複利効果とは?「お金は置いておけば増えた時代」
昔は銀行に預けていたら倍になったと言う話を私は金融機関に勤めていた時、お客さんからよく聞きました。
ゆとり世代である私には実感のない話ですが、
本当に昔は銀行に預けていたらお金が倍になることがあったのです。
皆さんは複利という言葉を知っていますか?
例えば銀行の定期預金は、1990年〜1991年約6%もの利率がつきました。
今では考えられませんが、銀行に100万円預けているだけで106万円になったのです。
1年で6万円も増えるのです。
これを単利と言います。
では、複利とは何でしょう?
この106万円を更に預け続けていると約12年で倍になります。
理由はこうです。
1年後増えた106万円をそのまま預けると2年後には、106万円で約6%の利率がつきますので
2年後 112万3600円 この時点で単利より3600円複利効果が出ています。
3年後 119万10160円
4年後 126万2476円
5年後 133万8226円
というように、元手が増えそこに利率がつく為、金額がどんどん増えていきます。
ご確認いただいたように、複利については、年数を重ねれば重ねるほど元々の元本比率が小さくなり、利息の割合が大きくなります。
でも今はそんな時代ではありません。
放っておいたらお金は増える、そんな夢のような話はありません。銀行の定期預金も期待できません。
だからこそ自分で資産運用を考えるべきなのです。
株式、債権、投資信託世の中には色々な商品があります。それぞれリスクを伴いますがとれるリスクに合わせた商品設計になっています。
昔はリスクを取らず運用が出来ましたが、今は違います。少なからずリスクを取り、きちんと運用することで、資産を増やすことは可能です。
以上にはなりますが、複利効果を解説してみました。実際どんなものでこの複利効果を活かせるか?また、個別の金融商品についてはまた別の機会で解説をします。
ぽたる