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【道東旅行②】素敵な鶴居村&運命のメール受領(2024/08/27)

 もともと3泊4日予定だった夏の道東旅行が、台風の影響により結果的に8泊9日になってしまった話の第2弾です。

 ↓過去回はコチラから。


■2日目

 釧路市内のホテルでの1泊目が明けた翌日は、鶴居村に向かいました。

↓下記の放送内で登場する板宏哉さんが運営されているサウナ付きキャビンに泊まることが目的です。


 釧路市街地からこちらのキャビンまでは、およそ40kmです。キャビンでは食事の用意は自分達で行うため、予め食材を調達していく必要があります。

・和商市場

 釧路市内のホテルをチェックアウトしたあと、夕食の食材を調達するために釧路駅に近い場所にある和商市場へ向かいました。市場に行ったのは時間にして10時半ころだったかと思いますが、途中で寄り道することも考えると鶴居村のキャビンに到着予定は15時ころ。およそ5時間の間、魚類を持ち歩くのは大丈夫だろうか…と不安がありました。市場内で、保冷剤と簡易保冷バッグをセットで売っている店がありましたので、その店で購入し、その後に別の店で買った冷蔵品もその中に入れて持ち運びました。(※道中、車から降りる際は必ず保冷バッグも持って車を降りてました。)
 ここではホッケの開きと、板さんがお勧めしてくださった「やまげん田村商店」で販売されている「鮭ハラスの燻製」を購入しました。


・釧路湿原(細岡展望台)

 釧路市街地から鶴居村へ向かうルートでは釧路湿原のそばを通ることになります。せっかくなので展望台へ足を運びます。釧路湿原を眺められる展望台は何カ所かあるようですが、メジャーな2カ所と言われるうちのひとつである「細岡展望台」へ行きました。


展望台が近づくにつれ、このような道に…


 細岡展望台に訪れる人向けに無料の駐車場があり、駐車場から展望台までは約500メートルくらいでした。少し緩やかな上り坂を登っていきます。私たちが訪れた日はじっとり汗ばむ暑さでした。

 また、写真を撮り忘れたのですが、駐車場から展望台までの徒歩ルートが、いかにも「山の中の道」という感じで、ヒグマ注意の看板もたくさん出ており、本当に出てきそうな雰囲気で、怖かったです。。熊よけ対策の鈴をカバンに付けて歩いている人もいました。

 最初、湿原だけの写真を撮っていたのですが、なんだか画像では実物を目にして「おぉぉっ!」となったスケール感が感じられない・・・

 と、思っていたところ、他の観光客を案内していた観光タクシーの運転手さんが近くで解説していた声が聞こえてきました。

 「ここの写真は人物と一緒に撮ったほうが、スケール感が分かりやすくておすすめですよ!人物が写ってないと、画像の縮尺感が分かりにくくて、せっかくのスケール感を感じにくいですから!」

 盗み聞き(笑)して、なるほどと思った私。たまたま写りこんでしまった他の観光客の方ですが、人物と一緒に写した釧路湿原の写真がこちら↓。

たしかに迫力感が違いますね


 まぁまぁ歩いたので、蒸し暑くうっすらと汗をかきました。駐車場まで戻る途中、「細岡ビジターズラウンジ」にて、ぶどうソフトクリームをいただきました。前回の記事でも書きましたが、釧路地域では、多少暑くても公施設では冷房が付いていないことが多い・・・ようで、こちらのビジターセンターの中も、涼しいことを期待して中に入ったら、全く涼しくなくて、つらかったです^^;
そんな中、ソフトクリームの冷たさが本当に癒されました。。



蒸し暑い中を歩いて、
冷房の付いてない施設の中で食べたソフトクリームの味は
何とも言えないくらい素晴らしい
車で行ったので電車には乗ってませんが、
細岡展望台の近くにあったので駅を見物


 この後、塘路(とうろ)付近の資料館などに寄ったりしながら、鶴居村に向かいました。塘路の資料館でも、外が暑いのに冷房が付いていなかったため、休憩のために少し寄ったものの、「あ、あつい…早く出たい…」状態でした💦
 ここまでの印象、「道東、涼しくない」でした(苦笑)。しかし、この感想は、その後まもなく覆されます…

・鶴居村へ

 鶴居村に入り、おそらく村唯一の食材の買い物ができる地域である村中心部で、食材の買い足しをしました。

 ↑こちらの「つるぼーの家」では、地場産品が豊富に揃えられていました。



「つるぼーの家」で買った食材。
全て鶴居村産の食材で作られたものでした。
チーズケーキは絶品で、二回も買ってしまいました。

 この「つるぼーの家」の近くにセイコーマートやAコープがあり、サラダや飲料などはそちらで調達していきました。


 キャビンに着いてからは、板さんが直接いろいろ案内してくださいました。事前の問い合わせ時に、メールで木下さんの放送を聴いていた旨を伝えていたため、わざわざ対応してくださったようです。

 キャビンの目の前には川が流れており、子供たちは興奮して遊んでいました。子供用ライフジャケットや虫取り網など貸していただけました。



画像後方に見える白いドーム型の建物が
宿舎でした!
サウナ上がりにココで涼むこともできるらしい


 我が家は、あいにく荷物を広げる前の写真を撮り忘れてしまったため、素敵な部屋の写真の全容を載せることができないのですが、公式サイトで素晴らしい室内の写真がたくさん載ってます。素敵なお部屋の雰囲気は写真そのものですので、ぜひのぞいてみてください!

↓記事冒頭にあったリンクと同じもの、再掲。

・運命のメール受領

 子供たちは普段経験できない大自然での遊びを満喫し、夕飯にも地の物をたくさんいただいて、美味しいし、非日常で幸せ…と思っていたところ、何気なくスマホを眺めたら、下記のメールが届いていました。

この度はJALグループをお選びくださいまして、ありがとうございます。
ご予約便が欠航となりましたのでお知らせいたします。
ご不便をおかけし誠に申し訳ございません。
以下の便情報をご確認いただきますようお願いいたします。

■便情報 8月14日(水) 19:54現在(日本時間)

--------------------
8月16日(金) JAL544便
釧路 → 東京/羽田
定刻 19:45発 - 21:25着

台風7号のため欠航となっております。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。
--------------------

JALからのメールを引用

 メール本文を見ていただいて分かるように、16日の夜の飛行機の欠航が14日の夜の時点で決定しました。この頃、関東地方が台風7号の影響を受けるようだという報道は聞いていましたが、こんなに早く欠航が決定するとは思っていませんでした。直前で決定するより混乱が少なくて良いという判断なのかもしれませんが・・・

 当然ですが、影響を受けるのが羽田側なので、釧路発だけでなく羽田離発着の便の多くの欠航が決定していたようです。

 私自身、往路のフライトが台風の影響を受けて旅程が全キャンセルになった経験はあるのですが、復路の予約便の欠航が決まるのは初めてでした。しかも、自分の縁のある土地でもないため、親族や知り合いがいるわけでもなく・・・一瞬、パニックになりました。

 多くの便が欠航となった大型空港(新千歳や羽田など)のフロアで、床で毛布にくるまりながら雑魚寝でキャンセル待ちをしている人たちの映像をテレビで何度か見たことがありますが、「あの状態になるのか!?!?大人だけならまだしも、子供連れてあの状況は無理!!!」というのが脳内の第一声でした。。

 実は木下ファミリーの方が別で設けていてくださった「2024年夏に釧路に行く人のオープンチャット」の場がありまして、そこに参加していました。

 その場で、「復路便の欠航が決まってしまいました!初めてのことなので知恵を貸していただきたいです」と言った感じで泣きながら書き込みしましたら、みなさん親切にいろいろ調べてくださったり、アドバイスをくださったりしました。本当に助かりました。

 欠航メールを受け取った次の瞬間から、どうしたら帰れるのかをスマホで調べ続ける作業が始まったのですが、何時間もスマホとにらめっこしても、その晩の段階ですべてを即決することはできませんでした…

 寝るまでの数時間で理解したことは、主に下記の通り。

釧路空港発の後日便に振り替えるとしたら、最短で21日(水)(~20日までは満席)
・16・17日は空路・海路で道内から本州に出るのは欠航のためほぼ不可能
・道内の他の空港からの羽田行きも調べたが、20日までは概ね満席状態

・新幹線に乗ろうと思ったら函館まで移動する必要があるが、釧路→函館まで600km弱あり、特急乗り継いで9時間くらいかかる(←函館までで9時間!)
・函館か新千歳から臨時便を待つ方法を選ぶとしても、函館や新千歳付近で宿が取れるのか?→16・17日のホテルは、釧路よりも、北海道の西に近づくほうが空きが少ない印象

というわけで、この晩は頭をめちゃくちゃ使っただけで、何一つ判断や行動はできず、ひとまず寝ることにしました。素敵な宿・素敵な部屋・素敵なベッドルームだったのに、心配や不安で一睡もできなかったんでございますね。。

つづく

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ななうみ
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