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精神科通院記録

私は人と目を合わせるのが苦手で、
不自然に目を逸らしているように見えると
度々指摘される。

SSTで目を合わせるロールプレイをして、
自然に目を合わせて会話をするよう、
意識をしている。

精神科の診察室で主治医は私の話すことに
頷いたり、メモをしながらも、
私の目を見て聞いてくれる。

「少しだけど体力が以前より出てきた気がします。
2週間に1、2回は日中も夜もひたすら寝る日が必要だけれど。」

「ひとり反省会をして、自分の発言を悔やみぐるぐる思考に陥ります。」けれど、「考えても仕方ないか」「まあいいか」「次気をつければいいか」と思える日がでてきました。悩み方が変わってきたと思います。

そう話す私の目を見て、
「それは大事なことですね」と主治医が言う。

何気ないことだけど、診断終わりに
少しずつ回復していっているのかもと思える私がいた。

同世代の人の多くは仕事をしている。
人と比べてしまう嫌な癖が抜けない。
私の年代なら働いてキャリアアップをしていく時なのに、
働いていない焦り。
働くことについて、本当に働きたいのか、なぜ働きたいのか、そういう根本的なことを考えているはずなのに、
人と比べてしまう思考が入ってくる。
診察でこういう相談もできた。

これまで5つ程のメンタルクリニックや精神科に
通院しているが、現代の精神科や心療内科で
患者さんひとりの話をじっくり聞いてくれるところは少ないように思う。

私は自分に合う主治医に出会えて幸運だ。
さらっと診察を終わらせたい患者さんもいると
思うとは思いますが、
ゆっくり耳を傾けてくれる病院が今より増えてほしいと思います。

みなさんにとって合う主治医と出会えますように。

2024年9月4日

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