喜びと悲しみが混在する状態

雨に湿った雑草群を踏み締める。青い香りが鼻を掠める。傷ついた葉からはアルデヒドっていうのがでてね、それが草の香りなの。その匂いで草を食べる虫の天敵を呼ぶんだって。草、賢いね。くるぶしに触れる草がくすぐったいね。安くて薄汚れたスニーカーが恥ずかしいな。増水した川が音もなく静かに流れているよ。流れは早いのにトロトロと流れているみたいだね。あんかけみたい。あんかけリバー、キクラゲとかいれちゃってね。お腹空いてきちゃった。昨日ここで魚を釣っていた少年達。雨の日は何をしているんだろうね。雨の日の薄暗い部屋が嫌いだったな。白い蛍光灯がなんだか寂しいんだ。冷たくて強い光に感じる。雨の日はブランコができないからつまんないね。サラサラの砂がないから泥団子のコアしか作れないし。なんでコアって熱いんだろう。よく分かんないな。宇宙ってゆらぎからできたらしいよ。無の状態をツンツンしたらたまたま宇宙できちゃった、量子ツンツン男。来世はツンツンしないで。死にたがってる人がこんなにいる。自分を殺したがってる人がこんなにいる。自分に失望する前に早く死にたいです。顔とか学歴とかそんなのばっかで判断される世の中に期待していない。多分才能はみんな持っていて、それを見つけられる才能があるかないかで人生が決まってしまう。自分がちっぽけでくだらない。最近また太ってどんどん可愛くなくなってきちゃったよ。昨日の細い月が綺麗だった。夜更かしして、いつもは見れない夜を見たよ。夜更かししてやる事がこれかって、自分がまた嫌になったよ。うさぎに笑われたみたいだったの。ちょっと泣いちゃった。それから、少し寝て、メリーゴーランドに乗る夢を見た。白とかピンク色とか水色とか金色とか銀色。キラキラしていて、楽しい音楽が流れていたよ。