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存在しない同級生 なおちゃん

これまた、小学4年生の時の出来事である。

本当に人生で小学生の時が1番スピリチュアルな体験をし過ぎて、そこで一生分の体験をしたのではないかというくらいの充実した時期だったなと、最近改めて思う今日この頃…

たしか、秋の紅葉が深まる時期でしたか…

わが校は一応田舎ながらもベビーブームの名残か、そこそこ生徒数はいた方だと思う。

当然、端から端まで同級生全員覚えているか?と聞かれたら、知らない、話した事ない奴がいても普通。ですよね?

そんなある日の放課後、教室に突然女の子が僕を訪ねてきた。

なおちゃん「あっきー君いる?」

… 誰だ… 可愛いけど、見た事ない子?知らないだけ?他のクラスだよな??

と、ずっと考えてたら、中に入ってきて、

なおちゃん「あっきー君、明日の放課後、給食室の前に来て。」

僕「?なんで?てか、なんで僕を知ってるの?」

なおちゃん「知ってるに決まってるじゃん!ひどい…  とりあえず、大事な話あるから、明日必ず来てね!」

と言って去っていった…

もう、ない頭フル回転ですわ!

まず、誰?可愛いけど。 何?話? え?告白? 向こうは知ってる?

頭の中ずっと、?が沢山廻ってる中、洋介君と下校しながら、聞いてみた。

僕「洋介ー、なおちゃんって子知ってる?」

洋介君「なお? 他のクラス? 違う学年じゃなくて? 知らないけど」

僕「いや、同級生だった。名札みたら4年生だった。他のクラス」

洋介君「全員と話した事ないから、わかんね。」

そうだよね…俺だって知らない奴まだいるしなぁ…

洋介君「その子がどうしたの?」

僕「いや、なんか突然訪ねて来たんだけど、去って行ったんだよね。」 ‥明日の放課後の話は言えなかった… そんなとこ洋介君に見られたくないしw


続く

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