イラスト制作記録その1 室内イラスト
はじめまして。会社勤めをしながら趣味でイラストを描いている者です。
先日描いたこちらのイラストの製作過程を綴っていこうと思います。
作業環境
CLIP STUDIO PAINT EX
Version: 1.13.2
ペッパー君的な家庭用ロボがごっご遊びに付き合わされて助けを求めるような視線を向けるという趣旨のイラストです。
①イメージを膨らませる工程
◆ラフ
ラフは直感的に描ける手書きで。
煽りか俯瞰かも決まってないしもうぐちゃぐちゃですが、、これでイメージは何となく固まりました。
②面倒だけど後々破綻しないように頑張る地味な工程
◆サイズ比と平面図
予め人物と家具のサイズ比と部屋の間取りを書き出します。
◆間取りをグリット上に描く
グリット1メモリ10センチとして上記の家具などを間取り通り配置します。
◆構図を色々試してみる
クリスタのパース定規を使ってカメラの高さや向きなどを色々試しました。
ラフの段階で決まっていればそれが一番だと思いますが、私の場合は実際に描いてみないとわからないのでこの段階でパターンを試す方法をとりました。
※丸2つと黄色い四角は頭の配置です。
左の案はドレッサーが真横過ぎて平面的な印象になりそうだったので不採用
真ん中は煽り気味で意図せぬ迫力が出てしまいそうだったので不採用
結局アイレベルが真ん中位の構図にしました。ドレッサーをちょっと見せたかったので右側の壁が見えるような角度にしました。
③やっと絵が描ける楽しい工程
◆線画
構図に当てはめて人物や家具などのラフを描いていきます。
床のグリット線は50センチ角にしているので、最初に描いたサイズ比の紙やグリット線上に描いた間取りなどを参考に箱を書いてから描きました。
さらに清書に近づけるようにブラッシュアップしていきます
・ライトや花などの小物も追加
・椅子に座っている女の子は素体を整えました
描いては消してを繰り返し線が完成!
右上が寂しかったので植物を追加しました
色を塗ってから修正した部分も多いです。
④仕上げ
◆下塗り
木製の家具などは水彩平筆を使って木目風になるように塗りました。
この時点で細かい影や光も加味して色に変化をつけてます。
◆影
窓から差し込む影は実際にどうなるのかいまいちわからなかったので実際に模型を作って確認してみる
※こちらの記事で分かりやすく説明されてました
窓から差し込む光の動きを確認できる手作りメカに「目からウロコ」「その手があったか」 箱さえあればすぐ作れる! - ねとらぼ
◆ハイライト
ソフトライトレイヤーに白っぽい色のスプレーでふわっとした光を窓から差し込む光の部分と鏡の下の部分に入れました。
さらに細かい光は鉛筆ツールで書き加えます。
場所によっては大して印象変わらないかもしれませんので自己満です。
◆テクスチャ
水彩画風にしたかったのでテクスチャを入れました。
素材:砂 のレイヤーを追加
↓
合成モード:オーバーレイ
↓
不透明度を変更 41%
↓
デフォルトが黒なので好みの色に変更
今回は暗めの紫にしたことで全体的に深みのある印象になりました。
もっと効率のいい方法があるかもしれませんが、背景付きの場合はこのように描くことが多いです。まだまだ勉強中なのでアドバイスなどもいただけたらうれしいです。