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【釧路御礼訪問③】「キラキラしたところは、ずっと釧路の外にあると思ってた」
2024年12月8~10日にかけて、釧路を訪問していました。
前回までの記事はこちらから↓
本稿では滞在3日目の出来事について触れたいと思います。
■12月10日(火)
この日の朝の釧路の最低気温は、およそ-7℃でした。滞在中は かなりこまめに外気温や予想気温をチェックしていたので、前の晩は恐る恐る布団に入りました。とは言っても、ホテル内は断熱・空調はバッチリですので、ホテル内で寒いと感じることは一切ありませんでした。(浴室フロアに至っては、暑いくらいでした・・・)
この日、私はレンタカーを借りていたので、ホテルからレンタカー営業所までの約1kmを歩いて行く必要がありました。夏に釧路に滞在していたときのおかげで土地勘がありますので、距離やルートに関しては問題なかったのですが、さすがに氷点下の世界を歩くということでその点だけ少し心配していました。この滞在中で最も頑丈な防寒対策の服装となりました。
同じ車に乗って移動することを約束していた数名の方と共に、歩いてレンタカー営業所まで向かいました。歩きながら、なんだか まつ毛の先が白くなっているのを感じました。自分の吐いた息に含まれる若干の水分がまつ毛に付着したものが凍っているように想定されました。初めての感覚でした。
旅程の関係で、朝食前にチェックアウトしましたので、レンタカー営業所の近くで朝食を取ることにしていました。
「くしろたんちょう市場 ぐるめ館」で、定食をいただきました。
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確か980円だったと思います。寒い中を歩いた後だったので美味しかった。
朝食を食べてレンタカーを借りたあとは、タンチョウの給餌場である鶴居村の鶴見台へ向かいます。ここで、ネイチャーガイドの板真奈美さんと合流しました。
今回の「狂犬忘年会@釧路」で、板真奈美さんのガイド(簡易版だとは思いますが)を聴けるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
真奈美さんがオーナーを務められているキャビン↓
板真奈美さんは、前回の記事でもご紹介させていただいた板宏哉さんのお母様です。50歳ころに釧路湿原の魅了を再認識され、一念発起されてネイチャーガイドのお仕事を始められたとのこと。人気のガイドさんで、今や なかなか予約が取れないとのお話はうかがっていましたので、狂犬バージョンミニプランでもお話を聴けて光栄でした。
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給餌タイムなのでたくさんいました。
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板真奈美さんはもともと釧路市の出身で、ずっと釧路にお住まいでした。ご本人の言葉を借りれば、「釧路は何もないところ」と思っていて、魅力を感じていなかったそうです。それが、あるとき、釧路湿原などの大自然の魅力を知人から説明を受け、「自分は釧路の自然の良さを知らなかった。知らなかっただけですごい魅力が釧路にはあるのだ」と気づいたそうです。このお話をされていたとき、私が最も印象に残った言葉が、以下のような言葉でした。
「キラキラしたところは、ずっと釧路の外にあると思っていた。でもそうではなかった。釧路にはこんなに素晴らしいところがある。」
そうしてネイチャーガイドの仕事に関わるようになり、釧路市から隣の鶴居村へ移住されました。鶴居村は人口2,500人程度の村ですが、タンチョウや大自然の存在など、非常に魅力と可能性のある場所だと思っています。
現に、釧路→東京→鶴居と、Jターン(ほぼUターンですが)で起業されている板宏哉さんも、鶴居村に可能性を感じ、様々な取り組みをされているようです。東京で働いた経験があって、人口が少ないところに移住するって、相当の固い意志や取り組みたいことがないと出来ないと思っています。
先日の私の記事でも触れましたが、そのように「故郷」だったり、「故郷の近く」の魅力や可能性を感じ、その地域を盛り上げるためにライフワークとして仕事に取り組まれている方々の中のお一人と感じました。
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小一時間の湿原ウォーキングを終えたころには、身体が少し温まっていました。この日は、運よく風が無かったので、そこまで寒さを感じなかったのですが、釧路湿原は風をさえぎるものがほとんどないため、風のある日は極寒となるようです。
一泊プランの人はここで解散となり、私も帰路に向かうためここで解散となりました。空港へ直接向かうため、自分で借りたレンタカーを運転しましたが、北海道で運転するのは人生で初めてでした。(過去に道内をレンタカー旅をしたことはありますが、いずれも別の人に運転してもらっていたので・・・)
時速60~70kmで走行していると、後ろめちゃくちゃピッタリ付かれて焦りました^^;
ちなみに普段もたまに運転しますが、自分の住んでいる地域付近だと下道は60km/hを超えるとだいぶ速い感じで、そんなにスピード出せない(信号の間隔や交通量の関係)ので、緊張しながらハンドルを握りました。事故なく帰ってこれて良かったです(苦笑)。
ところで、釧路湿原では木道を歩きますが、当然ながら木道内にはトイレがなく、木道入口の「ビジターセンター」にはトイレがあります。ウォーキング前にそこで済ませようと思っていたのですが、その日はそこが休館日でトイレに行けず、最寄りのトイレまで移動しようとすると車で何キロか移動しなければならず・・・
ビジターセンターに移動する前の「鶴見台」を出発するときに、最後にトイレ行っておけばよかったのですが、鶴見台に着いてからも一度済ませていたので、「さっき行ったばかりだし、ビジターセンター行ってから入れば良いか」と思ってしまっていたので・・・失敗でした。
「今すぐ行きたい!」という感じではなかったので、とりあえずウォーキングに入ってしまったのですが、小一時間、ずっとトイレを我慢しながら歩いていました!
というわけで、大自然系の観光では、「トイレは、さっき行ったばかりだとしても、次の目的地への移動前には行けるときには行っておこう!」という教訓をここに記しておきます!w
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