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若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ 何人たりともね

11月9日
ゼンブオブトーキョーをやっと観てきました。

今日はその感想を。

まず、この映画を見る前に、
今日は早起きだったので、朝から洗濯物を畳みながら『アオのハコ』のアニメ最新話を見た。
そして、映画館に向かいながらこち星の森田回(こち星青春高校)を聴いた。
そしてこの青春映画、ゼンブオブトーキョーを観た。

青春の過剰摂取。もう私のライフは0よ。
いや、私もそれなりにいい青春を過ごしたのですけどね。形は違えど。

公開されてすぐに観た人たちの感想を見ていると評判はかなり良さそうだった。
どれ、と期待して映画館へ向かう。

最初の長野?の学校のシーンから主題歌の「急行券とリズム」が流れて鳥肌が立った。いいよねあの曲。

東京の全部を巡りたいという池園ちゃんの気持ちはよくわかる。
私も修学旅行の計画は結構しっかり立てて東京を巡ったので。
東京って行きたくなるところたくさんあるもんね。。

最初の観光地である浅草のシーン、私は浅草・スカイツリーの近辺に住んでいるので、おお、近くで撮影してたのね。と少しの感動を覚えた。

ここから問題がいろいろと発生するわけですが、
まず、池園ちゃん、お前は班長に向いてなさすぎる。
班員の意見を何も聞かずに計画を立てちゃいけないよ。

いや、映画の登場人物にガチレスすんなって話ではあるんですけどね。
でも花やしきが開いてなかったとき、昼飯が行列だったとき、班員と相談もせずに次の自分の計画表通りにしようとするのはよくない。ええ。

昼飯が行列だったら、まず「どうする?」って班員に聞くべきだよ。池園ちゃん。
まぁ、それは置いといて。

その後
「昼飯は各自で食べて、食べ終わったら全員集合しよう」←これ
まじでありえない。修学旅行は班員全員で行動して、班員全員で失敗してこそいい思い出になるんだろ!!
と思いました。観ててここはかなり怒りが込み上げてきたけど、まぁガチレスは置いといてという話。
僕の経験で行くと、上野のアメ横で「ブルガリのネックレス1000円大特価!!」みたいなパチ掴まされて、班員みんなで「やべーじゃん!!いっぱい買え!!」つってお土産資金の半分くらいをパチモンのブルガリに使いましたね。後になっていい思い出だったとみんなで楽しく話し合えたので、修学旅行こそ失敗すべき。まぁいいけど、こんな話は

そのあと、なんでそんなこと言ったのかという理由がわかりますしね。
まぁ、ほかの班と行動したいなら初めからそういえばよくない?とは思いましたが、フィクションなので、、、、落ち着いて私、、、

そこから班員とはぐれて、ひとりで東京を巡る池園ちゃん。
さすがにメンタルが強すぎる。痺れる。

みんなにスケジュールを配っていたので、あれ通りに行動すれば集合できると考えてたのかな。とか思うとその愚直さに涙が出る。



そんで、めぐサイド、守谷君を追いかけるめぐと辻坂さんのパートは面白くてよかったですね。ええ。
あと竹内希来里さん、演技上手くない?俺だけ?思ったの

あとはまぁ、最後みんなで智紗ちゃんをオーディションに向かわせるシーンはよかった。その後のお台場の海で遊んでるのも良かった。あれこそ青春だった。

僕の好きな「SUPER☆GiRLS」の曲の「青春キラリ」の歌詞で

青春ってのは
振り向いたとき
積み重なった「今」の集合体

という歌詞がありますが、最後のシーンでそれを思い出しました。
花里さんと桝谷さんがちゃんと仲良くなっててよかったし、智紗ちゃんがアイドルになれてるのも良かった。

きっとこの物語のみんなも卒業式であの修学旅行を思い出すんだろうな。
あの先生に辻坂さんが修学旅行でアイスぶつけてごめんって謝るんだろうな。そんで先生も「桐井のためだったんだろ?」って優しい笑顔で許してくれるんだろうな。

はぐれた後、みんなで智紗ちゃんのために行動して、それでみんな仲良くなるってところが個人的にかなり好きだった。最後、お台場の海で写真撮るところとかね。

あのチェキは一生高校の思い出として部屋とかに飾るんだよ、池園ちゃん。
池園ちゃんの想像した通りの修学旅行にはならなかったけど、最後に最高の青春が待ってたんだからいい思い出だよね。

大人になってみんなで酒飲むときなんかに「優里香が立てた修学旅行のスケジュールヤバかった~」とか言っていじられるんだろうな。過ぎたあと笑いあえるそれが青春だからね。

智紗ちゃんはきっとテレビ番組でオーディション秘話についてこの修学旅行を語るんだろうな。みんなで酒飲むときも毎回感謝を伝えてそう。

おっと、妄想はここら辺にしときましょう。

いい映画でした。
致死量の青春を浴びた本日。
私の青春は例えるとダイヤのAやバトルスタディーズのような泥にまみれた半男子校で白球を追いかけた日々だったので、こういった青春を送りたかったと改めて思いました。
修学旅行なんて五厘頭をいかにして隠すかしか考えてませんでしたしね。

もう一回見に行こうかな。

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