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石川県立歴史博物館へ行った話(2024/03/07)


 2024年2月、金沢へ行った際に、石川県立歴史博物館に行ってきました。


 何度か記事にしていますが、私自身は歴史への知見が浅く、博物館などもこれまであまり興味を持たずに人生を過ごしてきてしまいました。

 過去の歴史(主に近代の戦争など)に無知すぎることが、子育て世代の一人の保護者として教育上の障壁となっていると感じ、ここ数年、自分なりに少しずつ学んでいる状態です。

 こちらの石川県立歴史博物館は、旧陸軍の兵器庫として使用されていた建物を、改修工事を経て開館されたとのこと。その外装の雰囲気だけでも見てみたいと思い、行ってみることにしました。


 館内での撮影は、一部資料は個人利用目的のみ撮影許可がありましたが、WEB上の投稿は禁止とされていたため、外観だけの掲載となります。

 主に石川県周辺の歴史を、ジオラマや複製品、現存資料などを混じえて分かりやすく説明されている博物館でした。大まかな日本史の流れに沿って、縄文時代から近代までの流れを見ることができます。石川県特有の祭りや文化などに使われるものの複製品の展示もありました。

 全体的に内装は新しい感じがして、きれいで見やすかったです。歴史博物館にありがちな、怖い雰囲気はなかったです。

 展示の最後のほうで、「祭礼体感シアター」というシアタールームがあり、真っ暗なスペースに3面の壁全面に「石川県内の祭り」の映像が映し出され、全身を包み込まれるような感覚があり、臨場感あふれていました。

 余談ですが、現在は能登半島地震の影響により休館している、七尾市の「のと里山里海ミュージアム」にもシアタールームがありますが、こちらも大画面で能登の美しい景色や祭りの光景などが映し出され、ほんの少しの時間なのに異空間に連れていかれたような感動的な時間を味わうことができました。このときの感覚と似たようなものを、歴史博物館でも感じることができました。

 一通り展示を見終わったあとは、無料休憩スペースで休憩をしました。こちらのスペースは飲食可となっており、ガラス張りの空間から外を眺めつつ、座り心地の良いソファで休憩することができます。(写真載せたいところですが、人がたくさんいたので撮影できずでした。)

 歴史博物館を後にし、バス停まで少し遠回りして散策しました。事前のリサーチで知っていたというわけではないのですが、たまたま通った道が「美術の小径」と呼ばれるところだったようで、なかなか良い雰囲気でした。


美術の小径


 夫の実家である能登に帰省したついでに、何度か金沢に行ったことはあるのですが、いずれも滞在時間が限られていたこともあり、ゆっくり見れたことはありませんでした。今回は、「金沢での宿泊」を伴って、初めて少しゆっくり金沢を見ることができました。

 金沢を散策すると、どうしても京都を思い出してしまうというか、雰囲気が似ていて(誉めてます!)、素敵な街並みだなと思います。

 そういえば、【金沢は「小京都」を脱退した】という話を木下さんのvoicyで聴いて、恥ずかしながらそのとき初めて知ったのですが・・・

 気になってちょっとだけ調べてみたところ、「小京都」を名乗るには「全国京都会議」という団体に参加する必要があり、金沢もかつては加盟していたようですが、2008年に退会したとのこと。地域ブランディングの方向性を明確にし、「金沢」としての独自路線でPRしていくためのようでした。これは、第三者的に見ても正解だったのではないでしょうか。

 話が逸れました。この「美術の小径」を経由して、「金沢21世紀美術館」の前を通りました。現在は能登半島地震の影響で、入れるエリアが限定されているようですが、我が家は美術館の中には入らず、外の遊具スペースで少し遊んで時間を過ごしました。美術館の前に、子供たちが自由に遊べる空間が少しあります。

 今回の訪問は、子供たちの興味の方向性の関係で、このほかの場所をゆっくり見ることは叶いませんでしたが、本当に素晴らしい街です。またじっくり時間をかけて再訪したいです!^^

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