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イラスト制作記録 その7

こんばんは。
今回はアニメ私塾の課題の取り組みについて書いていきます。
今回からキャラやテーマも自由に選択できるので、普段描かない広角のイラストをチョイスしました。

広角の効果:主観、迫力、スピード感、不安など
広角の見え方:手前と奥の大小差が大きい、手前の歪みが大きい

ラフができるまでが長い

毎回、何か描く際に資料を探したりネタを考たりしているうちに眠くなり、仮眠して再開して気づいたら1日経っていることが多いのでどうにかしたい。
特に今回はあまり描かない広角なので余計に時間がかかる。資料を見て手を動かしを繰り返し、やっと良い絵が描けそうなラフができました。
歩道橋で女の子が走っているイメージです。

ラフ完成

ロケハン

ネタが決まったので近所にある歩道橋まで資料撮影に行きました。
正直寒いし面倒くさいし行きたくない。ロケハンなんて言い方もオーバーですが、そんな重い腰を上げるためそれっぽい言葉を使って気分を上げています。実際にその場に行って近いアングルでビデオ撮影しました。サイズ感やその場にいる空気を感じることができたのでなかなか良かったです。

整合性をとる

ざっくりと人が入る箱と床のグリットを描いて

パース定規を使って箱と地面のグリットを調整しました。
使わなくても描ける人は描けると思うのですが、私はまだ自分の感覚が信じられないので頼らせてもらっています。
手前の人は俯瞰で奥の人はほぼ正面でフラットに描けばよいことが確認できます。

1点透視で縦パースも入れています

ガイドに沿うように人物の素体を描きました。
奥の子は小さすぎたのでもう少し手前にいる想定で少しサイズを大きくしました。

素体
アラレちゃん走り

歩道橋の形もとりました。
幅は大体1m位として奥の女の子の身長の大体3分の2くらいの幅にしています。広角・俯瞰なので地面のグリットを圧縮しないように気をつけました。

ざっくりとディティールを描き込みます
これで空間と人物のベースは完成です。

更に広角っぽさを出す

下田スケッチさんのこちらの投稿を参考に更に広角っぽさをプラスしようと思います。本当は橋を描き込む前に留意しておいた方がよかったと思うのですが、いきなり歪んだ形を描くより多少形をとってから調整する方が楽な気もしました。


こんな感じでガイドを描いて(赤い線)

赤のガイド線に沿うような形で線を修正していきます。
1つ1つは些細な差ですが最終的には広角っぽくなるはず。
手前側の方が歪みが大きいので手前を中心に修正していきます。

そして調整したのがこちら。
あれ、なんかあんまり印象変わってないかも。どうしよう。

下描き

とりあえず進めました。背景の下書き完成。

空が寂しかったのでカラスを飛ばしてみました


人物の下書きも完成。

視線誘導はこんな感じ?

線画完成

時間が無くなり、影つけをしてこちらで提出しました。

提出後、影や線が足りなかったところをちょっと修正してこちらで完成としました。

完成

日常絵と広角はあまり相性が良くないのかなと思い込んでいましたが、より日常をドラマチックにみせる効果があるということが分かりました。
もっといろいろ描いてみたいです。

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