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プーマ財布でも彼女ができた話。

年齢22歳。
正直、もう諦めるべきだと思っていた。と言うのも私は所謂童貞である。
私はインキャの類なのだろう。理系、アニメ好き、相手に合わせがちなど、弱々しい場面が多い。しかし、奇跡が起きた。英会話で仲良くなった女の子とプライベートで遊ぶことになった。英会話では彼女を作るつもりなど無く、ずっとふざけていた気がする。ただそれがよかったのだろうか?変顔するくらいの女友達ができたのはこれまでで初めてだった。私は意を決して彼女を花火へ誘った。これに関してはタイミングがよかったとしか言いようがない。私は出来る限り、リードした。手を繋ぎ、危険な時には腰に手を当て抱き寄せた。私は緊張しながら、苦手な先導を続けた。
その甲斐あって現在初めての彼女ができた。
本当に幸せである。ただ、性根は何も変わっていない。実際にシャイでインキャでネガティブで諦めることが染みついた私には高嶺の花すぎたのだ。今でも彼女が大好きだし、彼女に成長させてもらったことに感謝している。今はまだ彼女であるが、いつ振られるのかわからない。そんな不安がずっと片隅にいる。苦しい、苦しい。そう思いながらも自信満々な彼を演じる世間の男子は本当に漢なのだと深く思う。

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