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母の特養入居が決まった




四年前から始まった
両親の介護

父は
在宅から老健→精神病院→2年前に病院にて死亡

母は在宅から腰骨骨折で病院→老健→グループホーム→大腿骨骨折して救急病院→手術のため転院→術後リハビリ専門病院へ転院、そして今度の特養へ
施設巡りした〜
病気も大腸ガン、甲状腺の病気とかいろいろやった

91歳

母の兄弟姉妹の中でも一番の長寿

グループホーム入居の時も周りとうまくやっていけるのか心配したけど
最初は慣れなくてサビ管さんから呼び出しかかって大変だった

口が達者だから
けっこう無神経なこと言ったりしてたみたいだけど
なんとか2年半過ごした
ここでこのまま…と思っていた矢先
夜中にサビ管さんから電話あって
「お母さん、ベッドから落ちたみたいでひょっとしたら骨折してるかもしれないので救急車呼んで病院行きますね」
去年の12月の初め頃の話

そこから転院転院して、その間グループホームからは一か月で歩いて戻って来られないなら退去してもらいますって言われて
12月下旬には退去して
荷物全部引き上げて
バタバタバタバタの年末年始だった

先月、グループホームから12月分の請求書が来て
「タクシー代 〇〇円」
うん?と思ったら
母が救急車で運ばれたときのサビ管の帰りのタクシー代

そんなものまで入居者負担なんだぁ
って思ったりして


二月に入ってすぐに特養ベッドひとつ空いたと病院のソーシャルワーカーさんから連絡あって
すぐに申し込んだほうがいいと言われて
悩む暇もなく申し込んで
ついこの前、入居が決まりましたとワーカーさんから電話があって

今日は特養の担当者の人といろいろ話して
費用の減免措置があるそうで
わずかな国民年金だけの母でも年金の範囲内で済みそうだと言われて
ホッとしている

減免措置とは初めて聞いた気がする

私自身が非課税所得だから
なんとも心もとなくて

だんなは
「お前の親は俺には関係ない 自分でなんとかしろ」の人だから
はなから頼る気もない
息子は自分の家庭で手一杯
あまり好きじゃなかったわたしの母のことには関心がない

もう一人の息子は重度知的障害者

わたしはきょうだいがいない
キーパーソンはわたしだけ

家族がいるのに天涯孤独の現状
要介護者の話になると
よくある話なのか


こんな世知辛い身内のことなんて関係ないね
とでもいうように

母は最近
病院のご飯、毎日白いご飯ばかりじゃ飽きると言ってパンを食べているらしい

元気でわがままなのは健在な様子

特養も最後のお見取りはできないとの事
ご飯が食べれなくなったら療養型病院に行ってもらいますって言われた


なら最初から療養型病院でいいじゃないかとけっこう強めに談判したけど
ダメ
今の母の状態では施設しか行けませんって
決まり事、制度のなかでしか生きられない

87歳まで
民謡歌って温泉旅行して
外食して
元気だっただけに
あっという間に弱くなってしまった感があるけど

パンが食べたいなんて言ってるあたり
わたしよりずっと
前向きで生きる気力満々
なのかもしれない



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