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家庭内別居による家庭内秘密基地での生活実況中継③ 〜お湯〜


家庭内別居で、妻がリビングにいるときは立ち入りができない私。秘密基地の様な四畳ぐらいの部屋でどのように生活しているのか実況中継。ソロキャンパーでもある私の生命維持方法。おそらく、車中泊に似ているのかも。
ちなみに、ただの会話のない夫婦でなく、オフィシャルの場で対立中である。




前回、
「コンビニ弁当」と
「菓子パン」
の偉大さについて書いた。

この二人の王子は間違いなく、
生命維持の神である。

こんな二人の王子がいるのに、
家庭内秘密基地での生活をしばらくすると
無性に食べたくなるものが・・

それは、

「カップラーメン」

である。

そう、私には、
汁物が不足していた。

私はこれまで意識していなかったが、
汁物は体が自ら欲するものであったのだ。

だが、
最大の難点がある。
それは、

「お湯」

が必要であることだ。

王子ふたりより、
手がかかるのである。

キッチンには、
自由に立ち入りできない。

家庭内秘密基地には、
ガスも電子レンジもない。

今後の生命維持を願ったとき、
私は決めた。

あれを買うしかないと。

そう、ケトルである。

Amazonで探した末に、
これ。

私は、
家庭内ソロキャンパーでもあるが、
真のソロキャンパーでもある。

安くてコンパクトなものを見ると、
ゾクゾクする。

これ、マックス400ミリのお湯しか
沸かせない。

それがたまらなく興奮する。

使ってみると、
赤いきつねには400ミリ、
日清カップヌードルには300ミリ。

ピッタリのお湯がわかせるのである。

ピッタリ沸かすということは、
廃棄ロスなし、
電気代節約、
早い!
の三拍子に加え、

自己の異様な興奮。


沸いたときの

「カチッ」

という安っぽい音を聞いたとき、
私の興奮は頂点に達する。

私は変態なのか。

わーくん(このワールドポット)
が来てからは、

食の幅がかなり広がった。
ペヤングまで食べられるようになった。

「お湯」

の威力は絶大だ。

読者の皆さんは
お湯が当たり前に沸かせてますか?

もし、
沸かせているならば、
あなたは間違いなく、

「平和」

な世界で生きている。

わーくん、
私のために生まれてきてくれて、
ありがとう。

ブランドものではないし、

中国人だし、

小さいけど、

よく働く。

私はわーくんみたいな
素朴な人(物)が好きよ。

今すぐ抱きしめてあげたい。

でも、抱きしめるには、
わーくんはあまりにも
固くて小さい。

せめて、
あなたが沸かしたお湯を
ぜんぶ飲み干したい。


ああ、自分が変になりそうだ。

一線を超えそうなので、
今日はここまで。



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