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【体験】大相撲秋巡業を見に行ったら興奮が一杯!

9月場所後、大相撲秋巡業のスタートになる東京で城南大田場所に行ってきました。開催場所は大田区総合体育館です。かねてからライトな相撲ファンになりいつか観覧したいと思ってたら地元大田区であるなんて当然行きまーす♪ 今回はその様子を書いてみました。

会場に到着、幟旗のぼりばたは高揚感を煽りますね
楽しみだー!
会場前では太鼓が響く

当日興行スケジュールと様子

本日は下記のような進行でトータル6時間の興行です。尚、文中の言葉は「お相撲さん」「力士」の両方使用させていただきます。



◆ 9:00 開館、稽古時間帯は過ごし方いろいろ

会場に入ったところ、既に稽古が始まってます

・土俵で行われている稽古の様子
十数名のお相撲さんが土俵にあがり稽古を行ってました。もともと体の大きなお相撲さんだけど土俵の下から見上げるともう大きいのなんのって。幕内力士のぶつかり稽古になると「胸を貸すのは・・・○○(力士名)」の場内アナウンスがあり上位陣の名前が上がるたびに歓声があがります。力士同士がぶつかる時の音と声が場内にも響いてます。色白の肌のお相撲さんは多くて胸のあたりは(ぶつかった衝撃で)真っ赤になります。胸を借りた力士は土俵下に降りると相手力士にお礼を言ってるのが印象的です。

土俵上は幕下力士の稽古中、幕内力士は土俵下
生で観るのは初めてで興奮

ぶつかり稽古(ぶつかりけいこ)とは受ける側とぶつかる側に分かれて行う相撲の稽古のことである。 当たる側は押す力、出足をつけて当り、倒れる際に受け身の稽古をする。 当たった時に押せなかった場合は、首を押さえられながらすり足をさせられ、転がされる。

Wikipedia
幕内力士の稽古、お客さまが注目して観てます

・会場各所でお相撲さんと撮影やサインをもらう
お土産売り場などの会場外でも撮影できるようでしたが私は土俵のそばを離れたくなかったので行かなかったです。私たちのすぐ前の席で観戦に来ていた親子は色紙をたくさん持ってきてサインをもらいに会場内外を駆け回ってらっしゃいました。私たちもその親子から色紙を分けてもらい家内がサインをもらいに突撃してました(笑)。控室に通じる通路で出待ちしている女性も結構いて大賑わいです。会場内の一角では若元春関がいらして前には長い列でした。こんな機会はめったないですからね。

朝乃山関のサイン(今日唯一、家内がゲットしました)

このように稽古中、来場者は思い思いに過ごしてらっしゃいます。お土産を買う方、お相撲さんの出待ち、写真やサインをもらいに並んだりと普段はTVで見るお相撲さん達が目の前に立っているなんて信じられないという感じでしょうか(個人の感想です)。私は夢中になって土俵上・周辺の力士写真を撮りまくりました。トイレに行くと豊昇龍関が入ってきたので驚きました。

◆ 11:20 お相撲さんへの質問コーナーは気さくな3人の関取

土俵にお相撲さんがあがり来場者の質問を受けます。
・翔猿関
・正代関
・豪ノ山関
3人とも色んな意味で気さくでホント面白い方々です。正代関が教員免許を持ってると発言されてたので将来良い指導者になることを期待します。

左から豪ノ山関、正代関、翔猿関

・お弁当食べながら序二段〜幕下の取り組みを観戦
お弁当は松花堂風で丁度いい味付けです。お相撲さんの取り組みを見ながらの食事はなんて贅沢なことでしょうと感動しながらいただきました。ごちそうさまでした。

表紙は金色に装飾されて気品があります
こんな感じです😋

◆ 12:45 髪結かみゆい実演、巡業ならではの催し物

ここからは巡業ならではの催しです。まずは先場所惜しくも優勝を逃した熱海富士関がモデルとなってお相撲さんのまげを床山さんが整える実演コーナー。今や大人気となった熱海富士関が土俵中心に座り、床山さんが道具を使って整えます。床山さんは日本相撲協会に50人程で約600人のお相撲さんをみてるそうです。髪結の技術には数年の熟練が必要とのことで納得する実演でした。

モデルは熱海富士関
床山さんの🪮技術で髪がカラスの濡羽ぬれば色に(ゴンさん?)
熱海富士関の愛嬌たっぷりの笑顔

相撲甚句すもうじんく
5人のお相撲さんがアカペラの相撲甚句を披露されます。約15分にわたり相互交代で現代風?の甚句が続きます。お相撲さんが交代する際、つなぎに全員で同じフレーズ「はぁ どすこい!どすこい!」の掛け声がしばらく頭から離れそうにありません(笑)。  

関取の化粧まわしを借りて美声を披露されてます

相撲甚句(すもうじんく)とは、邦楽(甚句)の一種。大相撲の巡業などで披露される七五調の囃子歌である。

Wikipedia

初切しょっきり
若いお相撲さんがコント形式で相撲の決まり手、禁じ手を紹介します…まずは醍醐味の清めの塩を多めにに高く舞上げます(トップの絵)、その後は若い行司さんも交えて面白おかしの寸劇です。

2人の力士が、相撲の禁じ手や珍しい決まり手をコミカルにわかりやすく説明します。江戸時代から行われており、初切の「初」は「始め」、「切」は「終わり」の意味です。相撲の技を見せ技から技へと移り変わるところに妙味があります。

城南大田場所パンフレット

櫓太鼓打分やぐらだいこうちわけ
太鼓名人の呼出しの方が土俵上で鳴らす太鼓の音はこれから立ち合いが始まる高揚感でワクワクさせてくれます。朝会場前で聴いた太鼓は「寄せ太鼓」だったんだなぁ。

太鼓の音は会場内隅々に響きわたる

相撲界初の生存者叙勲を受けた、「名人呼出し 太郎」がお好みとして披露をはじめたものです。「寄せ太鼓」相撲協会の前身相撲会所の時代、相談事があった時親方衆を呼び寄せる時の合図。「一番太鼓」天下泰平・五穀豊穣を祈って行われていました。清めの太鼓と言われ、昔は真夜中の2時か3時に打たれてました。「跳ね太鼓」相撲が終わると同時に打たれ皆様に向かい「ごきげんようお帰りください。また明日もおいでをお待ちしています。」と打たれています。従って1日興行や千秋楽では打たれていません。

城南大田場所パンフレット

◆ 13:45 中入り後は興奮の土俵入りから

中入り後は幕内力士の土俵入りから始まりました。立派な化粧まわしをつけた関取衆の土俵入りは圧巻かつ感動です。豊昇龍関、霧島関、北勝富士関が小さなお子さんを抱いて土俵に上がるのがなんとも微笑ましく観客の皆さんを笑顔にさせます。

大人気の遠藤関に大きな拍手
9月場所で復活優勝した貴景勝関

その後は来賓席の紹介、地元名産の贈呈式が続き巡業ならではのプログラムです。ゆるキャラも登場しました。ゆるキャラ好きなのでこれはこれで楽しい😀東西から両公認キャラが登場したので土俵でキャラ対決かって…なんてムリムリ。

東から日本相撲協会公認:ひよの山
西から大田区公式PRキャラ:はねぴょん

さぁーいよいよ幕内力士の取組が始まります。数えたら二十二番もありましたが、勝手ながら個人的に応援している力士の写真を中心に掲載します。

ピンクのまわしが似合う宇良関
大関が期待される若元春関
巡業でも顕彰がでるんですね
正代関と朝乃山関(同じ出身地で推しの一番)
イケメンの翔猿関が稽古中すぐそばにいたのが信じられない
三役による四股その1 左から琴ノ若関、霧島関、大栄翔関
三役による四股その2  左から貴景勝関、若元春関、豊昇龍関

ごひいきの力士には名前を声をあげて呼びたくなるのが人情です。立ち会いの「バチっ」というあたりは巡業とはいえ初めて見る私にはほんと凄いと感じます。館内は次々と行われる取り組みに歓声が鳴り止みません。

15:00過ぎ 場所を締めくくる弓取式(勇輝さん)

◆ 千秋楽 巡業の感動の余韻を残して〜夢の1日でした!

大相撲の人気は本場所の真剣勝負だけにあらず。このような巡業で気さくにファンと触れ合ってくれることがとても嬉しいです。お相撲さんは強いけど優しい、そんなイメージが定着してもっと人気が上がっていくと思います。やってるお相撲さんは普段の稽古、本場所から続いての巡業はホント大変だと思います。でも私たちにとっては夢のような1日を過ごすことができました。

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