実家に一人で帰省した夫は寂しかったらしい という話
昨年の暮れから正月にかけて、我が家は分散帰省した。
夫は夫の実家に高速バスで、
私は私の実家に(子供二人付き)車で700キロドライブ。
それぞれの親も歳を取り、お互い無事を確かめてこようということになり。
というのは、建前で。
私は私でゆっくりしたかったから。
自宅にいるとずっと忙しい。
私の実家に夫も連れて行くとなると、私も常に気を使う。
実父の具合があまりよくないこともあり、酒盛りになっても困るので、夫には遠慮してもらった、
という経緯。
昨日、夫と話していた時、ある話をきっかけにして、
私「でも、夫は寂しい、とかいう感情はあまりないでしょう。」と言うと、
夫「一人で帰省するときは寂しかったよ。」と。
へえ~、そうだったのか!
夫は割とドライな性格で、寂しいとか甘えたいとか、そんな感情をあまり外に出さないし、言わない人だ。
甘える方法も、
ご飯をちゃんと作ってもらう、
バスに乗り損ねたら「迎えに来て」とリクエストする
というような甘え方だ。
ごろにゃん的な甘え方は一切しない。
私は、娘たちを連れて実家に帰省するときは、夫がいなくて寂しい、とかいう感情は一切ない。
すまんが、正直なところ。
だってね、家事はしなくていいし、
三食ご飯、作らなくていいし。
好きに外食もできるし、楽園でしかない。
普段は夫が漬物石となって、私の生活に重しをかけているのだろう。
結婚して20年以上も過ぎると、こうなるのか。
解き放たれた感情で、九州までの高速道路をひた走る。
関門海峡を過ぎ、九州に突入するときはワクワクする。
視界のもやが晴れるように、懐かしい景色が動き出す。
さあ、牧のうどんへ レッツゴーだ!
夫も、久しぶりに帰る故郷、親に会う懐かしさなどを感じつつ、
ワクワクしながら高速バスに乗って行ったのだろうと考えていた。
寂しいのか。
夫にとって、嫁である私や子どもは、家族としてのセットなんだろうな。
ひとりで帰省するのは、ピンで立たされる感覚で、なんだか落ち着かないのだろうか。
以前の記事で「夫の実家に帰省するのをそろそろやめてみるか」と書いていたのだが、
寂しいと言われると
どうしたものかな~と思う。
家族揃って帰りたいのかな。
後日談~
姑は夫に言ったらしい。
今度は、
お盆に、
車で、
帰省してほしいらしい。
車がないと足がなくて不便だから
(夫の実家には車がない。姑は免許を持っていない)。
やっぱ、帰りたくね~・・・
受験生と親ということで、留守番しよう。
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