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2024春クール 

今期のドラマが続々と発表されていた時期から、「なんか観たいのたくさんあるな…?」と思っていた。そしてそのまま追っている作品がいつもの比じゃないほどになってしまっている。そもそもいつもほぼ観てない。

ということで、記録としてまとめておこうと思う。自分がどういう傾向のオタクかも垣間見えるページになったなとも思う。
公開するまでにnoteに慣れてなさすぎて何度も真っ白になった。疲れて推敲もほぼせず文章量も書き方もまちまちです。

月曜日

アンメット ある脳外科医の日記

主演の杉咲花さん目当てに絶対観ようと決めていた。
杉咲花さん演じる脳外科医の川内ミヤビは事故で脳に損傷を負い、過去2年間の記憶が抜け落ちた上に今日のことを明日には忘れてしまうという後遺症を抱えている、という役柄だ。

そんなミヤビの前にアメリカ帰りの脳外科医、三瓶友治が現れたところからなんか色々動き始めて行く話。演じるのは若葉竜也さん。
三瓶先生は優秀だけど見た目も話し方もモサモサしてるしなんか変なグミ食べてるし超マイペース。なのになんか素敵に見えてくる。
綾野先生(岡山天音)との3人の関係性(濁し)も良い。

個人的に医療ドラマって患者をストレッチャーに乗せて走って、手術開始したら緊急事態発生して…みたいな、やたらバタバタして喧しいイメージだったけど、ものすごい静か。

主演が杉咲花さんで助演は若葉竜也さんだなんてそんなの『市子(🎦)』だ!と思ったら共演は4度目らしい。(おちょやん、杉咲花の撮休、市子、そして今作)

わたしがちゃんと杉咲花さんを杉咲花さんとして把握して観た初めての映像作品は『楽園(🎦)』という映画だったが、その時から出てるなら観ようかな、と思わせられる女優さんだ。だから永瀬廉さんと共演した『法廷遊戯(🎦)』も発表された時とても嬉しかった。もう1人北村匠海さんも元々すきな俳優さんだったので、俺得キャストだ…と思ったら話も好みで良かった。『市子』のとあるシーンの何にも映してないような真っ暗な目が忘れられない。
話が脱線してしまった。

大してドラマも映画も観ないわたしが言えたことじゃないが邦画みたいで観やすい。

95(キュウゴー)

髙橋海人さん主演が発表されてから楽しみにしていた。
1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件をきっかけにザ・優等生だった広重秋久、通称Q(髙橋海人)は、カリスマ的存在の翔(中川大志)からチームに誘われてあれよというまになんだかんだ混沌に飲み込まれていくっぽい話。

正直チームの誰にも感情移入できないけど、役者さんたちが本当にその役を生きているから見入ってしまう。
中川大志さんは今期『滅相もない』というドラマにも出演されているが、当たり前に全く別人で驚く。レオ様(犬飼貴丈)はそりゃーモテるよね!という出立ちだし、マルコ(細田佳央太)のムードメーカー加減も、ドヨン(関口メンディー)の貫禄もセイラ(松本穂香)の他の女子とは何か違う感じも、それからQのダサさも、全部が自然。

現代の秋久(安田顕)が新村(桜井ユキ)に話している、という構造のおかげで一息つけるぐらい、痛みの強い話だなと思う。どこまで現実に忠実なのかあの時代を生きていないわたしにはわからないけれど、あの時代の渋谷の片隅だとしてもああいう空気があったのだとしたら、わたしはかなり浮いていたと思う。とはいえ人は環境に左右される生き物だから、時代が変わればわたしという人間もある程度はそれに即した人間として生きていたのかもしれない。

少なくともこのドラマは「あの時代って良かったよね」みたいな綺麗な部分を懐古するようなものじゃなくて、むしろ汚い部分を突きつけてくるから、重たい。週の始まりに観るには重たいけれど、面白い。

Solliev0(ソッリエーヴォ)

染谷俊之さん、和田琢磨さん、横田龍儀さん目当てで観たいと思って録画してる。まだ観てない。

このページで書いたとある2.5次元舞台はA3というゲーム原作の舞台で、この御三方はその舞台で存在を知った(和田琢磨さんはA3のメインキャラからは外れる)。
天月春陽(染谷俊之)、天月冬真(和田琢磨)は腹違いの兄弟でなんか色々あるらしい。友人によると5話が良い(※全6話、その後舞台へと続く)らしいので俄然楽しみである。


火曜日

お迎え渋谷くん

SixTONESの京本大我さんが渋谷大海を演じる。青田先生は田辺桃子さん。
恋を知らないイケメン俳優渋谷大海が歳の離れた妹の通う保育園にいる青田先生に恋をしててんやわんやする話。

とある漫画アプリで何の気なしに読んだらあまりのぶっ飛び具合に笑ってしまった。綺麗なお顔と歌声を持ちながらも、ニワカのわたしでも知っている変人っぷりの京本大我さん。そんな方が演じる渋谷くん。そんなの観たい!、というただそれだけで観ているけれど、思いの外ハマっている。気軽に観れて笑えるドラマ。

ちなみに京本大我さんの変人っぷりは京本大我公式XとかSixTONESのオールナイトニッポンで見たり聴けたりします。(※ラジオはメンバーの田中樹さんは毎週、もう1人が週替わりです)


水曜日

忘却バッテリー ※アニメ

ジャンプラ木曜にて隔週連載中の野球漫画。野球がさっぱりわからないわたしでも面白い。

中学球界でその名を知らない者はいない、剛腕ピッチャー清峰葉流火(cv増田俊樹)と"智将"要圭(cv宮野真守)の怪物バッテリーは何故か無名の都立小手指高校に進学。さらに圭は記憶喪失になり"恥将"に成り下がっていた。そこにかつて清峰・要バッテリーに敗れ野球から遠ざかっていた天才たちも集まり———みたいな話。

個人的に智将の声は合ってるけど恥将の声はイメージと違った。話がすきだし観るけど。
制作はMAPPA。なんかずっと稼働してない?アニメ制作会社のスケジュールとか規模感とか全くわからないけど大丈夫なのかな。
OPの映像がすき。特にサビがすき。ちなみに推しキャラという概念が特にない。私にしては珍しい漫画。

RoOT(ルート)

河合優実さんと坂東龍汰さんのW主演。
玲奈(河合優実)と、佐藤(坂東龍汰)は同じ探偵事務所に所属する調査員。クールかつ正義感の強い先輩玲奈とポンコツ新人佐藤がバディを組んでタクシー運転手の素行調査を行ううちに、大きな事件に巻き込まれていく、という話。

特にアニメ好きの印象はなかった人からも観てる?と聞かれることが多かった(当者比)あのアニメ、『オッドタクシー(🎦)』のSide B的な話。多分先にオッドタクシー観た方が良い。
原作の此元和津也さんは『セトウツミ』とか『ブラック校則(🎦)』とかの原作者/脚本家でもある。もちろんオッドタクシーも。
オッドタクシーファンとして楽しんでいるが何も知らない人から見たら???なのでは、という気持ちにもなる。ポンコツ新人佐藤に対してちょっとイライラする。
主題歌とタイトルの入り方がオシャレ。


木曜日

君とゆきて咲く

手塚治虫大先生の『新撰組』という漫画が原作らしいけど初めて知った。そして下のリンク先を読む限りドラマオリジナル要素も多そうである。
新撰組に明るくないわたしでも知っている近藤勇や土方歳三、沖田総司などは出てくるが、主人公はオリジナルキャラクターの若い2人。

深草丘十郎(奥智也)は父と2人で茶屋を営んでおり平和な毎日を送っていたが、ある晩に逃げ込んできた左幕派藩士を匿ったことで父が長州藩士に殺されてしまう。復讐のために強くなりたい!と訪れた壬生浪士組の入隊試験でもう1人の主人公、鎌切大作(前田拳太郎)に出会う。大作は剣の腕はピカイチだが飄々としていてなんとなくいけすかないし、何か秘密を抱えてそうなキャラクター。2人はぶつかり合いながらも(というか大作が丘十郎をおちょくってる)徐々に友情や絆が芽生えていくんだと思う。
なんですが、1話冒頭から2人が斬り合っている。わたしたち視聴者はこれから数週間かけてこの未来に向かっていくのを観ることになるっぽい。

わたしは永田崇人さん目当てで見始めたけど、多分そういう動機のオタクが観るドラマ。でも案外面白く観ている。

※こっから下ただのハイキュー!!にまつわるオタク話です
ちなみに永田崇人さんとの出会いはハイキュー!!2.5次元舞台(ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!通称ハイステ)。孤爪研磨役が永田崇人さんで本当に良かった。もっとちなみに言うとハイステは途中で烏野のキャストが総入れ替えになりまして、今映画でやってるゴミ捨て場の決戦は入れ替え後のキャストvs音駒だったんですが、わたしとしては入れ替え前のキャスト陣で観たかった。キャス変後が嫌だと言うよりも、キャス変前があまりに良すぎて、そして原作内の烏野と音駒と同じように築いてきた関係性があって、どうしてもキャス変前のゴミ捨て場を観たかったと思ってしまう。
初代日向翔陽は須賀健太さんで、今は須賀健太さんが演出で劇団ハイキュー‼︎を立ち上げています。旗揚げ公演を観に行きましたがいい意味でハイステとは別物で、より日常とシームレスで、世界のどこかに日向翔陽が、影山飛雄が、烏野高校が、ハイキュー!!のすべてが存在していると思える演出でした。ハイキュー!!って人生の漫画だからね。
※終わります

初めて存在を認識しましたが鎌切大作役の前田拳太郎さんと、斎藤一役の庄司浩平さんのお顔がとりわけすきかもしれない。
OP、EDともに彼らが歌っているけど誰がどこ歌ってるかさっぱりわからない。余談だが放送開始前に公式エックスのキャラクター紹介ポストで"メンカラ"という単語が並んだことでオタク仲間とざわざわしていた。


金曜日

9ボーダー(ナインボーダー)

19歳、29歳、39歳のいわゆる「大台」を控えた3姉妹が、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の3Lをテーマにモヤモヤや焦りを抱えて幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を描くヒューマンラブストーリー、らしい。

話自体はそこまでのめり込んでいないけど、自分の年齢的に川口春奈さん演じる主人公の大庭七苗に感情移入してしまう。1話の「本当は何者でもないのに」とかわかるー!!と話の流れは度外視で共感してしまった。あんなに仕事に全力なわけでも、能力があるわけでもないけど。
あと服装がオシャレでそれ目当てで観てる。

木戸大聖さんみたいな幼馴染キャラ(当て馬)を応援しがち…お顔もすきです。そして松下洸平さん、初めて年上男性をかわいいと思ってしまった。かわいいはダメだ、沼の入り口である。
途中のMV風の演出はあんまり好みではない。

ゴーストヤンキー

福澤侑さん、小坂涼太郎さん、高橋怜也さん目当てで観ている。
福澤さん、小坂さんは木曜日の『君とゆきて咲く』に出演している永田崇人さんと同じハイキュー‼︎の2.5次元舞台に、高橋さんは月曜日の『Solliev0』に出演している染谷俊之さん、和田琢磨さん、横田龍儀さんと同じA3の2.5次元舞台に出演されていたのが入口。

主演は超特急の柏木悠さん。
風町トゲル(柏木悠)は大怪我で陸上選手生命が途絶えた高校3年生。喪失感に苛まれ走行中の車の前に飛び出し、気づいたら幽霊状態に。混乱したトゲルの前に昭和のヤンキー軍団"わんぱく団"のメンバー(40年前に死んでから成仏してない)が現れ、ジェネレーションギャップに戸惑いながらも友情、ならぬ"幽"情(公式サイトより)を育んでいく。霊界で起こる騒動に巻き込まれながらも乗り越えていくハートフルコメディ。とのこと。

わんぱく団のメンバーは5人、1人は生きていて溜まり場にしている喫茶店のマスター、3人はわんぱく団、1人は敵対組織の暴霊族に所属している。この辺の謎が今後明かされそう。
まだ2話までしか観ていないが2話の最後でグッと続きが気になるようになった。

ところで柏木悠さん、お名前が主人公すぎる。


土曜日

街並み照らすヤツら

森本慎太郎さんが演じる主人公、竹野正義は商店街にあるケーキ屋の店主。ケーキ作りの腕は確かだが経営はギリギリでケーキ作りに必要な機械も壊れかけ。会長(船越英一郎)に買い換えの相談をするも一蹴され悩んでいたところ、幼馴染の荒木(浜野謙太)から保険金目当ての偽装強盗を持ちかけられ…、という話。

公式サイトを確認して気づいたけど正義って32歳設定なんだ…中の人26歳なのに違和感ない。
荒木とシュンとマサキがバカすぎてイライラするし、ナレーションがちびまる子ちゃんすぎるし、時々間が合わないなと思うけど、1話冒頭に辿り着くまで気になって観てしまう。
というか1話の冒頭にそういう場面を持ってくる作りの話が割と好みなんだな、今期でいうと95と君とゆきて咲くも同じ構成だ。
食虫植物ケーキはqrazy chocolateを思い出す。

東京タワー

個人的に恋愛ドラマが得意ではないので内容はそんなに惹かれないのだが、永瀬廉さんと板谷由夏さんがとにかくきれい。映像美を堪能している。おかげで観られる。
にしたって詩史さんがずるくてこんな大人にはならないぞ!の気持ちと、なれるわけがない(美貌も内面も何もかも)の気持ちが同居している。
それから耕二は透のことがすきすぎる。真似っこは小学生までにしておこう。

途中のTravis JapanのSweetest Tune、曲自体はとても好みだけど全体的なドラマの雰囲気からすると唐突感があって戸惑いはある。

烏は主を選ばない ※アニメ

原作が大好きなアニメ。
未だ1話しか観られていないが、おそらく原作シリーズ第1巻の『烏に単は似合わない』と第2巻の『烏は主を選ばない』をうまいこと組み合わせて脚本にしていると予想している。
ちなみに原作の1巻と2巻は同じ時系列を別視点で追っている。

舞台は人から烏、烏から人へと転身できる三本足の烏「八咫烏」が住まう異世界「山内」。山神さまによってひらかれたと伝えられる「山内」には八咫烏の一族が住んでおり、族長一家「宗家」のもと、東西南北の大貴族「四家」によって四つの領が治められている。
「宗家」の長として「山内」を治める「金烏」のお后候補が「四家」からそれぞれ登殿し、后の座をめぐり熾烈な女の戦いが幕を開ける———
のは合ってるんですけど、そもそも金烏がアレだったり、ある人が実はアレだったり、反対にアレがソレだったりで何を言ってもネタバレになってしまうから下手なこと言えない。

アニメ化において「声の違和感がないこと」は個人的にかなり重要度の高い事項で、そして個人的に難なくクリアしている。
雪哉が全キャラクターの中で1番好きで、声を発した瞬間に勝ちを確信した。田村睦心さん、ありがとうございます…!!
若宮の入野自由さんをはじめ四姫の声も全部解釈一致で有難い。

正直な話をすると絵柄があまり好みではないのだが、声だけで何もかもが最高。当たり前に話は大好きだからそこに関しては心配なし。
1人でも多くの人に見て欲しいし原作読んで欲しい。
強いて言うなら登場人物や用語が多くて混乱するかもしれない。公式サイトに用語集が載っていますのでどうにか乗り越えてください。


日曜日

アンチヒーロー

長谷川博己さん主演、「殺人犯をも無罪にしてしまう」"アンチ"な弁護士もの。
アンメットのところでも触れましたが北村匠海さんが元々すきなので、出るとわかった時から楽しみにしていた。堀田真由さんも嬉しい。
ちなみに北村匠海さんの出演作、『サヨナラまでの30分』が私はとてもすきで、今度それについても書きたいとは、思っては、いる。

アンチヒーロー、内容を書こうと思うとなんか上手く言葉にならない。法廷遊戯では試すような表情が多かった馨を演じていた北村匠海さん、今回演じている赤峰は正義感が強くて明墨の言動に翻弄されていて、でもどちらもしっくりくるからすごいなぁと思う。
堀田真由さんの無表情の中の変化も素敵、特に4話ではおい赤峰気付けよ何か言いたそうにしてるぞちゃんと表情見ろバカ!!!と言いたくなった。恋愛的な意味ではなく。
ドラマの軸と思われる部分が話数を追うごとに
見えてくる、という構成が自分はすきなんだと思う。
法律の下に云々というよりかは、法律を盾やら武器やらの道具として扱っているように見えて、それはどうなんだろうかと思ったりはする。そういうものなのだろうか。まぁフィクションだしな。
主題歌の『hanataba』(milet)も、劇伴もすき。



おわりに

こんなに書いといて別に読む人いないだろ、の気持ちが拭えない。大きいタイトルのは私なんぞが今更何かを言わなくても観ている人がたくさんいると思うんですが、深夜のオタク向けドラマと、アニメも観てるオタクとしては相互に興味を持つきっかけのきっかけになったら嬉しいな、の気持ちでとりあえず書いたページです。

余談ですがこれに加えて番宣や定期のバラエティやらソシャゲやらを追っているのでだが情違い探しが全然進まなくて困ってます。

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