贖罪の愛について
改めまして、贖罪の愛を最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございました!
以降はこの作品に対し、世界観や構成などを簡単にではありますがまとめたものになりますので、ご興味ある方のみお読みいただけますと幸いです。
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●贖罪の愛の原点
この作品を執筆するにあたり、まず、あるコンテストに投稿することから始まりました。
結果的にそのコンテストに投稿はできていないのですが・・・笑
そのコンテストで募集していたテーマが「復讐」であり、メイン読者ターゲットが10代後半〜40代くらいまでの女性です。
その情報をキャッチして構想を練り始めたのがキッカケです。
●復讐をテーマにしたコンセプト
色々と考えた結果、復讐に紐づきやすいであろう「不倫」を軸に至りました。
別案としては、お金関係や、夢関係、個人の欲望など色々考えましたが、どうしても「復讐」としたときの熱量や今回の読者層には弱いと判断し、結果として不倫に決めました。
ただ、私自身の経験やそういった昼ドラのような作品を見てきた事がなかったため、不安もありました・・・
ですが、友人などの話から色んな世界や背景、状況の話は相談や愚痴のような話しからたくさん聞いていたこともあり、やってみようと思い執筆を頑張りました。
●不倫・復讐に不可欠なSEX
コンセプトを決め物語の構成を考え始めた時にぶち当たったのが、男女の関係です。
さらに言うとこの男女の関係に欠かせないのが「性」。
ここはよりリアルにそれぞれの気持ちをリアルに書く必要があると判断しましたが、なにぶん官能小説やBLなどはほとんど知見がなかったので、一番苦労したところでした・・・笑
●不倫などについて
世の中を見てもそういった情報やニュースなど現実的に起こっております。
可視化できていないだけで、たくさんある可能性があるとも私は考えております。
もちろん、恋愛や結婚において不倫や浮気などがないことが一番望ましいのです。
ですが、第三者では見えたり汲み取れないそれぞれの状況や状態、奥に秘めた気持ちなど様々あると思います。
少し話が逸れるかもしれませんが・・・
友人から聞いた話です。
その友人の友達の男性は結婚をして生活は順風満帆のようです。
ですが、性生活が奥さんとそもそもマッチしていないことがずっとあったそうで、お子様が生まれてからより加速していったとのこと。
ですが、不倫などはできず、でも段々と妻から母に変わる奥さんと、変わりきれない自分に葛藤があり、気づけば奥さんとなかなか話もできない状況へ。
で、結果として風俗に通ってしまったその旦那さん。
浮気や不倫のラインってどこからとするのか?などは昔から言われております。
実際に風俗に内緒で通っている旦那さんは不倫していると言えるかもしれません。
その旦那さんを肯定しているとも思っておりません・・・
ですがその旦那さんは風俗でキャストの女性とSEXをしないことのほうが多いんだそうです。
じゃあ実際にその風俗で何をしているのか・・・?
それは旦那とかではなく個人の男性として、色んな話をしているだけ。
そう、風俗嬢と会話をして終わることがあるんだそうです。
私の友人で風俗嬢をしている子からも、多くはないけど一定数SEXをせずにお店にくる男性は実際にいるとのことでした。
それらを聞いて私の世界観はまた少し変わりました。
そんなこともあり、この贖罪の愛のような物語になったのです。
●友春について
前段でもお伝えしましたが、色んな背景が人にはあると思っております。
ですが、この作品の軸となっている復讐をより成り立たせるためには友春をクズに描く必要がありました。
その為、友春の生い立ちなども本編には出していませんがかなり練りました。
例えば、両親はかなり稼いでおり、一人っ子でなに不自由ない生活を歩んでいたこと。
ヤンチャしすぎて、大学生の時に体の関係だった女性を妊娠させたこと、
そして、友春側からお金を渡して堕ろさせたことなど。
そのように友春はクズ男の道を歩んでいます。
ですが、確かに友春がやっていることは酷い話ですが、そうなってしまったのはそのような環境で育ってしまったからとも言えるかと思います。
だから良い!と言うことにはなりません。
が、それぞれにそれぞれの価値観があり思いがあるのが人間だと思うのです。
●痛みをお金に変えること
一般的に、不倫などの慰謝料などは100~300万など、その時の状況などにより変化しますが、これくらいの金額だと言われております。
でも、これってあくまでこれくらい?というニュアンスに近いものです。
1皿100円の回転寿司で10皿食べたから1,000円などというように分かりきっているものでもないのです。
だからこそ難しいところでもあるのですが、人間同士の問題の解決のために人間が設定した金額・・・
仕方ないことです。
でも。果たしてそれでいいんだろうか・・・?
そのような疑念から、自分が受けた「痛みがお金にかわる」という世界があったらといった発想からこのような物語になりました。
●最後に一番伝えたいこと
ざっくりとですが、このような事などから贖罪の愛の執筆と完結にいたりました。
ですが、代償としてお金としておりますが、本来はお金では解決できないものだと思っております。
提示されたお金を払ってしまえば、傷つけたその傷がなくなるわけでも癒えるわけでもないのです。
でないと、余るほどのお金を保持している人はなにをしても許されることになるからです。
なので、友春に対し最後のメッセージをして。
「アナタが犯した事は本来お金なんかで相殺できるものではない事を理解してください」
を残そうとしました。
もちろん友春がやったことは酷い事です。
でも、そうなってしまった背景やキッカケがあったわけで・・・
ただただ、自分の性欲を満たすだけであれば話は別ですけどね。
などなどから、色々考え贖罪の愛の完成となりました。
たった12話というかなり短い小説ですが、色んな思いやメッセージなどを込めたつもりです!
また、世界観として、世にも奇妙な物語をイメージしておりましたので、そのようなものを感じ取れていましたら、本当に嬉しいです!!
物語とは違うことを書いたものになりましたが、最後までお付き合いくださいまして誠にありがとうございました!
引き続き、初めての書き出し小説風をどうぞよろしくお願いいたします〜
カクヨムで他の作品も掲載しておりますので
以下より見てもらえると嬉しいです。
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