推しが引退するということ、その恐怖について(たかやさんの引退イベントの話)
2024年12月31日、渋谷ロフトナインで開催されたWebライターたかや引退記念イベントに行った。
元々オモコロを見ていて、たかやさんの書く記事は特別好きだった。
それからオモコロ以外のたかやさんの記事も読むようになって、12/1の文学フリマで本を出されるとのことで、よっしゃこれは買うしか、となってそこではじめてたかやさんご本人にお会いした。
第一印象としてとにかくめちゃくちゃ腰が低くていい人だった。こんな自分なんかにもめちゃくちゃに優しかった。
本の購入時にたかやさんが手相を見てくれるというおまけがあったのだが、めちゃくちゃちゃんとみてくれたし、1ファンに対してこんなに話してくれるんだというぐらい全力でお話してくれた。
最後に「なんか悩みありますか?」って聞かれた時に「めちゃくちゃ好きなYouTuberがいるんですがあんまりたくさんコメントとかしたら引くかなって悩んでます」的なことを言った。そしたら、「推してもらえるのってめちゃくちゃ嬉しいですよ!!本当に好きでいてくれる人には感謝してるし、だからめちゃくちゃコメントしていいと思います」という感じにすごい肯定して下さって、あ、この人の事一生推したいと思った。
買わせていただいた本を読むとめちゃくちゃ共感することばっかりで、ほぼ引きこもりみたいなクズの私にはめちゃくちゃに刺さりまくった。彼の文章の瑞々しさがとても好きだと思った。
引退イベントが告知されたのはそんな矢先のことであった。
これ、ガキ使のやつ(山ちゃんはやめへんでのやつ)だよね、と最初は思った。思ったのだが、その後の原宿さんのリポストとか、周囲の人の反応とか見るにガチなのではないかとだんだん不安になった。
もう彼の書く新しい記事が読めない、イベントなどで会うことも出来ないかもしれない、色々考えて、かなしくなってたまらず手紙を書いた。
で、イベント当日。最初にVTRが流れ、たかやさんが引退という決断に至るまでの経緯が語られた。これガチなのかと思って震えた。本当に引退しちゃうんだと思ったら内臓がぎゅーってなるようなつらさだった。
イベントの内容は、本当にめちゃくちゃ面白かった。とにかく笑った。
あ、ちなみにまだアーカイブが見れるのでぜひ見てください(1/14まで)
で、なんやかんやあり、引退は釣りだったことが分かって、わたしは猛烈に安心した。
最後物販があったので、写真集(写真集?)を買わせて頂いたのだが、山下ラジ男さんが「あ、せっかくだからサイン貰ったら?」と言ってくださった。
で、写真集にサインをいただいた時に、お手紙を渡したら、大事そうにそれを握りしめてくれて、そのとき大袈裟に言えば、生きていてよかったなと思った。
前推しだった方にお手紙をわたしたときに、冷たい反応をされたときがあった。それは完全に自分が悪かったのだけど、その傷も癒えていないときであったので、その優しさがとても身に染みた。そうやって推しにも冷たくされるぐらいのゴミクズの自分にもこんなにもちゃんと関わってくれる、ファンとして新参ではあるし、それほどよくしってるわけではないけれども、この人がたくさんの人に愛されている理由はこの真摯さにあるのだろうと思った。
「推し」というものは時に絶望に突き落とすけど、生きる意味をくれる存在でもある、あまり綺麗事ばかり書きたくはないし、推し活みたいな言葉も好きじゃないけど、自分は彼のイベントに行きたいという一心で死にたい日をやり過ごしたこともあるから、本当に本当に感謝しかない。
感情をただ吐き出すだけの日記を長々書いてしまったが
何が言いたいかというと、
推しの本を買ってくれ!!!そして読んでくれ!!!たくさん!!!
(勝手に宣伝してしまいすみませんでした)