見出し画像

【Snow Man】LIVE TOUR 2022 Labo.横浜アリーナ10月5日レポ

 Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.横浜アリーナ 10月5日の公演についてレポートを残したいと思います。
 今回は、衣装がそのコーナーをよく表すものとなっていましたので、各コーナーの最初に、衣装が分かる記事のリンクをはっておきます。あわせて楽しんでください。

 たった1回なので、とにかくラウール中心に見ていました。
 4月に見た滝沢歌舞伎のときには、幼いという印象が強かったのですが、成人し、パリコレ、TGCと経験してきたせいか、とにかく「大人になったなあ」という驚愕に包まれました。歌舞伎のときは、あの素直でかわいい「はいっ!」という声が聞こえるみたいに、指示された通りの動きをきちんとやっているという感じでしたが、今回のライブは、無理に目立つことも先頭に飛び出すこともせず、たとえ、端や後ろの立ち位置でも、すべてを見渡し、全体をコントロールしているような威厳を少し感じました。ラウール自身のカッコよさも、激しさも、可愛らしさも、儚さもすべて、ラウールによって制御、表現されているという感じでした。

 ステージ構成は、以下のような感じでした。縮尺は正確ではありません。外周の隙間(アリーナトロッコが入退をします)の数もあいまいなので、あとで修正するかもしれません。

ステージ構成の概要

1 紅白の青衣装パート

https://www.sanspo.com/article/20221006-R4UABK4WERJPLDGXCV2RGOZXL4/

1 ブラザービート                 シングル「ブラザービート」1   メンステ
2 REFRESH                     シングル「ブラザービート」2   メンステ
3 Grandeur           シングル「Grandeur」1  メンステ→センステ
4 Wonderful!×Surprise!       シングル「オレンジkiss」2           外周
5 Snow World         シングル「D.D.」4       外周→メンステ
6 JUICY           アルバム「Snow Labo.S2」2    メンステ

 登場のシーンは、メインステージ9人横並び、滑り台型スロープの上、背後に縦型大型スクリーンを背負ってという形だったので、とにかくカッコよかったです。
 もちろん、背後のスクリーンにはそれぞれのメンバーの姿が映しだされますから、すぐにラウールを見つけることができました。
 「ねえ、滑り台があるから、みんなで滑っておりようよ」というラウールのかわいい発案で、それぞれが、それぞれお気に入りの感じで降りてきます。このとき、こーじくんがなんだか頭を下にして、しかも歌いながらメンバー二人に両肩をささえてもらって滑ってきましたね。ちょっと、文字どおり滑っていたかもしれないけど、可愛かったです。
 メインステージでブラザービート、REFRESH、ラウールは、とにかく、自信にあふれ、アリーナ全体を気持ちよさそうに見渡し、すっと首や背筋を伸ばして、縦の線を強調したダンスでした。ヒップホップのダンサーというより、ショーモデルが舞ったらこういう風に踊るだろうなあという感じのダンスで、とても新しさを感じました。今月のDUETで家で鍛えるだけでなく、ジムに通って細さを維持しながら筋肉をつけているという話(P47)をしていたので、本当にその効果がでている感じでした。
 どのタイミングが記憶がないのですが、ラウールのあおりは、「会いたかったですか?僕も会いたかったです。今日1日楽しみましょう!」というニュアンスの内容で、これも可愛い言い方でした。キラキラのステージで突然オラオラされるより、こういうアイドルらしい素直なあおりは良いですね。
 2曲が終わると、メインステージからセンターステージに9人が歩いていきます。クールな表情で遠くを見据えるラウールを真ん中にダイヤ型のフォーメーションでメンバーが歩くので、進撃する騎士たちの行進のようで、本当にかっこよかったです。「ああ、ライブが始まった!」って、多くのお客さんが興奮し、喜びをかみしめた瞬間だったと思います。
 外周の2曲はとても楽しかったです。Snow Worldの時には、スノマニアのMVのおかげもあり、多くのお客さんが振付どおりにペンライトを動かし、すごく一体感を感じることができました。青の紅白衣装のJUICYは、いつも以上に気品も感じられてよかったです。

2 光沢生地のタキシード衣装

https://www.chunichi.co.jp/article/558229

7 ミッドナイト・トレンディ アルバム「Snow Labo.S2」5    メンステ
8 君の彼氏になりたい。 シングル「KISSIN’MY LIPS/Stories」3  メンステ
9 僕の彼女になってよ。   シングル「Secret Touch」2      メンステ
10 僕に大切にされてね。   シングル「オレンジkiss」4      メンステ
11 Toxic Girl         アルバム「Snow Labo.S2」4    メンステ
12 HYPNOSIS                     アルバム「Snow Labo.S2」初回盤B15      センステ

 岩本君のダンスソロの後に2ポーズめの衣装に着替えたメンバーが出てきてミッドナイト・トレンディが始まります。この曲では、起き上がりこぶしのように、左右に倒しても自然に元に戻るスタンドマイクを使ってダンスをします。ラウールの衣装は、光沢のあるブラックシルバーのオーソドックスなタキシード型のスーツです。1980年代のシティポップのイメージもあるミッドナイト・トレンディの曲調にあわせたジャズダンス風のダンスが展開し、「ラウちゃん、ジャズダンスの練習しているのかな?」とふと思ってしまうほど、マイクを巧みに使い、手足を存分に伸ばしたしなやかな動きが目を惹きました。ジャージーな雰囲気のダンスを見ながら、ラウールにはいつか「華麗なるキャツビー」のキャツビーをやってほしいなと思いました。ディカプリオではなく、1974年のラルフローレンのスーツを着こなしたロバート・レッドフォードのギャツビーです!見たい!

 たぶん、振付だけからくるイメージは、映画「シカゴ」のほうですね。

https://www.fami-geki.com/vod/movie-chicago/


 君彼3部作は、メドレーです。「僕に大切にされてね。」にもしっかりと振付がついていました。メドレーの途中、ラウールが腰を落として膝のところで左右に90度にまげる振付がありましたが、長い脚で完璧な横長の四角形を作っていて、綺麗!って思わず息をのみました。ダンス付きで通しで聴くと、この3部作もなかなか良いなと思いました。映像化された場合は、このメドレー、意外とダンス曲として楽しめる要素が多いと思います。
 一転、K-POP風の Toxic Girlのときは、天井から筒状に垂下する複数の糸に隠れたり、戯れたりしながらダンスをします。いれゆるスノクラゲです。公式のインスタに写真があります。

 HYPNOSISは、めめ、コージくん、ひーくんのユニット曲です。MVのイメージを大切にしたステージで、歌はムードがあり、センステに、三角形をつなげたような幾何学的に光る装飾を設置し、三人はそれと戯れながら綺麗に踊っていました。


3 タキシード衣装の上着を脱いだ衣装

13 Brand New Smile      アルバム「Snow Labo.S2」7   スタトロ
14 BOOM BOOM LIGHT     アルバム「Snow Labo.S2」8   スタトロ
15 ファンタナモーレ   シングル「KISSIN’MY LIPS/Stories」4  スタトロ→メンステ→アリトロ
16 HELLO HELLO                 シングル「HELLO HELLO」1     外周→メンステ
MC
17 Happy Birthday  アルバム「Snow Labo.S2」通常版ボーナス メンステ

https://www.yokohama-arena.co.jp/pano/stagea/

 横浜アリーナは、他の地方のアリーナと違って、センター席、アリーナ席(実質2階)、スタンド席(実質3階)となっています。今回は基本Aステージパターンです。上の右側をクリックすると、ステージ上から客席がどう見えるか、よくわかる映像が展開されます。
 この上着を脱いだときには、スタンド席の真ん中に設けられているトロッコにメンバー一人ひとりが乗って、スタンド席を1周します。下から見ると、非常に高い位置になります。ステージ下手側から乗り込みますが、ステージレベルからスタンドレベルまでラウールを先頭に壁面近くに設けられた専用の階段を上っていきます。個人的には、こうやってステージ外でスタンバイするときのラウールのアーティストとしての色気が大好物なので、うっとり見とれていました。
 スタンド席上手側で枠区切られた箇所が招待客等が座ることが多いボックス席。ジャニーズの見学の方もここが多いようです。トロッコはここで途切れるので、メンバーは歩いて移動を始めますが、ラウちゃんは、招待客に丁寧にお辞儀をしながら歩いていました。
 5日はMCにもあったように、なにわ男子がご来場。「なにわ男子が来てますよ」って紹介があった時、下手側のアリーナ席の私も、思わず双眼鏡で、「どこどこ?」って眺めてしまい、「よくまあ、目の前で浮気ができるよね」としょっぴーに怒られてしまいました!

 ジャニフェスの時、上着を脱いでシャツになったときにも一つの独立した衣装となっていたキンプリの衣装を参考にしたのかなと思います。
 ラウールは、前身ごろに縦の伸びる複数のピンタック装飾がある白のドレスシャツに黒の蝶ネクタイと黒のカマーバンド(ベストの代わりにつける太目のベルト)。タキシードのときにつけますが、本来は上着を脱いでカマーバンドを見せるのは公の場ではよくないとされており、演出的には、パーティが終わり、自室に戻って上着を脱ぎ、リラックスしている、ちょっとセクシーな時間帯の装いって感じかなと思います。
 福岡では、昔スタンドトロッコを見たことがありますが、新潟等、横浜アリーナ以外でどのような演出になるのか、それはそれで楽しみですね。
 Brand New Smile、BOOM BOOM LIGHT、ファンタナモーレは、音源ではなく歌っていたような記憶があります。大阪のセトリを頭にいれていたので次はFrom Todayと思ってたところにファンタナが流れ、ガッと気分があがりました。しょっぴーの高音フェイクも素晴らしかったし、曲の最後のラウールは「大好き!」だったかなと思います。
 スタトロを降りたら、メンステに戻り、その後、アリトロ組と外周組に分かれたような記憶があります。
 HELLO HELLOは、止まって踊る時間はほとんどとらずに、外周からメンステの移動が中心となっていました。ラウールのソロパートは、去年より何倍も安定した歌声が聞けて、鼻の奥がつーーーんとしてしました。
 
 無事にメンステに戻り、MCです。10月5日のMCは、幸いにも記事がありますからどうぞ。

https://withonline.jp/people/ent-encounter/Po9i7


 MCの途中、じゃんけんで2チームに分かれて、次の衣装に着替えにいきます。ここは地方ごとに、お着換えの組み合わせも、MCの内容も変化しそうですね。

 Happy Birthdayは、ステージ上の大スクリーンの映像の中に、ライブ当日の入場者で、かつ、お誕生日の方のお名前が流れていました。事前に了解がとれた人だけだというお話をTLでみかけました。この前だったと思いますが、階段が降りてきたり、舞台セットの転換が行われているのかもしれませんが、舘様タイムがあります。「ちょっと長すぎない?ラウちゃんに照明あててよ」なんて笑いながら見てたので、舞台上の変化は見落としていました。

4 パステルカラーの差し色小物付の白衣装

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ebaf00b44362f4ec403027c930f874feb8fca9f

18 This is LOVE                      アルバム「Snow Labo.S2」11                メンステ
19 ボクとキミと              アルバム「Snow Labo.S2」12 メンステ→センステ
20 Secret Touch                          シングル「Secret Touch」1    センステ
21 キッタキッテナイ                アルバム「Snow Labo.S2」9    メンステ
22 Color me live                アルバム「Snow Labo.S2」初回盤B15  メンステ
23 ガラライキュ!           アルバム「Snow Labo.S2」初回盤B14  アリトロ
24 My Sweet Girl                              シングル「Secret Touch」4    外周

  この白い衣装は本当に素敵でした。ラウールは、白のスーツ。パンツは細身で少し短め。ラウールが選んだパステルの差し色はペールピンク。短めのパンツの裾と白い靴との間にはペールピンクの靴下がのぞき、ベルトもピンク系であることに気づきます。
 光沢のある白い生地の上には、さらに、スパンコールというか、小さなスワロフスキーというか、細かく光る素材が散りばめられています。すぐに思い出したのが、今年の3月米国アカデミー賞のレッドカーペットでティモシー・シャラメの着ていたジャケットでした。その時、FFさんには、「ラウちゃんにもシャラメのようなお洋服を着させてあげて」とひたすら訴えてましたが、とうとう実現しました、胸熱です。

このジャケットは、ニコラ・ジェスキエールによるルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)2022年春夏ウィメンズコレクションのスパンコールジャケットです。このレッドカーペットと同時期に開催されたTGCでは、ラウールも素肌にジャケットを着てランウェイを歩きましたが、生地は光沢があるだけのピンクでした。スパンコール的な光物で全部を埋めてしまうと、演歌歌手や手品師になってしまうので、銀河の星のように輝きが散りばめられているのがポイントです。

 メインステージ中央に作られた階段を降りながら、This is LOVEが歌われます。 手による振りが中心でしたが、アルバム随一の美メロと多幸感あふれる歌も素敵で、とても良かった。いつか、テレビで全容を見てみたいと思いました。
 個人的には、ボクとキミとと、Secret Touchがとても良かったと思いました。ここにきておそらく初めて上方にあがったセンステを椅子のように使った上手な演出でした。変声期が落ち着き、これから素晴らしい歌手に育つであろうラウールの歌唱に存分に酔いしれることができます。幸いにも、センステに腰かけていたラウールは、私たちのアリーナブロックのほうを向いていたので、まるで、ラウールから語りかけられているような感じで、ラウールの目を見ながら聴くことができました。遠く離れていても、本当にうっとりでした。
 Secret Touchは、最も高くあがったセンステの上でダンスとともに歌われます。やっと見ることができた「Secret Touchの大正解」でした。マニアのライブもテレビでのパフォーマンスもMVも、衣装がすべて微妙でした。晩秋のバラードというキーワードに囚われすぎたカジュアルな衣装が歌の良さを消してました。ダンスについても、ラウールが、最後までもう少し踊れたはずだと悔しがる内容がマニアライブツアーDVDには収録されていました。 
 しかしながら、今回のラボのステージでは、衣装も相まって、すみれの妖精のような儚さや季節の変わり目のかそけさが良くでており、ウェーブという動きの型を強調するのではなく、音の流れを大切にした、しなやかなダンスで、ラウールは流れる水や風のように踊っていました。細く絞られたラウールの体とシャープになった表情は、ここでも最大限の魅力を発揮していました。たぶん、違いは1ミリか2ミリかぐらいなんでしょうが、まったく今までと違います。負けず嫌いのラウールは、ずっとずっとリベンジを願っていたのかなと、ふと思いました。あ、こういう昭和な表現はよくないですね。Secret TouchをSecret Touchに会わせてあげた。藤井風的に表現しましょう。
 キッタキッテナイは、実はラウール曲だなと思ってみていました。困った顔、のぞき込む目、戸惑う姿、くるくると歌詞にそってすべての表情や動きが完璧でした。こんなに可愛くて、かっこよくて、立ち姿も綺麗で、豊かな表情をすごいクリックで表現できる、しかも19歳のラウールを、質の良いラブコメのドラマに出さないなんて、なんか、テレビ界さん、映画界さん、損をしてないかいって思いながら見てました。それほど、キュート!日本には、相手役となるオドレイ・トトウ、アン・ハサウェイ、オードリ・ヘップバーンのような女優さんがいないからかなと思って、我慢しました。
 Color me liveは、メインステージの設備を十分に使って、MVの世界がかなり再現されていました。海のような効果的な映像、メインステージに、阿部ちゃん、さっくん、舘様の3人だけが陣取って優雅に踊る姿、ユニット曲の醍醐味が味わえますね。
 もちろん、ガラライキュ!も、MVの世界をしっかりと再現していました。猫の顔の装飾をヘッドにつけたスタトロに三人が乗って、下手側から外周内側に入り、最後に外周最後尾の前(通常であれば、ここにバックステージが用意されますが、今回は、ほぼ外周の太さのままです)まで移動します。出発の際して、ラウールが「これは、にゃんにゃんガラライキュ!号です」と可愛く説明します。動作や表情はすべて可愛くキュートですが、私は、ラウールの歌声を堪能しました。ラウールはラップも上手ですが、変声期が落ち着いた歌声は、ソフトでハスキーで優しく非常に心地良い声になっていますね。
 My Sweet Girlの外周は、9人そろいとても楽しかったですが、セトリを頭にいれていたので、あと、3曲になってしまったなあと少し寂しくなる瞬間でもありました。

5 黒金衣装

https://hochi.news/articles/20221005-OHT1T51176.html?page=1


25 Tic Tac Tue アルバム「Snow Labo.S2」3                      外周→メンステ
26 Crazy F-R-E-S-H Beat シングル「D.D.」3                     メンステ
27 Movin’up アルバム「Snow Labo.S2」10                                       メンステ

 残念ながら、私の座っている席からは、Tic Tac Tue のラウールはほとんど見えなかったです。ラウールは外周下手先頭にいるので、アリーナ後方下手の席からの視界は厳しいのは仕方ないです。でも、ラスト3曲に向けての意気込みは十分に感じることができました。
 メンステ真横の席の方がツィートしていて知ったのですが、ラウールは、メンステで9人が横並びになるときは、かならず、一歩後ろに立っているそうです。遠近法を少しでも活用して、正面から見たときに身長差がなるべくないように見せるためだと思います。その成果もあり、暗い照明の中では見失うこともありますが、そういうときに、この衣装がとても役立ちます。肘から下にはファーが付けられているので、腕を上げる振付のときは、「お、ラウール!」とすぐに目に飛び込んできます。
 すでに多くの方がライブレポやテレビ報道でご存じのように、この黒金衣装は、いわゆる「えちえち衣装」です。ただ、単なるセクシーではなく、好きな女の子の髪型に繋がりますが、ラウールは、それぞれのメンバーの身体の一番魅力的なところ(別の言い方をすると努力をして鍛えているところ)を発見し、そこが一番魅力的に、セクシーに見えるように、そして、ファンが一番喜ぶように、プロデュースしていました。ふっかさんは、運動神経抜群な華奢でしなやかな腰の線から細い脚の流れが綺麗に表現されましたね。舘様は、堅実な正面に対して、背中にすっきりと隠れた抜けが用意されているし、ひーくんは女性陸上アスリート的なインナーを男らしく着こなしてさすがでした。あみあみ隊の3人は、それぞれ隠されたセクシーが見え隠れしてぴったり。その中で、めめとあべちゃんと、自分の貞操は守ったラウールは本当に可愛い!ダンスそのものは、DVD/BLが発売されたら、じっくり楽しもうと思います。ライブに行けたとしてもすべては手に入らないし完全ではないです。与えられたもので与えられたときに真剣に楽しんで感謝する、それはそれで素敵なことだと思います。
 Crazy F-R-E-S-H Beatは、まったく別物になっています。ファンの前のライブです。テレビでSnowManを知らない人達を驚かすためではないので、奇々怪々に映るようにサイバネスティック的に動きを全員揃える必要はないのです。ラウールは、音とリズムの世界に入って、独自の情念を発揮して踊っていましたね。その情念と熱情のまま、Movin’upに入ります。前髪は、汗で濡れているのではなく、濡れ髪にセットしているようです。目を前髪で隠したり、その髪の隙間から前を睨んだり、不敵に笑ったり、大きなセクシーな手で前髪をつかんで後ろにかきあげながら舌を出したり、とにかく目が離せません。打ち上げられたロケットが、成層圏を離れるときに、打ち上げ用のすべての燃料を使いきってロケットを振り落とし、宇宙船となって宇宙の闇に消えていく、そんな力強さとせつなさと儚さがありました。

アンコール
28 ナミダの海を越えて行け   シングル「Grandeur」3    アイアーチ
29 オレンジkiss        シングル「オレンジkiss」1   アイアーチ           30D.D.           シングル「D.D」        センステ

 アンコールに2曲は、あのアイアーチの上です。ラウールは一番上手側。にこにこと手を振り、多くの人に微笑んでいました。今回は、確定ファンサは少ないかもしれませんが、それで良いのではないかと思いました。ドームになったら、もっと多くの人、もっと遠くの人に愛を届けることが必要になります。海外になったら、言葉が通じない人に思いを伝えることが必要になります。
 自分を応援するうちわを見つけてほっとしたり、うれしいというのもあるかもしれませんが、ラウールは、まずは会場にいる人全員に愛を届け、感謝を伝えようと覚悟を決めた感じがしました。
 D.D.は、アンコールですから、リズムにのるぐらいのダンスですが、それでも、ラウールはしっかりと腰をいれたダンスをしていました。どんな時も踊りたくて、踊ることが大好きなラウールの姿を最後まで見つめてました。
 最後はセンステからメンステ上へはけていきますが、ラウールは大きな大きな歩幅で楽しそうなスキップ。ジェラシックパークかと思いましたが、ライブが楽しかったルンルンラウールだということです。センステでアンコールが終わるというとても難しい構成でしたが、間を持たせるために、はける時間を短縮し、しかも話題にもなるスキップを考案したラウールはさすがだなと思いました。
 楽しかったライブ会場を後にして、誘ってくださったお友達とそのまま記念すべき第1回のインスタを見るために街を猛ダッシュ!最後の最後まで楽しい時間を過ごすことができました。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?