見出し画像

【感想その2】GQuuuuuuX観てきました【ネタバレ】

キャラ所感を記しながら、細かなところにもフォローを入れていければと・・・
何回も言うんですが、ガンダム知識はそんなになので、マニアな考察とか今後の展開予想とかはしないしできません。せいぜい個人的希望を提示するくらいですが、そんなものを持っていたとしても、裏切られる歴史が多い作品なのは知っているので、そういう心持ちで言います。


メイン3人衆

・マチュ

今作の主人公、前半の硬派な戦記物から打って変わっての後半本編、鋭利なメカとカーキ色が半分以上占めていた画面から対象的に、丸くて明るい色をドカドカ入れ込んでます。まさに温度差で風邪引かせに来てるんですが、意外にすんなり受け入れられたのは、『戦後』っていうところをもうこれでもかと描写してくれたからなのでしょう。
そんな彼女が、スマホの画面割られた これだけのことで、物語に突っ込んで軍警に喧嘩売って、クランバトルに参加していきます。上映中は前半の衝撃から、まだ正常な判断がつかずそのまま受け身になっていて気づきませんでしたが、結構ハチャメチャな女です。
メタい見方なんですが、『劇中でガンダムに乗ってほしかった』からか?と思ったくらいです。アムロがいないってのもあり、その役割も担っているのかな?(あいつも結構無理矢理乗ってるし)
ザクからGQuuuuuuXに乗り換えるときは本当に好きですねえ、バケモンですよいろいろな意味で
(初陣はザクか?ジオンIfやし)と多くが思っていただろうところで、

あっちのほうが強そうじゃない?←!???!????

なんの見込みもないのに、ついさっきデバイスの使い方を知っただけなのに、ここでこいつはこう動くんやとぶちのめされましたね。強引だと思いますがこれは好きです。ハロもイエスマンやなくて止めい。

が、猪突キャラだと断定もできなくて、ググって調べて解消!という知的好奇心もあって( ggrks って言葉があるくらいこれが出来る人、平均よりだいぶ知能高いです(経験談)、発信機に気づいてニャアンを出し抜く、三方の利害を挙げてシュウジとニャアンを丸め込む、初クランバトルで1年戦争の生き残りを驚嘆させる機転を利かす、などなどなかなか切れてます。いわば行動力と機転力のバケモン、NTの勘も添えて最強に見える・・・。
Z世代と、Zガンダムをかけてる説も納得ではある。
また「ソラって自由ですか?」の発言も、端からみたら え?今? となる天然発言なんですが、デバイスの品番ググって『非合法!?』と知った瞬間から、この問いをぶつけられる人に出会うために彼女は行動していたと思うんです。運び屋を出し抜いて接触、バイトだとわかると依頼主のところまで同行、到着したロックが掛かったドアの先はただならない場所なのは確信している。入るのを躊躇うニャアンを促しているあたり、もっと先に覚悟を決めてます。そこで出会った裏社会の詳しそうなおばさんに外への率直な興味をぶつけたんです。
自分の興味に素直で、そのために最短で行動する賢さ、自我とか芯の強さみたいなのを感じました。だからおばさんに『あの娘は帰ってくるよ』と言われるんです。これを狂犬キャラにするするガノタはまだまだやのう・・・

で、この『ソラ』なんですが、どっち?となりませんか?土田浩翔じゃないですよ。
宇宙」なのか・・・「」なのか・・・(どっかでもう字がわかってたりしてる?)
冒頭皮肉ったただの遠心力でしかない偽物から解放されたいのか、はたまた重力の中心、地球のことなのか?どっちに憧れてるの?これ結構大事よ、でも地球の観光本持ってるんですよ。3:7くらいで地球か?どっちに惹(引)かれてるか、これ不穏要素な気がするんですよ。そんなんお前、前半アレしてるやんか、おーん。
まあ今後間違いなく、軽い気持ちで首突っ込んで先々で色々起きるんでしょうが、なんかバイタリティで「よくわかんないけど、なんかわかった」と、乗り切って行きそうではある。彼女のセンスの赴くままに・・・。

・ニャアン

マチュがあまりに明るい万能感を醸す中、ちょっと抜けた感じのある女の子、麻痺ってますがマチュが上振れてるだけで、これが普通です。難民故にウーバーリュックで闇バイト、でも昼間ウロウロするのは恥ずかしいから制服コスプレしてるので怪しまれて軍警に追われながら登場する女の子です。変装のセンスもない。
世間体とか気にせず、見ず知らずのおばさんにソラは自由かと尋ねるマチュとは対照的すぎます。ここで思うのがマチュが理想の体現とするなら、ニャアンは現実担当なのかなと、戦争に勝ってスペースノイドの自由と繁栄は実現できたかもしれないけれど、その代償はもちろんあるわけで、その表現を描くうえで、地下鉄の改札でマチュとニャアンが交錯、マチュのスマホが割れる。そこからはマチュに引っ張られるがままに騒動に巻き込まれていくのですが、そこでクランバトルに出るというマチュに賭ける、半ば押し込まれるままですが、自分の命運を託すんです。マチュが退屈な日常を打破する物語ではあるのですが、ニャアンもその惨めな日常を打破しようと、行動を起こしてるんですよね。マチュの項で彼女は乗り切っていきそうと記したのは、ニャアンがもうマチュとは真逆のベクトルでいるから、というのもあるのかな~。じゃあ、マブになるのか?ということなんですがどうなんだろうねえ・・・個人的には乗ってほしくないような・・・、注目事項な気がします。

・シュウジ

この男はほぼ考察になっちゃう~な謎の男、マチュをキラキラに導く男です。さっきマチュは宇宙と地球、どっちに惹かれるのか?と話したんですが、キラキラには『向こう側』なる概念があると、さらに誰かの妹とか母になったかもしれない女性がワラワラいそうなのもあって、明らかに宇宙。ここで地球に憧れてそうなマチュの中で少しねじれがある気がするような。
そして、マチュは落書きのキラキラに魅せられ惹かれて日常に戻る最後の機会を蹴ってガンダムに乗る。マチュの行動力もあるが、最初にいざなったこいつが原因なのは明らかです。なんとかのバラだの、ゼクノヴァだの、未知ワードは全部こいつが担当しているので、これはまた色々わかってからになりそう、しかし赤いガンダムにも乗せられて全伏線抱えてるやん大変やな。


戦勝国ジオン公国の方々

ここでやっと前半部の話をしようと思っているのだけど、ちょっとした予想をやろうと・・・、それはジオンサイドは 1stで登場を果たしているキャラがメインで進むのではないか?という予想である。
その理由はGQuuuuuuXはジオンが一年戦争で勝った世界線なわけで、1st以降のジオン系の人々は敗戦後の世界線で発生した目的があったり、感情があったりして行動を起こしているわけで、登場するにそぐわないのではないのか?一年戦争題材の他外伝からの登場も可能性は低そう。なぜならどこまで生き残っているかは不明だが、絶対ややこしいことになるあの兄弟の3/4が生き残ってしまっているのは確定してしまっている!!
素材不足どころか深刻な素材過多、困ることはなさそう。あの長兄と長女だけでご飯何杯賄えると思ってるんや、グリプス戦役、ネオ・ジオン抗争なんか目やないで・・・

シャリア・ブル

1stは1回しか観てないはずだったのだが、ちゃんと覚えてて少し驚いた。「最強設定で送られた刺客なのに1話で使い潰された男」というのは厨二心には印象的だったのかもしれない。ただギレンが招集してキシリアに預けたという設定までは抑えておらず、調べたときは(なるほど、兄妹喧嘩2回戦を描くには適役すぎる・・・)と感心してしまった。
シャリアは妙齢の設定な気がするが、シャアとの関係性はシャリアが先輩を慕う後輩みたいな関係、上官と部下という感覚もあんまりない。もともとシャアは現場の仲間には気さくに接するタイプであるから、こういう関係性なのだろう、一言で言うならまさにマブなんだよねえ。

戦中は政治には自信がないと弱音を吐いていたのに、戦後、冷戦中であろう兄弟喧嘩2回戦の狭間で、ジェネレーションギャップ凄そうな乗員らをやりくりしながら、かつてのマブを追うイケおじになっていた・・・。
このおっさんの肝は、どこまでシャアに傾倒しているのか?という点にあると思う。あくまで命令を受けたからなのか、上官を想う忠誠心なのか、シャアの野望のためなのか、はたまたゼクノヴァの謎を追い求めているだけなのか?2人の母艦であった歴戦の強襲上陸艦ソドンに乗艦し続け、新造艦に乗り換えないのか問われ、はぐらかすのはシンプルな親愛の形なのかもしれないが・・・
前半はシャアとのビジネス上の関係性しか描写してなくて、後半でも英雄と戦場を駆けた古強者くらいにしか描かれていない。
そもそもブライト枠なのか、ライバル枠なのか、あえて見せてない。イケおじに徹するしたたかな男になっていた。劇中ではジオンはまだ傍観者な感じで、これからどうメイン3人衆と関わっていくのか・・・(試験中の新造MSを奪われてたらそれは当事者なのでは???)

ドレンはどこにいるんや~!!!

前半一番好きなシーンがコンペイトウに最大戦速で特攻するキャメル艦隊とソドンなんです。

今回ガンダムの造形は結構オリジナルで、あんまりNTR感無かったけど
ホワイトベースのシルエットは結構そのままで

鹵獲した連邦の新鋭強襲揚陸艦をジオンカラーに塗り替え、艦名も改めるという凄まじく質の良いNTRなんですよ。

あの見慣れたブリッジにジオンの軍人が詰めている。しかも戦闘指揮は艦長席に座るのではなく、窓前に立つジオン式!!!脳が破壊される(恍惚)この辺が、セクシー!エロい!

ホワイトベースの話ついでに、序盤民間人まみれでギスギスしつつも団結していった正史ホワイトベース。それと対象的に、若いけれど正規軍人のチームで、既に機能的な完成をしているソドンというのも、If世界線の象徴を感じられますよね。この元ペガサス級は正史とは真逆で戦没せずに生涯を全うしそう。できればマチュたちの母艦であってほしい・・・

ザビ家

・キシリア

戦後政治を描いていく際に超重要人物になりそうな人
キシリアを考察する前に、GQuuuuuuXの世界情勢について考えたほうが良いのかなと思うので、ここで少し考察を

1stの後、正史は連邦内の勢力対立+ジオン残党という構図で進んで行きます。対して、GQuuuuuuXではその辺どうなるかと推測すると、自分の中ではジオン内の紛争のみに留まるのではないか?という推測がでてきてます。

正史の戦後は正当な国家は地球連邦しか存在しておらず、『中央VS少数勢力』の構図なのですが、ジオン戦勝Ifだとまだジオン公国は健在なので『ジオンVS連邦』の構図のまま続行という形になります。かと言ってバチバチか?と言われるとそうではないと感じますよね?この理由はご丁寧にルナツーとソロモンをシン・◯◯◯的字幕で強調、停戦理由も連邦が宇宙圏の拠点を失った為と言及していました。このことより、大気圏を境にジオンと連邦は分け隔たれてる、と推測できそうなのです。
いや、ジオンは地球圏に降下してるのでは?と指摘がありそうなので、そこも考慮していくと、ジオンは降下していたとしても、停戦後の管理の難しさから地球圏の拠点は放棄している、もしくはそもそも地球に降下していない、なんてこともあり得るのかな、マ・クベ健在とかガルマ引退とかもそれを暗に示してるのかなぁ・・・と、ドズルが死んでるのは、連邦宇宙艦隊が必死のパッチで(コンペイトウにはソーラシステムの跡があるらしい)特攻でもしたのでしょう。
緻密に見えた前半部分の中でも、結構無理やりな感じ、作為的なもの(邪魔になりそうなキャラを消しに行ってる)を感じる。ということで、ジオンと連邦は国境を物理的には接していないのかも?がどんどん強まってきます。

ここでやっとキシリアの話に戻るのですが、そういう世界情勢だと仮定すると、片手間で連邦とやり合う必要がなくて、彼女が兄妹喧嘩に専念する世界線となります。ドズルも不在で、彼女にとっては追い風、NTの育成機関もグラナダの士官学校に備えて万全です。加えてルウムの青年までも迎え入れたりしていて、彼女の突撃機動軍の気風はそのままのようです。となると、GQuuuuuuX本編はクーデターもののような話になるのかなと、シャアを探してるのもシンプルに自分の勢力拡大の為なんでしょう。(助けてくれたヒーローに、惚れちゃった説もなくはないが・・・)マ・クベが軍の事務的なところを管轄しててドズル的なポジションに居そうなので、その気になればジオン転覆させられるのでは・・・?
そもそも、キシリアの野望ってどこまで行くものなんですかね?兄を失脚させてジオンをキシリア国にしたいだけ?この点については自分は勉強不足なもんで、ちょっと下手なことは書けないですけど、彼女の野心の大きさがこの世界の荒れ方を左右しそうである・・・
ならばNT(スペースノイド)側の人か?と言うと、能力が高いNTを打算的に活用している人なので、人権尊重とか解放とかはしてくれなさそう。シンプルな味方には絶対ならない、まだ兄貴のほうがスペースノイドに寄り添いそう。

願わくば、シャアを探す理由も単に彼にときめいたからに過ぎず、NTを平和的に覚醒させられるクラバ推進派となり、マチュらを保護して
部活系機動戦士GQuuuuuuX ”くらばと!” にしてください(届かぬ想い)

・ガルマ

我々が愛していたガルマは死ななかった!何故だ!!!

画面には出てこないし、セリフで一瞬出ただけなのに考察の対象になる男
ガンダムのさわりだけ触れた私ですらも、これ書いていくと止まらんぞ・・・と憶測と妄想がほとばしってくるキャラなのだが、描写があまりにもないので逆に危険を感じてしまう・・・。
ここにギミックみを感じていて、『初宇宙世紀ものがGQuuuuuuXの人には一切引っかからないが、一年戦争を骨の髄までしゃぶり尽くした人にはぶっ刺さる』という仕掛けのためにあえて希薄な示唆をしているのでは?上記のキシリアの野望やら、シャアの親近者であるなど、あまりにも核心に近すぎる。これ以上考察すると、本編アニメ視聴時に影響が出るレベルな気がする、短すぎる登場はあえて考えるなと言われてるような気がするのでこれくらいにしよう・・・

・ギレン

(ギレンはやら)ないです。この人は変わっちゃだめでしょ


なんとか公司の人ら

ハマってる割にパンフ買ってないのがバレる書き方なのは大丈夫なんですかね・・・、調べると他の感想が混じるのでボチボチしてからちゃんとしていきます。

シンプルな味方ですよね~でどこの人なんだろう・・・となるのですが、エグザべくんがルウムの難民なのにジオン公国軍にいたりと、戦前の所属勢力はあまり関係なさそうな世界(この辺も上で宇宙圏VS地球圏の世界と考察した根拠だったりします)たしかに連邦っぽいやつもいるし、ジオンっぽいやつもいる。中立地帯サイド6に吹き溜まった共通項は宇宙育ちと機械好きな人々って雰囲気があります。稼業も目的もわからないけれど、「軍警には逆らえない」とどこか現実目線で体制や秩序に対しては諦めが見える・・・そんな零細企業が『やっつけなきゃ!』で挑むJKを見て、にわかに活気づいていく・・・序盤はこんな感じでしょう。
で、おばさん社長はジオンの人ですね「スペースノイドは自由になれない、いつまで経っても苦しいままだ」のセリフとか、かつてジオンに夢見て裏切られた人じゃないと言えない。クラバで赤いガンダムが出て来た時の反応がほかと違う、シャリアとハモるなど意味深描写もあって、なんなら戦中MS乗ってたまである。

しかし◯んJ民みたいなやつがパイロットなのはわかってるよねえ~


とりあえず、一旦ここで置いておきましょう、結構長くなったし・・・
あと一人いるような気がするが、こいつをここから書くとエライことになるのでまた今度(すぐ出せるかな・・・)







いいなと思ったら応援しよう!