あんさんぶるスターズ!メインストーリー第1部・第2章『Rebellion』コミュ感想
まず初めに、簡単ではありますが前回からのおさらいや注意点を述べさせて頂きます。
前回はメインストーリー第1部・第1章『Hierarchy』のコミュ感想を思うがまま書きました。確実に蓮巳敬人ファンの皆様から怒られるような事しか書いていないので、できればその方達からあまり見られない事を願うしかありません。見ないでくれ頼む。
さて、前回から引き続きの注意点にはなりますが、
①実際に読んだ日時と、コミュ感想を書いている日時がズレています(第1部・第5章まで読み終えたのは11月12日)。
②完全にあんスタ初心者なのでほぼ一般人目線になります。不快になるような偏見・ツッコミがあるかも知れません。
という2点をご理解頂いたうえで今回もお付き合いくだされば幸いです。
さて第2章は、軽音楽部室にて『軽音部のピーターパン』こと大神晃牙が暴れる場面から見ていきましょう。
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以前開催されていた『Heart aid Cafeteria』イベじゃあんなに大人しくさくらんぼをパフェに置いたり、お客様を席までご案内できていたのに。「大神晃牙でも接客対応できるんだね!」って感動したのに?
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なんか既視感ある光景だと思えばあれですね、幼稚園にあるオモチャを「これ俺のおもちゃだから!」って手にぎゅううと握り締めたまま手離さない幼稚園児と似たものがあるのか(失礼)。
あまり『大神晃牙』という人物の全体像は掴めていないけれど、どうせ普段は 「お前嫌い!お前もお前もお前も!」みたいな排他的な言葉遣いだけど、実際の好感度は我々が思ったより高いから、人がどこかに行こうとすると「お前あそこ行きたいの?お前心配だから付いてってやる!」みたいな番犬ポジションを自ら名乗りをあげるようなタイプ(知ったような口を利くな)。
と、ココで朔間零が起床。
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たぶん1枚目の葵兄弟の右奥にある、あの小道具みたいな棺桶からお目覚めですね。とりあえずこの棺桶が自費持ち込みなのか、学校負担(部活・ユニット経費)なのかだけ教えてほしい。あと本来授業があるはずの昼=睡眠時間なの普通に単位取れてるか不安になるから起きてほしい。留年してないよな朔間零?
追記:弟の朔間凛月は留年しているらしい。そっちか。
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なんか朔間零、寄り付きづらい風貌に反してフレンドリーというか、意外と友愛的な部分があるのに誰からも応えてもらえていないイメージがある(大神晃牙・朔間凛月)。幼稚園児に懐かれない親戚の伯父ちゃんみたいで最高に愛おしいね!
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三奇人?五奇人?
海軍大将の青雉・赤犬・黄猿・藤虎・緑牛みたいな?気になり検索すると、どうやら三奇人は朔間零&深海奏汰&日々樹渉を指すみたいで、五奇人はそのメンツ+逆先夏目&斎宮宗を含めたものらしい。
たぶん元ネタであろう『三貴子』『寛政の三奇人』の詳細を見るに、奇人=頭おかしいヤツみたいな定義ではないみたい(あんスタの場合はそれもあるだろうけれど)。奇人は「優れた人物」を指すみたいだから、あんスタの場合も優れた(ただ適度に頭のネジがぶっ飛んでいる)人物だけで構成されているんでしょうね。
天祥院英智の率いるfineによる革命前までは最強だったらしい。あんさんぶるスターズってバトル漫画なのか?バトル漫画かそういえば(龍王戦を思い浮かべながら)。
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朔間零も、生徒会が抑圧する現在の夢ノ咲学院に息苦しさを感じてはいるものの、「平和である事に変わりはない」と現状に甘んじている状態らしい。
独裁的な政治指導者がトップという共通点でふと思い出したのですが、恐怖政治でお馴染みのヒトラーも、圧倒的な力を見せつけた政治指導者という点で、天祥院英智と似ている部分がある気がしますね。歴史的な話なので、分からない方は飛ばして頂いて構いませんが。
ヒトラーは演説の力で大衆を説き伏せた…なんて話が有名ですね。天祥院英智がヒトラーのような独裁者っぽく見えるのは、「共通敵に対して自身が代弁者・代行者となる事でその派閥のリーダーに自ずと成りあがった」という深層的な共通点があるからでしょうか。私はそんな世界史に明るいワケではありませんが、政治指導者として圧倒的な力を付けていた偉人達と天祥院英智はそういう、人間性というより「外堀を埋める」という策略的な部分で通じているような感じがします。だから圧倒的権力者という描写も頷けるというか…なんてガチ考察をしてしまった。
話を戻しましょうか。
一方その頃、北斗達のいる講堂では、Ra*bitsの紫之創が放課後にあるS2ドリフェスのために清掃中。「衣装製作で資金尽きちゃったからユニットのためにアルバイトしなきゃ」というThe・健気日本代表の紫之創。『献身的』という言葉は紫之創のために作られた可能性、あると思います(エロ詩吟)!
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紫之創に「放課後のドリフェス見に来てほしい」ときゅるきゅるおめめでお願いされたため、「行きます」とマッハ即答を返してから、北斗達はいつの間にか誘致された転校生を奪還するため軽音楽部室に向かいます。
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ついでに朔間零をTricksterの敏腕アドバイザー役に誘います。ちゃっかりしてやがるぜ氷鷹北斗、さすがは俺が見込んだ学級委員長だ。朔間零が「三奇人のなかじゃ吾輩が一番話が通じるからのぉ」「他のヤツらは人間離れしておる」みたいな話をしていたけれど、確かに他の三奇人、日々樹渉は『The tempest night』の「ッあぁい(えげつない逆光)!」のイメージしかないし、深海奏汰はホームボイスの「冬は池が凍るからぷかぷかできない」みたいな話と、どっかで聞いた「深海先輩はまた噴水で水浴びしている」みたいな話で両生類であるという固定観念が消えないせいで、「確かにそう考えれば朔間零は幾分かまだ人間味があるな」なんて思ってしまう。いや朔間零も朔間零でそれなりに人間離れしているのだけど。
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「君達が現在の生徒会勢力に敵う実力があるのか見極めたい」という朔間零に言われるがまま、彼にパフォーマンスを見せた衣更真緒を除いたTrickster。朔間零は「不合格か合格かでいえば、文句なく合格じゃよ」と評価したうえで、「年寄りの知恵袋を貸す」という名目でメンバーをそれぞれ品証します。
簡単にまとめると、
・明星スバルは一人前、アイドルに必要な技能は全部期待値に到達している、だけど天才だから一般感性がない&協調性がクソだから転校生と行動しなさい(今までの北斗ポジション)
・氷鷹北斗は優秀だけど周囲に気を遣いすぎ、周囲に遠慮してばかりではなく信用しなければ型からは抜け出せない(=自身を過小評価するな)、自己表現できるように葵ツインズと特訓ね(ココのゆうた君のあっぷっぷスチル神だから全人類見ましょう)
・遊木真は全然ダメ!1歩遅れて付いていくんじゃ他の奴らに迷惑掛けるぞい!という事で大神晃牙から地獄の荒治療を受けなさい♡
…らしい。遊木真だけストレートに「お主は全然ダメ」って言い渡されたのクソほど笑った。でも言われてみれば遊木真って1歩引いた感じというか、言い方はあれだけど『Trickstarのイジられキャラとしてのみ存在している』感が強くって、あまり存在価値を見出せていないような雰囲気があったから、確かに地獄の猛特訓は必要かも知れない。
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という事で、2週間後のS1ドリフェスに向けて特訓する氷鷹北斗&遊木真とはお別れ。ココから転校生は明星スバルと行動します。まずは先程約束していた紫之創のいるRa*bitsのドリフェスを見に行きます。
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そういえば、また話題がズレるのですが。先日の『秋のあんスタキャンペーン』お疲れ様でございました(結構前ですが)。まだ不慣れななか、先輩プロデューサーの方達に混ざりながらマルチライブをさせて頂きました。そんなかに『あんさんぶるライブで5回MV鑑賞をしよう』という、専用衣装を1着も解放していない初心者には結構敷居が高めなミッションがありましたね(私は急いで影片みかの高校生刑事の衣装を解放したため事無きを得ましたが)。
それで、誰かが選んでくれたRa*bitsの「メルティ♡キッチン」を見させて頂いたのですが。
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なんか…違和感が凄かったです。Ra*bitsだから可愛いんだなって再確認しました(まぁ影片みかが可愛いから全然OKなんだけど)。『まぁ確かに鬼龍先輩に「あーんして!」とか言われたら泣いちゃう自信あるなぁ』とか思いながらこのMVを見終えて、またミッションの続きを始めたんですが。
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またか。またなのか?
たぶんプロデューサーのある一定数に、「自担アイドルを『メルティ♡キッチン』に出演させる事でバブらせたい」と画策する策士集団がいます。これは絶対そう。そんな事できるんなら私だって天城燐音の白虎衣装でテロ起こしたかった(違う)!天城燐音に「食べさせてあげる!あーんして!」って言わせるだけのMV見せたかったのに(そうじゃない)!
熱くなり過ぎましたね。話を戻しましょう。
Ra*bitsが出場するS2ドリフェスが開催される会場前で、明星スバルがドリフェスの仕組みと実状について教えてくれます。
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これで『なぜ生徒会に他票が集まるのか』という理由が解明されたわけだ。妙に腑に落ちたというか、今まで明かされなかった生徒会が必然的勝利を勝ち取る、形骸化された仕組みが理解できたというか。その仕組みを理解したうえで考えると、現在Trickstarが行おうとしている反逆行為がどれだけ無謀なのか凄い理解できますね。
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紫之創に「ユニットの仲間と専用衣装を見せたいから楽屋に来てください」と、これまたきゅるきゅるおめめでお願いされたので、もはやNOの文字を頭に浮かばせる事もなく、スバルと転校生はRa*bitsのメンツに会いに行きます。
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まず、私が初見で所属ユニットを当てられなかったでお馴染みの天満光きゅん(ちなみに高峯翠、姫宮桃李とかも初見で当てられなかった)。
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お次は真白友也きゅん。紫之創&天満光と同級生なのに彼からのみ溢れる苦労人感は何なのだろう。
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最後はリーダーの仁兎なずなきゅん。1年生が中心となり構成されたRa*bitsのなかで唯一の3年生。
確か『あんさんぶるスターズ!!(Music)』のほうでは、Ra*bitsのリーダーは真白友也であるはずなんですが、1年前が舞台とされる『あんさんぶるスターズ!(Besic)』では、最年長の仁兎なずながリーダーを務めているんですね。仁兎なずなは最年長だからその格があるとは言え、真白友也は何というか、常識人ではありますがリーダー気質があるかと言われれば否というか、表立ったリーダーというより影の功労者っぽいというか、具体例を挙げるならばバンドリの白鷺千聖ポジションっぽいのだけど。仁兎なずながズ!の段階で3年生だから、ズ!からズ!!に移行するなかで世代交代・代替わりが行われた可能性が?とも思ったのですが、卒業生が引き続きリーダーを務めるユニットありますものね。だから尚のこと分からないんですが。
ともかく、そんなRa*bitsの対戦相手は、夢ノ咲学院の現時点での最高戦力であり、生徒会副会長であるあの!蓮巳敬人がリーダーを務める『紅月』。また私は『夢ノ咲学院の鏡蓮児』こと蓮巳敬人と邂逅を果たさなければならないのか。最高に楽しみッスね(興奮)!
ここで、友也きゅんが対戦相手である紅月の説明をしてくれます。
友也きゅんの説明を要約すると、『紅月の雰囲気は和風、伝統文化に基づいた堅実なパフォーマンスを得意とするユニット』という事みたい。え、じゃあこのドリフェス、ふわふわ新米ウサギさんユニット vs 硬派で実力派な和風ユニットという異種格闘技界も戦慄するほどの完璧相対ユニットの対決なのか?というか対極も対極過ぎるけれど勝負付けられるこれ?
と思いながら第37話の『血汗』を読み始めたら、唐突に視点が変わり、地獄の猛特訓初日を終えた氷鷹北斗&遊木真が出てきました。日が完全に暮れているのを見るに相当過酷な猛特訓を…
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は?
おいおいおいおいおい!
クソエッチなんだが?
男子高校生でその色っぽさは嘘だね(断言)。というか氷鷹北斗、歌声に含まれる憂いとか色気から薄々察してはいたけれど、17歳が出せるエロフェロモンの推定許容量を優に越えていやしませんか。最盛期の壇蜜でさえ出せるか分からねぇぞこの色気!おい誰か密閉容器をくれ!この氷鷹北斗の周囲に漂っているエロフェロモンを保存させろ(キショ)!
氷鷹北斗は身体面・精神面の柔軟性を高めるためのトレーニングをして、遊木真は基礎体力を鍛えるためのゴリゴリの肉体トレーニングだったらしい。遊木真はバンジーとかモデルガンで撃たれたりとか。まぁ大神晃牙はそんな懇切丁寧な指導はできねぇだろうなと思ってはいたけれど、いざその手荒な指導方法を具体的に羅列されると笑うしかない。この子が一般社会に放たれる前に、誰かが「パワハラはいけないよ」って教えてあげないといけない。
と突然、何やら物々しい雰囲気が漂い始めます。
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どうやらドリフェス観戦後の明星スバルに何かがあった様子。遊木真が自身のスマホを用いて、夢ノ咲学院の生徒限定サイトにアップされているドリフェスの見逃し配信動画を見せてくれます。夢ノ咲学院限定のTVerみたいなものかね。1週間以内なら無料で見られるヤツ。
『紅月』は生徒会メンバー所属ユニットという、対戦ゲームでいう全ステータス大幅強化+攻撃速度50%UPみたいなぶっ壊れ上方修正をされているとはいえ、上方修正前のステータスでも相当の実力を持ち合わせているみたい。確かにお噂はかねがねって感じだけど、完璧なパフォーマンスを追求する生徒会副会長の蓮巳敬人&圧倒的な体力を誇る空手部部長の鬼龍紅郎&先日のスタフェスイベで、満面の笑みを浮かべながら「めりぃくりすます」と5歳児みたいな書道を披露した神崎颯馬ちゃん(17)という全く隙のないメンバー構成なんだよな(?)。
私もBasicでメインストーリーを読み進めながら、Musicでパフェコン埋めをするという日々を送っているため分かりますが、確かに紅月のパフォーマンスは優美ながらも力強い雰囲気がありますよね。
ただ私、Musicをプレイするなかで唯一、「あれ紅月?」と懐疑的な感情を抱いた曲がありまして。『祭夜絵巻』という楽曲で、私自身、音楽配信サービスで幾度も聴くほど好きな楽曲なのですが、そのパフォーマンスのなかにある
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これなんですけど。
何が行われているんでしょうかこれは。初見時、あまりのダサさに強烈なインパクトを残されて以来、この楽曲だけ紅月が何者かに乗っ取られた可能性を否定できずにいたんですが。だって考えてもご覧なさい。あれだけ優美な彼らが、こんなガニ股で円を描きながら横移動をするなんて、文章化するだけでクッソ面白い行動をするはずがないんです。
とまぁ、それくらい完璧なパフォーマンスを披露できる(?)盤石な布陣で構成された『紅月』の圧倒的なまでの演目に気圧されたかと思われた明星スバルですが、問題はそこではないみたいで。
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怖ッ…。
メインストーリーを読み始めてから初めて鳥肌立ちました。想像よりも遥かに仕打ちがえげつない。やっぱり天祥院英智が組み敷いたシステム、明らかに男子高校生の思考回路じゃ考え付かない残酷さを秘めてますね。だから圧倒的権力も付属したんでしょうが。
北斗君が説明するには、一般的な世界では『前座』みたいなものがあって、新入りやまだ芽が出てない将来有望株の人達に演目を行わせたりする慣習があるけれど、夢ノ咲学院にはそれがない。成績UPのために必要なのは『参加記録と生徒会に投票したという投票記録だけ』であって、わざわざ生徒会メンバー所属ユニット以外の演目を見る必要性がないから、観客(生徒)のほとんどは最初の紅月の演目だけを見て帰ってしまうのだという。『生徒会の演目を見て投票するだけ』の催事と化した公式ドリフェスは、観客が帰ってしまうため後攻のユニットは票すら得られず、もはや勝負にすらならないとか。
文章化するとえげつねぇシステムですね。
というか何より堪えたのが、『観客が明星スバルと転校生しかいないなか、Ra*bitsのみんなが一生懸命パフォーマンスをしてくれた』という回想の最中に差し込まれたRa*bits全員のスチル。
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紅月のパフォーマンスを袖から見ていて、「多少不利ではあるけれど勝機はあるから」と意気込んでいたはずが、演目開始のために袖から出たときに気付くのはほぼほぼ空席の大講堂を相手にパフォーマンスをしなきゃならないという事実。それだけでももう十分に辛いはずなのに、明星スバルと転校生だけを観客に、これだけ満面の笑顔でメンバー全員が歌唱してくれたという事実だけでもう泣ける。もはや私が新しいプロダクション創設するから、夢ノ咲学院とかいう屍の山みてぇな学院辞めてお姉さんのプロダクション来ない?Ra*bitsの可愛らしい笑顔は、こんな伽藍堂な講堂に響かせておくんじゃ勿体ないわ。
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だけどRa*bitsのみならず、学院勢力図の下方にいるユニットの悲惨な現状ばかりが浮き彫りになるけれど、上位勢力の『紅月』にとっても、この八百長ドリフェスシステムは快いものじゃない気がする。義務感のために見られるって、まだ見られるだけマシかも知れないけれど実際はそれなりに辛いでしょうから。
あの凄い話題がズレるんですけれど(関係ある話題ではあるから最終的に収束はします)。
私、お笑いが結構好きで。この時期は年の締め括りでM-1グランプリが開催されるんで結構浮かれている時期なんです。皆様が毎年、地上波で見られる敗者復活戦・決勝戦は12月18日(日)に行われるんですが、大規模な大会なので、予選はもう何ヶ月も前から行われるんですね。んで、そのM-1グランプリでは準々決勝で落選したコンビのなかから『ワイルドカード枠』という準決勝に進めるための復帰枠、準決勝で落選したコンビのなかから『敗者復活枠』という決勝に進めるための復帰枠が設けられています。『敗者復活枠』は皆様がよくM-1グランプリの前番組で見るお馴染みの枠なのですが、『ワイルドカード枠』は準々決勝を敗退したコンビのなかから選ばれる別途枠となっております。動画サービス内で行われるものなので、漫才に詳しくない方達が知らないのも無理はありません。
それで、そのワイルドカード枠の決定方法が、簡単に言えば『GYAO!で1番再生回数が多かったコンビ』なんですね。まぁ一日にどれだけ再生しても1票にしかカウントされない、という厳密なルールはあるんですが概ねこのルールだけと言っても過言ではありません。
結論から言えば、今年のワイルドカード枠は金属バットだったんです。それは全然良いんですよ。むしろ私も応援していた漫才師なので、進んだときは歓喜したくらいですから。
でも問題に挙げたいのは、金属バット友保さんの『みんなGYAO!で見て応援してください』という旨のツイートに、あるファンから『スマホ・パソコン・スマホなど計○台で視聴数に貢献しています!』というリプライが付いていた事なんですね。
「いやそれ漫才師に失礼では?」と個人的感想を浮かべたんです。それって先述したみたいに『義務感で見ている』事に変わりはなく、なんか「彼らの展開する漫才が好き!」という気持ちがそのリプライから感じられなくって。
ここで話を戻すんですが、このように義務感で見るという行為は、「君達のパフォーマンスは見ないけど応援はしてる!」みたいに汲み取れるから、見られる側からすれば結構虚しいものに思えちゃうんですよね。大学の発表会で、聞きたくもない他グループの発表の感想を述べなきゃならないあの雰囲気も似ていますね。まぁあれば真剣に見られていない分、気楽ではありますが。だから『紅月』にとってもこのシステムは利にならないというか。
明星スバルもやっとこの形骸化されたシステムに、カースト下位が日を浴びる事がでない現状の悲惨さに気付いたようで、「このままではいけない!」と目が覚めたところで第2章が終わります。
第3章以降も不穏な雰囲気をじっとりと感じますが、とりあえず第1部完結まではコミュ感想を書いていきたいと思いますので、お付き合い頂ければと思います。ではまた第3章コミュ感想編でお会いしましょう。