大学入試の記憶①
この記事を書いているのは2024年1月14日である。昨日と今日に渡り、大学入試の共通テストが行われたとのこと。X(旧twitter)では、受験生と思しき人たちが試験に関することを沢山つぶやいていた。今は凡庸な社会人になっちゃったけど、そういえば、自分も情熱注いで受験生をやっていた時期があったなあと、そんなことを思い出した。
せっかくだから、文章にして、当時のことを思い出すままに書いてみようかな。
推薦入試まで
担任教師から「推薦入試を受けてみないか」という話があったのは確か高3の夏くらいだったと思う。正直、かなり驚いたことを覚えている。なぜなら、自分の成績が良いなんてこれっぽっちも思っておらず、推薦入試なんて、自分には関係ないことだと思っていたからだ。今思えば、(相対的に)まあまあ良かった方なのかなって思うけど。
それで、せっかくチャンスを貰えるならと、深く考えずに二つ返事で受験すると決めたような気がする。
自分が受験した大学の推薦入試は、小論文と面接が課された。このうち、小論文は事前に大学に提出しなければならない。テーマは、以下の二つだったと思う。
①自己の人となりについて、エピソードを交えて。
②法の支配について、社会秩序とは何かを踏まえて論ぜよ(大体こんな感じ。問題文がバルザックの小説『ゴリオ爺さん』を引用していたのは覚えている)
とにかく、②に苦戦した。そもそも問題文を理解するのに時間がかかった。高3の10月頃だったと思うけど、夜中の1時2時くらいまでとりあえず書いてみて、担任(公民の先生)に放課後、20時くらいまで指導してもらって、また夜遅くまで自分で書いてみて…の繰り返しだった。担任も、この小論文のテーマはかなりキツいみたいなことを言っていた。この時、推薦入試を受験したことを結構強く後悔した。こんなことをやる時間があったら、普通に勉強してセンター試験に備えられたのに…と。
推薦入試本番(面接)は11月の下旬だった。前述の小論文の出来が良くなかったため、どうせ落ちるだろうと思って、結構気楽だった。というか、受験する大学が県外(それも行ったことがない県)にあって、ずっと田舎の実家で暮らしていた箱入り娘(?)のような自分にとって、人生初の一人旅のようなものだったから、かなりワクワクしていた(笑)。
面接の内容はあまり覚えていない。事前に提出した小論文の内容をメインに、その他志望動機とか、よくある質問をされた気がする。事前提出した調書に「英語を工夫して勉強している」と書いたため、「どう工夫しているの?」と聞かれ、「米軍のラジオ放送を聞いています」と答えたのは覚えている。
それより、前日の会場下見の際、直前に食べたカレーが身体に合わず胃もたれを起こし、ずっと吐き気が止まらなかったことを、こちらは強烈に覚えている。それ以来、そのカレーはトラウマで一度も食べていません。土産品にもなってる有名なやつなんだけど。
2.推薦入試不合格~センター試験
合格発表は12月中旬。案の定、不合格だった。さっき「どうせ落ちるだろう」とか書いたけど、実は少し期待している自分もいたから、結構悲しかった。でも、これでやっと余計なことは考えずにセンター試験に注力できる。切り替えは早かった。
センター試験は1月中旬、地元にある某国立大学で行われた。地元の地理的要因(?)により、わざわざ前日から近隣のホテルに宿泊しなければならない。仲のいいクラスメイトと一緒にワイワイと下見をし、あまり緊張することなく試験当日を迎えた気がする。
試験は大きなトラブルもなく、無事終えた。以下、各教科の結果について、覚えている範囲で記載していく。
● 国語(現代文、古文、漢文)
確か、この年はかなり易化したと記憶しており、模試でもとったことがない高得点をとることができた。古文が一番苦手だったが、奇跡的にすべて正解していた。この高得点がなかったら、第一志望の大学に入れなかったと思う。
●数学(ⅠA、ⅡB)
苦手だったので、あまり期待していなかった。ⅡBに関しては試験中に泣きそうになってしまった。結果はほぼ予想通りだった。もう少し得点できてもよかったな~とは思ったけど。
●英語
得意科目ではあったが、目標点は取れなかった。ただ、国語が予想外に良かったからプラマイゼロと思うことにした。
●地歴(日本史B)
超得意科目、本領発揮である。確か1問だけ不正解だった気がする。
●公民(政治経済)
…可もなく不可もなく、何とも言えない点数だったと思う。
●地学基礎・生物基礎
全く覚えていません。
総合点は決して悪くなく、ほぼ目標通りだったけど、今思えばもう少し頑張れたかな~というのが率直な感想である。
とりあえず終わってほっと一安心、その日は家でぐっすり寝た。
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