであり、下がることが悲しみや嫉妬になります。
とにかく、誰よりも注目されたい。ほめられたい。認められたい。かまわれたい。という欲求が強いタイプです。勝負で負けても、「惜しいね」と注目され、慰められさえすれば、あまり気にしません。逆に、無視されたり、ないがしろにされるのが、一番つらく感じるタイプです。
・職人タイプ
自分の考えている通りに、ものごとをやり遂げることにこだわるタイプです。客観的な成功や完成ではなく、他人の目からはわからない確固たる基準や理想像が自分の中にあって、それに近づく事が喜びとなります。逆に、いくら努力しても近づけないことが悲しみや怒りになります。
・学者タイプ
ものごとの仕組みや法則を、自分なりに理解・発見・推測することに喜びを感じるタイプです。たとえ勝負で負けても、なぜ負けたか分かれば納得し、他人から嫌われても、なぜ嫌われているか理解する方が大事な事です。逆に成功しても、その理由がわからないと落ちつかないのです。 前回、対角線上に位置するタイプ同士は、お互いに相手の欲求をほとんど持っていないと説明しました。つまり、王様タイプと学者タイプ、軍人タイプと職人タイプは、お互いに、最も理解しにくい者同士なのです。逆に、かなり正確にお互いの本音を推測しあえるのは、当然同じタイプ同士です。但し、同じタイプ同士だから気が合う、と言うわけではありません。むしろ、お互いの欲求が同じ方向に向かっている為に、利益が対立してしまうことの方が多いようです。
むしろ気が合うのは、隣り合うタイプ同士です。しかも、おもしろいことに、隣あうタイプ同士ではある法則に沿って、自然と「優位・劣位」という関係が発生します。
「優位、劣位」とは、なんでしょうか。
ある人に対してなぜか、あこがれを感じたり、近寄りがたい印象を持ったり、その人の言うことについ従ってしまったりする先入観、いわば心理的な位置エネルギーの低さを、「相手が自分より優位である」と表現します。同様に、相手を軽んじたり、組し易いと感じたり、かわいく感じたりする心理的位置を、相手が自分より劣位であると表現します。
この連載での4タイプの場合、職人タイプより王様タイプが優位、王様タイプより軍人タイプが優位、軍人タイプより学者タイプが優位、学者タイプより職人タイプが優位、と右回りに配置されます。お互いがそれぞれ優位にも劣位にもなるジャンケンのような構造なのです。
上記内容を前提に主要キャラ4人(みつみ、ミカ、結月、誠)が、どのタイプに属しているか、下記に分類してみた。
※今のところ岡田斗司夫氏が、『スキップとローファー』について、語っている資料は見当たらなかったが、以下の内容は上記のフレームワークを参考に、あくまで私個人の意見として記載させて頂いたという点についてご留意願いたい。
2.王様 岩倉美津未(みつみ)
2.1 「皆の喜ぶ顔が見たい!」(基本欲求:嫌われるのが嫌!)
みつみのモチベーションは、「皆の喜ぶ顔が見たい!」である。
だから文化祭でもついついキャパ以上の仕事を引き受けてしまうし、皆の期待を背負って大学に行くために東京に来たのだがら、まずは学業を最優先しようと考える。
みつみの二つ名である『しあわせインフルエンサー』という意識せず皆をしあわせにする特性はまさに王様タイプの特徴である。
そして、恐らく、母親の喜ぶ顔が見たくて子役をやっていた志摩氏もみつみと同じく王様タイプである。
だから、二人の会話は自然と空気の読み合いになる。そして、王様タイプ同士だからこそのズレが発生する。
これは、二人が付き合い始めた後に、みつみがからかわれた後、からかった人間に対して怒ってほしかったみつみと、怒るとかえって状況が悪化すると判断して怒らずに流した志摩氏とのすれ違いが描かれた。
両者とも人間の感情が読める分、読めるがゆえの期待値のすれ違いが発生する。
(結果的に別れを選んだ二人だが、個人的には、このカップルはうまく行かないのではないかと思っている。)
2.2 幸福度が最大になりそうな進路:総務省キャリア官僚→市長
そんなみつみの進路であるが、彼女自身が既に表明しているように、国家一種で総務省→退官後は地元で市長というキャリアプランこそが、彼女の人生における幸福度を最大させてくれる可能性が高い進路であると考える。(これを高校入学時点で自覚していることから、彼女は4人の中で最も自分の事をよくわかっている。)
みつみの故郷の石川県凧島は、ご多分に漏れず過疎に悩んでいる。残念ながら今後も地域の人口減少は不可避であり、これはみつみがどんなに優秀でも、この流れを逆回転させることは困難である。独力では不可能と言って良い。
よって、彼女の官僚としての業務は、地方インフラのリストラや地方自治体の合併、コンパクトシティ設立への居住地の集約など、全体的に撤退戦となる可能性が高い。かなり精神的にキツい仕事である。そのような仕事に自分の立身出世を第一に考える人材は、向いているとは思えないし、そんな人材は「なんで自分はこんなことをしなければいけないのか?」と不正に手を染める可能性が高くなる。
そんな状況で心が折れずに、不正に手を止めずに業務を前に進めることができる人材はには「この仕事の先に、(具体的に)喜ぶ人の笑顔がある!」という事がモチベーションになる人材である。
まさに、このような公的な業務はみつみの適職である。
また、以下のニュースにあるように、47都道府県のうち10人が総務省出身の知事である。
地方自治体への交付金の配分は総務省の管轄であり、各地方自治体は、少しでも自分たちへの交付金を増やしてもらうために、総務省の内部に詳しい出身者を首長として担いでいるように見える。
よって、総務省キャリアとして退官まで勤務すれば、みつみも地元の有力者から市長として担がれる可能性は十分にある。(順調に進めれば)スキのない完璧な人生設計である。
そのようなキャリアプランを彼女が志向している以上、志摩氏と結ばれる可能性は低そうだな、と考えている。おそらく、地方の行政の実情を学ぶために、彼女は地方自治体のあちこちに出向し、多くの転勤が発生する可能性が高い。
志摩氏が再び芸能界に戻った場合、活動の多くは東京になる。よって、生活面においてもすれ違いが発生する可能性が高い。
彼女のキャリアプランを考えると、どこでも働ける士業や完全リモートワーク対応可能なエンジニア、自営業や経営者などが相手ではないと家庭生活を営むのは難しいのではないかと考える。
3.軍人 江頭 ミカ(ミカ)
3.1 「嘗められてたまるか!」(基本欲求:負けるのが嫌!)
小学生の頃にクラスメイトが告白時に恥をかかされ、かつ太っていた事でいじめにもあっていたミカはコンプレックスが強く、嘗められるのをとにかく嫌う。
そして、コンプレックスを克服するために努力を重ねて、異性としてみられるようになっても、彼女は満足することなく、高校自体にハイスペックな彼氏を見つけるのだと自分よりも上のカーストに属する(とミカは思っている)志摩氏にアプローチを重ねる。
そのため、格下のカーストに属すると思っていたみつみには、当初は冷たく接していた。また、「チョコをくれない?」と言われた小渕氏に対しても傍から迎井氏が見れば、イラッとするくらいに下に見ていた。
このように他人を常に上か下かで判断し、常に嘗められないように努力を重ねるあたり、ミカは典型的な軍人タイプである。
おそらくミカは今後も引き続き努力を重ね、学業においても、就職においても、恋愛においても、子育てにおいても他人から嘗められるようなスキを作らないように努力しづつけるだろう。
おそらく、ミカにとっては人生は戦いであり、常在戦場なのだ。
3.2 幸福度が最大になりそうな進路:キャリアウーマン(ただしハイスペモラハラ男に要注意)
彼女にとって、何よりも重要なものは「他人の目」である。他人からどう思われるかが決定的に重要である。
みんなに「すごいね!」と言ってもらえるような職業や会社に入れれば、彼女の幸福度が最大化する可能性が高い。
努力が報われ、みんなに勝者として称賛される事こそが、彼女の人生にとって死活的に重要なのだ。
彼女の性格上、このまましっかりと勉強し、偏差値の高いブランド大学に入り、大企業に入り、安定した人生を歩む可能性が高い。
だが、ここで気をつける必要があるのは、高学歴や高所得の人間の中に少なくない数で潜在する、ハイスペックだがモラハラな男の存在である。
ミカは軍人タイプである。そのため、格上の人間が格下の人間を冷たく扱う事に対しては抵抗がない。
さらに彼女は自己評価が低い。
そのため、懸念するべき状況として、大学や会社で彼女よりもハイスペックだが、モラハラなサイコパス男に出会ってしまった場合、共依存により病んでしまう可能性が高い。
男「お前、本当に頭悪いな」→ミカ「確かに彼のほうが頭はいい」
男「お前みたいな、クズ女、付き合いのは俺くらいなものだな」→ミカ「確かに……」
残念ながら、彼女の中では整合性が取れてしまっているがゆえに、このような男に捕まってしまったら、抜け出すのは容易ではない。人生が破壊されてしまう可能性が高い。
こうならないようにするには、ハイスペックだが、モラハラをしない男性と早い段階で付き合って結婚したほうがよいと考える。
例えば、それはどんな男性だろうか?そもそもそんな男性はいるのだろうか?
いる。実際に作中にも出てくる。
迎井 司氏である。
まず、彼女は相手がハイスペックでないと、そもそも恋愛スイッチが入らない。実家が太く、学業も優秀で、多くのクラスメイトからアプローチもされている迎井氏は、十分ハイスペックな部類に入る。
また、1年時のバレンタインデーのエピソードでもわかるとおり、迎井氏はミカに対しておかしいと思った点はおかしいというタイプである。また、ミカも一時的に怒りを覚えるものの、翌日には志摩氏に告白する事を迎井氏にだけは打ち明け、告白にあたっての相談をしている。(これは、少なくともミカは、迎井氏を自分より下の人間だとは捉えていない事を意味する。)
迎井氏はその相談に対し、彼は最大限誠心誠意真摯に対応する。こうした事から、彼は付き合う女性に対しても大切に扱い、モラハラをしない可能性が高い。
みんなが羨む大学に入り、みんなが羨む会社に入り、みんなが羨む彼氏(ただし、モラハラをしない男)と付き合い、結婚し、みんなに「すごいね!」と称賛されることが、ミカにとっての幸福度の最大化であると考える。
軍人である彼女は、戦い、たとえ破れても、涙を拭いて起き上がって勝利目指して戦い続ける宿命にあるのだ。
4.学者 久留米 誠(まこと)
4.1 「もっと知りたい!」(基本欲求:知りたいのが嫌!)
2巻の裏表紙によると、まことは、年間100冊以上、小説を読む読書好きである。しかし、彼女は小説を書いているような描写は特にない。このことから、彼女はアウトプットのネタを探すために情報をインプットしているのではなく、情報をインプットする事自体を楽しんでいる可能性が高い。
また、2年になった最初にみつみの状況についてアドバイスを行うなど、観察等で得られた情報を分析するのも好きそうに見える。
このことから、彼女は学者タイプである可能性が高い。
かくいう私も自分を学者タイプであると思っているため、彼女を見ると完全に同業に見える。
4.2 幸福度が最大になりそうな進路:他人の成果物を評価し、分析し、組み合わせる仕事(編集者、コンサルタント等)
学者タイプの最大の弱点として、自分では何も始まりの成果物を作り出せないということがある。
いや、語弊があった。
学者タイプの成果物は、他人の成果物と成果物を組み合わせて作り出すことが多く、そのように作り出された成果物が最も高く評価される傾向にあるということである。
そのため、このタイプは、職人タイプと組んで成果物の品質向上に貢献するか、企業という他人が作った成果物に様々な適切なフレームワークを適用して企業を立て直すという新しい成果物を生み出すような業務に向いている。
……ふむ、どうも自分のことになると筆が淡白になる。
まことには悪いが、学者タイプについては、ここで筆を置くとする。
5.職人 村重 結月(結月)
5.1 「外見の良さ以外の要素で自分を評価してくれる人間関係を作りたい」(基本欲求:できないのが嫌!)
この「人生の取扱説明書」というフレームワークは極めて有用だが、正直結月には困った。
結月だけは、どのタイプがうまく判断できなかったのだ。
正直、この結月の部分がうまく描けないので、この記事自体、書くのをやめようと思ったくらいである。
大人になってしまうと社会性が身に付くため、タイプを見抜くのは自分自身ですら難しくなります。
おそらく、結月は、他の4人に比べて高度な社会性が身についており、かつコミュニケーション能力が非常に高い。
よって、彼女だけは◯◯を根拠に判断ということが言いにくかった。よって、結月の部分だけは若干こじつけのようになってしまっている事をご容赦願いたい。
続けて「やっぱ、その人それぞれに地獄があると思うんですよ。私には私の地獄があるし、あなたにはあなたの人生の地獄があるのだから」とビックリ発言。「他の人には幸せなことしかないなんて、そういうふうに思わないでよって思いますね」と話した。
数年前、ハイスペック女子の頂点とも言える女子アナで、さらにその女子アナの中でも有数の人気を誇っていた宇垣美里氏が、上記のように番組で述べて話題になったことがあった。
結月も相当なハイスペックである。
(以下7巻)
あたしは客観的にみて相当に恵まれている。外見はどこへ行ってもカワイイ綺麗と褒められて 家は裕福で仲もいい。小さい頃は親の転勤でアメリカのインターナショナルスクールに通ってた。小3で帰国してからも入れてもらえるのはいわゆるカースト上位組。放課後や休日の集まりには必ず呼ばれ基本的にみんな優しくしてくれる。
さらに中学受験にも成功し、そこが嫌になれば高偏差値の公立高校を受験して合格できるほどの勉強もできる。
むしろ、できない事がないのではないかとすら思う彼女であるが、明確にできない事がある。
自分の外見の良さが周りの人間に与える影響については、さっぱりグリップできていない。そのせいで、彼女は「ハイスペックであるが故の地獄」に生きている。
みつみ、ミカ、誠に会うまでは、結月の周りにはずっと自分の外見の良さを評価する友人しかいなかった。
結月にとって、外見は自分で成し遂げたり、獲得したものではなく、あくまで天与の産物である。
しかし、その自分の外見の良さに結月自身がずっと振り回されている。
そんな結月が選んだ部活は、美術部である。
実に興味深い。
絵が苦手なのに、である。
しかし、4巻に掲載さてた1年生時の文化祭で、頑張ってヨークシャーテリアの絵を描いたにも関わらず、結局は男性から自分をナンパするダシにされ続ける。
結局絵を評価してくれたのは、親友の誠だった。
自分の成果物を外見の良さとは関係なく評価してもらった結月は、これ以上ないくらい嬉しそうな顔をしていた。
5.2 幸福度が最大になりそうな進路:自分が作った成果物が、自分の外見の良さとは無関係に評価される仕事(覆面作家、覆面アーティスト、フリーランスエンジニア等)
そんな彼女の適職であるが、自分の努力と熱意で何かの成果物を作り出し、その成果物単体が評価される仕事が最も充実感を味わえるのではないかと考える。
もし、彼女に小説家や漫画家といった作家としての才能があれば、編集者の誠と組めば、非常に良い成果物が生まれるだろう。
アーティストとしてやっていく場合でも、一切の顔を公開せずに作品が評価されるような形で成功する道を目指したほうが幸福度が上がると思われる。
間違っても女子アナ等、外見の良さで評価される職業に就くべきではない。病んでしまう可能性が高い(女子アナに向いているのは、むしろミカのほうである。)
また、エンジニアも適職である可能性が高い。
ただ、注意するべき点がある。
大手IT各社ともエンジニアの採用の拡充を増やすために、女性のエンジニアを全面に出して講演活動をさせたりしている。
しかし、その結果として、技術で食べてそれで発信をしているはずが、いつの間にかカンファレンス等で自分の容姿に言及されて不用意に傷つく、というという問題が発生する可能性がある。(もちろん、そのような失礼な人間が絶滅する事が最善である事が言うまでもないが、発生する可能性がある事の想定は必要であると思う)
改めて見返すと、自分で書いておいてなんだが、本当に失礼かつ大きなお世話な記事である。
みつみ、ミカ、誠、結月の4人におかれては、本記事は一読者の妄想と戯言、と一笑に付していただき、己が正しいと思う道を突き進んでほしい。