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カフェ開業から31年&自己実現のためのハーフリタイア生活を獲得するノウハウ:34

店舗付き住宅は最強か?長く生き残っているから、たぶんそう。写真の真ん中の建物が、当店のカフェ(3号店)になります。 半分店舗、半分住居

おはようございます。ある時は料理人&ある時はハウスビルダー&ある時はカホン作家のマスターです


ラーメン店が次々倒産! それでも古い「町中華」は生き残る理由

 ネットニュースの記事です(本日2月24日)
あれ?これはと思い業態をラーメン店からカフェに置き換えてみる

カフェ店が次々倒産!それでも古い「喫茶店」は生き残る理由


同じ意味合いになりました

町中華が生き残る理由は、地域密着型経営の強さ
デジタル戦略を超える口コミ力
移動しない消費行動の定着(常連さんのことです) など記者は書いています

古い店だから生き残る、何とも皮肉めいた言い方です。
しかし、飲食店の現状は、10年も経たずに90%以上の店が閉店しています。こんな状況の中で、古かろうが、皮肉を言われようが、生き残ることが勝ち(正義)と言いたい

当店のカフェは古い町中華屋さんに親近感があります
当店のカフェも古い店(1号店の開業から31年)です。そして、カフェが店名に付いていますが、半分は喫茶店に足を突っ込んでいます
メニューにはカレー、スパゲッティ、ドリア、ロコモコ、プリン、モーニングサービスもあります。古い店には、色々マイナスなことも言われますが、この記事でプラスのことを言われているようでうれしくなりました

後でこのニュース記事に対するコメント欄に多く出てきますが、当店のカフェも、古い喫茶店によくあるパターンと同じで店舗付き住宅です。

カフェ2階、足湯とハンモック、当店製作のカホンやウクレレが付いた個室:床、壁、天井、テーブルや椅子、スピーカー、自動給湯の足湯、2階への食品用エレベーターなど、オールセルフビルド、オールDIY

記事の下のコメント欄を見ると、まあ驚き、ラーメン屋さんでもない、町中華屋さんでもない人達が飲食店の(経営内容)ことをよく知っている
こればコロナ禍の時に、「飲食店はかわいそう」「大変そうだから応援したい」っていう有り難い意見の影響で、飲食店に集中的に支援金や協力金が支給された時のことを思い出したりします
当然コロナ禍で大変だったのは飲食店だけでは無く、あらゆる業種が大変だった、にも関わらず、飲食店が優遇された背景には、
普段から多くの人が飲食店(外食)が身近なものである証で
ただお金を払って食べたり飲んだりするのでは無く、(お腹を満たすだけでは無く)心も満たしている存在であることがわかります
また(人によっては)多くのお客さんが、店の中(経営内容)にも関心があることもわかります

今後、飲食店を開業する人は、開業ノウハウを、直球ストレートだけでは無く、カーブ、シンカー、スライダー、ナックルボール、色んな角度から検討(投球)する必要があります。
いくら剛腕投手でも、直球ストレートだけ投げていてはガツン!と打たれて終わります。
大手のコーヒーチェーン店と張り合ったり、カフェ開業の教科書通りの一般的な開業ルート(テナント物件探し→普通の事業計画→金融機関からの資金調達→テナント契約→店舗内装業者のオール施工→自己資金少な目→運転資金家賃の半年分→家賃あり、借金返済あり→カフェ開業)など直球ストレートの開業ノウハウでは店が生き残る確率を一気に下げます

飲食店は、ラーメン屋でも町中華でもカフェ、喫茶店でも共通することは多々あります。一見些細な事と見過ごされがちな情報も知るか知らないかで後から差が出ます

当店のカフェに来店するお客さんの中で、「カフェをやりたい」人と話をしていると、90%以上の人が、なぜか自信満々で
「一般的な開業方法でやるけど」
「家賃無し、借金返済無し、人件費無しって些細なことでしょ」「売上を上げればいいんでしょ」って、さらっと言います
店舗付き住宅の開業の説明をしても、話を聞いてるようで聞いてなく、まあコミュニケーションにはなりません。
飲食店経営で、家賃や人件費(借金返済)などの固定費を減らす(無くす)ことが、些細なこと、で片づけられます。

毎月、(一般的な個人店で)40万円から60万円の固定費の支払いが無いんですけど
毎年、500万円から700万円の固定費の支払いが無いんですけど
10年間で、5000万円から7000万円の固定費の支払いが無いんですけど、、、この金額が些細なこととは、どこまで強気なのか?

「売り上げは全てを解決させる」これも教科書通りで、誰でも分かっているんです。しかし思い通りにはならないんです(ほとんどの店は)もしこれがどんな店でも出来ていたら、飲食店の閉店率が、10年で90%ではなく、10%になって、ほとんどの店は生き残っています(現実はほとんどの店は生き残れません)

もちろん開業方法は自由だし、一世一代のチャンスでやりたいようにやって欲しい、当然一般的なノウハウは間違っていないし、教科書通りの方程式は大事なことです。

しかし現状、飲食店経営は生き残ることだけで精一杯で、さらに経営が年々むづかしくなっている以上、それを打破するには、ただの勢い、根拠がない自信、直球ストレート勝負では負けてしまうんです。
負けて初めて、「ただの勢いだけだった」「あの時に変化球を投げるんだった」となっても時すでに遅し
野球の試合なら次の登板がありましょうが、店が潰れると、次は無い、セカンドチャンスは無い、と考えるべきです

ニュース記事のコメント欄には、

家賃や人件費がかからいから生き残る・この意見が多く、


今後は飲食店の在り方が、直球ストレート主体(家賃ありのテナント賃貸物件での開業)から変化球主体(家賃無しの店舗付き住宅での開業)へ転換すれば良い、との想いも込めまとめました

ニュース記事:

ラーメン店が次々倒産! それでも古い「町中華」は生き残る理由

 (本日2月24日)
コメント欄の抜粋(経営内容に絞って切り抜き)

・自宅兼店舗で家賃はなく、家族経営で給与負担少ない 。昼は食事だけでも、専業ラ-メン店と違い味や食材にさほど原価かけなくても客も離れない 、あまり儲からなくても、商売は続けられるでしょう

・ワンオペの小さな居酒屋を経営している者です。支払いは現金のみ、そして店舗付き住宅で営業しています。 席数は9席で、カウンターだけの小さな店です。 利益率は大して無いですが、固定費さえ抑えられれば何とかなるもんですよ。 そういう意味で、老舗は勝ち組と言える

・ラーメン屋に限らず個人商店は家族経営で店舗兼住居が多い。これからの日本はどんどんそうなってくると思います。人件費もだけど家賃です。そういうお店は昔ながらで町に溶け込んでいてHPすらなかったりする。雇ってもパートさん位です。儲からなくても自分達でやっていけるだけの売上はあったりする。家賃払って従業員雇用して店舗にHP見栄えよくしてビジネスというのは大手資本かガチでやらないと厳しいと思うね。これからのビジネスは利益や売上をどれだけ出すかじゃなく、赤字にならない努力の方が大事

・これ町中華に限らないんですよね。 例えば、喫茶店。 東海地方のモーニング(コーヒー代だけで朝食が付く)を提供している喫茶店なんかも350〜500円でパンやゆで卵だけでなく、おにぎりや茶碗蒸し等けっこう豪華な食事が付く店もある。 町中華と共通しているのは人件費や償却費等の固定費。 40〜50年以上前に建てられた外壁塗装もし直していないような建物でおばあさんが1人(繁忙時間帯は近所の人が手伝う)ような店はけっこう生き残っている

・街の蕎麦屋も同様だ。どう計算しても1日の売り上げは3~4万円だろうという店でももう40年以上経営できていたりする。いまは難しいが開業計画時の実績伴う前から、店舗兼住宅を所有できる融資も最初から得られた場合も多く、よい時代に商売はじめられたのもあるだろうと思う。今後はおなじように立ち上げようったって難しいだろうね。

・やはり家賃が一番大きいでしょうね。昔からの店舗は、建物が自分の物であったりする

・家賃だろうなぁ 、駐車場もあれば台数分の駐車場料金もかかるしね。 食材も高騰してるし、アルバイトの賃金も上がってるし 光熱費はものすごく高い 町中華はほとんどが自分の建物ですからね 、従業員は奥さんだし

これらのコメントを見ると、古いからこそ家賃は安い、

店舗付き住宅であるからこそ家賃や人件費はかからない

、と、まとめられます

お客さんから見ると、町中華屋さんが、古いとか、店主が高齢者だとか、儲かっていなそうとか、色々言いますが、経営者目線で見ると、これこそ勝ちのある店(価値のある店)です

マスターは、長年飲食店を経営していて、(31年生き残っています)カフェを開業するなら価値のある(勝ちのある)店を作る=店舗付き住宅で開業することを選択して、そのために、(ざっくり書きます)自己資金をたっぷり蓄えてから店舗付き住宅(ハーフビルド)で開業し、家賃無し、借金返済無し、人件費無し、無し3での開業を実践して生き残ってきました
(次の投稿で具体的な内容を書いていきます:店舗付き住宅のメリット90%デメリット10%)
(店舗付き住宅のカフェ開業は資産形成、ハーフリタイア、アーリーリタイヤの場所にぴったり:後日別の記事にて)

ここで、商売の前提として、ラーメン屋さんだろが、町中華屋さんだろうが、カフェだろうが、喫茶店だろうが、新しかろうが古かろうが、個人だろうが法人だろうが、同じ開業、同じ起業です。どんな店も人生を賭けて夢や希望を抱いて開業します。そして、開業したからにはこの賭けに勝たねばなりません。

商売は結果が全てです。勝てば官軍負ければ賊軍、です。勝てばそのやり方がどうであれ正義になります。
賭けに負けると、、、ただ悲惨です

例えば、すごく新しいお洒落な店を開業しても、1年2年(短期間)で店が潰れてしまえば負け→悲惨です。
「立地が悪かった」「客層が悪かった」「雇った人が悪かった」色々言っても何にもなりません。後の祭りです。
ただ残った借金を返す生活に突入することになります

(目明日10年以上)古くてもダサくても持続可能な店を開業し作り上げ長く続ければ勝ち→正義です。周りからどう見られようと、やりがい、生きがい、ナイス・ガイで毎日を楽しんで生き生きと生活することができます

飲食店の閉店率が10年で90%を超える業種で、この賭けにに勝つためにはそれ相応の段取りと作戦が必要なのは明らかです

マスターはお客さんで、古い店によく行きます。その店の価値を見つける楽しさがあるからです。
新しい店にも新しい発見がありますが、古い店にも古き良き発見があります。どの街にも必ずある古い店にこそ、どんどん足を運んで欲しいと思います。
その店の勝ち筋(価値すじ)を見て自分のリテラシーに取り込んで欲しいと思います。
古い店の美味しいのは味覚と感覚、両得なこと間違いなしです

古くなった当店も日に日に愛着は増してきます。自分の店でお客さんに古き良き価値を提供し、喜びを分かち合う、マスターの自己実現の一端です

クラフトカフェビックフォレスト・3号店・since2018 Instagram
https://www.instagram.com/craftcafe.bigforest/


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