トラウマを抱えるひねくれオタクが「ミリオンライブ」の沼で1年かけて傷を癒した話
皆さんは、いつからミリシタにハマってますか?
僕は5月14日でちょうど一年になります
皆さんは、コンテンツにハマった経緯を覚えていますか?
僕は明確に覚えています。今日はその話をします。
自己紹介と備忘録を兼ねて書きます。時間がある人はゆっくり読んでください。忙しい人は太字の部分だけでも読んでください。
人が、一般オタクが、どのように沼にハマったのか。それを教えます。
0 前置き
「ミリオンPは新規の感想に飢えている」という話を真に受けてこのnoteを書いています。そんなツイートをした記憶がある人は責任をとって、読んでください。あまり感想らしい感想は書けてませんが。
この文章は、ミリオンライブまたはミリオンライブシアターデイズをプレイしたことのある人を読者と想定して書いています。「ミリオンライブ(ミリシタ)ってなんやねん」という人のために軽い説明は行いますが期待しないでください。それでも良い方は引き続きよろしくお願いします。
※ミリオンライブ…アイマスシリーズのうち1つ。ブランド名。シンデレラガールズ、シャイニーカラーズ、SideMみたいな感じ。
※ミリシタ…ミリオンライブシアターデイズの略。ミリオンライブの音ゲーであり僕の実家。
また、暇な人のために、文章内にミリオン楽曲のタイトルや歌詞をちりばめました。興味があれば探してみてください。答え合わせの予定はないです。変な言い回しだなと思ったら多分そういうことです。
前半はどのようにして沼にハマったか、後半は僕が過去に抱えたトラウマがどのように回復していったのかを書いています。全編通して自分の体験なので、自分語りが多くなってしまいます。中には一部の方を不快にさせてしまう表現があるかもしれません。十分気を付けましたが、もし問題点があれば、お手数ですがTwitterまで連絡をお願いします。
嫌われる覚悟はできています。僕のことが苦手だなと思ったら何も言わず立ち去って下さい。忘れたころに戻ってきてフォローしなおしてください。
1 アイマスとの出会い
僕はニコニコ動画が好きです。特に音MADやニコニコメドレーをよく見ているのですが、そこにはアイマス曲、アイマスキャラがよく出てきます。
気に入った動画を繰り返し見ていくうちに、気が付いたら主要なキャラや曲は覚えていました。アッフン‼
「72」という数字がなんの意味を持つのか。キャラの名前よりも先に知りました。
しかし、当時(高校生の時)はアイマス、デレマス、シャニマスそれぞれの違いは全く判りませんでした。正直、「アイドルマスター」という一つのゲームの中の話だと思っていました。間違ってはない。
ミリオンライブについては、悲しいことに存在すら知りませんでした。
僕は現在21歳です。大学入学後、1年生4月の時期からコロナ禍によってオンライン授業が基本となります。コロナとかいうクソのせいでサークルやバイトへのデビュー失敗をしたので大学ソロプレイが始まります。
大学にも慣れてくる2年次はとても暇でした。そこで、dアニメでいろいろなアニメを見ました。アニメ、オンライン講義、アニメ、オンデマンド授業、アニメ、アニメ、睡眠、アニメ…
数か月で60タイトルは見ました。一番面白かったのはコードギアスです。
オタク友達にオススメのアニメを聞いたところ「ラブライブ」を勧められました。しかし、僕はひねくれているので「アイマス」を見ました。
これがきっかけです。友達がアイマスを勧めてきていたら僕は今ここにはいません。「ラブライブ」はまだ見てません。
アイマスとデレマスのアニメを見ました。どちらも出来が良く、とても感動したのを覚えています。その時の最推しは星井美希です。顔、性格、語尾など、もう存在全てがゲキテキムテキに可愛い。
ブランドごとに事務所が違うことや、競馬をよく辞める子の元ネタがデレマスであることはこの時初めて知りました。
当然、ソシャゲの存在は知っていました。アニメを見たことをきっかけにインストールを決意します。アップルストアで「アイマス」と検索したら一番上に「デレステ」が出てきたのでインストールしました。あと、ついでに「シャニマス」もインストールしました。TLには樋口円香や杜野凛世がよく生息していたので性格はよく知っていました。
なぜか、ミリオンライブシアターデイズの存在はまだ知りません。
dアニメにはアイマスの映画「輝きの向こう側へ」もあります。先輩Pさん達は当然知っていると思いますが、この映画にはミリオンライブのキャラが登場します。ただ、僕はこのときミリオンの存在を全く知りません。
「誰?この子ら?モブにしては主張が強い…。デレにいたっけ?」
と、思いながら見ると、映画の内容は半分入ってきませんでした。
今思えば、とんでもないくらいもったいないですね。
2 ミリシタとの出会い
アニマスを見てから一年後、ようやくミリオンライブの存在に気が付きました。
ラブライブを勧めてきた友達が、今度はスロットを勧めてきました。彼がギャンブルを勧めてくれなかったら、今ここに僕はいません。
しかし、現代っ子かつ、ひねくれている僕にはジャグラーの面白さはわかりません。結局、面倒くさがりの僕は、腕が疲れないパチンコを遊び始めました。最初は海物語シリーズを、平日にジジババに混ざりながら打っていたのですが、さすがに飽きたので数週間後、友達と一緒に遊ぶ台を探します。
「あ、アイマスのパチあるじゃん」
ミリオンライブを題材にしたパチンコ台がありました(以下ミリパチ)。メインの登場キャラクターはミリオンライブに登場するアイドルたちです。
アニマスとデレとシャニしか履修していないので、打ち始めたのは良いもののキャラが全く分かりません。ミリパチは担当アイドルを設定して打つことができます。その設定でキャラ一覧を眺めていたらCV machico のキャラを発見しました。当時ウマ娘にハマってた僕は「トウカイテイオーの人だ」と思いプレイを続行します。
パチンコ自体も歴が浅いので、よくわからんまま打ち続けていると、急に「なでなでタイム」とか言われました。知らない人に説明すると、ライブ(リーチ)が失敗して泣いているアイドルを慰めるリーチ演出です。落ち込んだアイドルの頭をなでるように、ボタンを長押しします。
友達にまじまじと見られながら「なでなでタイム」を行いました。
顔を赤らめ恥ずかしがるキャラ。
ピンク色のハート。
突然動画を撮り始める友達。
乾いた笑い声。
拷問?
クソ恥ずかしかったです。
帰宅後、改めて調べて「ミリオンライブ」の存在を知りました。映画に出ていたキャラクターであること、デレシャニには登場しないことなどをこの時にようやく知りました。
結局、パチンコをより楽しむため、暇つぶしのため、ミリシタをインストールしました。2022年5月14日のことです。
これがとても深く暖かい沼への入り口だとも知らずに。
ここからはひたすらオタクが沼へはまっていくだけです。延々と狂っていきます。皆さんも経験があると思います。
3 「スペードのQ」との出会い
※スペードのQ…8月19日にミリシタに実装された曲。ヤンデレ曲。知らない人はこんなクソポエムを読まずに、すぐに聴きに行って購入して、クソポエムに戻ってきてください。それか、少し下にスクロールすると公式MVがあるので聴いてください。
ミリシタをインストールしてから数か月間、カードイラストとガチャ運が良かったので何となく続けていました。この2つの要素は重要だと思いました。毎日デイリーをこなし、だらだらコミュを読み、アイドルを育成する。ガチャ石が溜まればガチャを回し、イラストの良さに感動する。
最初はそんな感じでした。
ウエディングドレスの星井美希とSHSの歌織さんや昴のイラストカードは特に刺さってました。僕はウエディングドレスが好きなようです。妄想を掻き立てられるので。
イベントの方は何となく触ってました。疲れるのが嫌なのでランキングや報酬は気にせず気が向いたときに触っています。これは今も同じです。
特にメインの推し(いわゆる担当アイドル)も決めていませんでした。ゲーム内のサークル(ラウンジ)にも入りませんでした。疲れるので。これも今のプレイスタイルと同じです。ひねくれてます。
「こんなプレイスタイルの人もいるんだ」くらいで思っておいてください。
曲にもあまり興味はありません。というのも女性歌唱やアイドル楽曲が肌に合わない人間だったからです。普段聞くのはゆずやサカナクション、ボカロの定番曲ぐらいです。ボカロが女性曲と言われればそうかもしれません。
「Understand?Understand!」や「赤い世界が消える頃」とかは結構好きでした。それぐらいです。その時までは「曲なんてキャラのおまけ」としか思っていませんでした。
来たる8月17日。“あの曲”が公開されます。不穏な公式ツイートと共に。
<スペードのQ>
脳にviviっと衝撃が走りました。特徴的なイントロから始まる不穏な印象を受ける曲は、甘い声が聞こえた瞬間に不思議な高揚感を感じます。歌声は聞けば聞くほど、嫉妬心や心の闇をダイレクトに感じさせながら近づいてくる音が聞こえてきます。また、それぞれのキャラの声が完璧に仕上がっており、大音量のヘッドフォンで聞くと脳と胸が締め付けられる一方で、ブレスや甘い声が僕を狂わせて行きます。僕の情緒はきゅるるるきゅーと崩壊していきました。紫を基調にしたMVは歌のイメージとマッチしており。聴覚だけでなく視覚からも思考力を吸い取られていきます。衣装やイベントビジュアルも曲の奥行きをさらに広げてくれました。ただの1曲にここまで心が狂わせられたのは初体験でした。
さらに、†ギャップ萌えの奴隷†である僕は、歌っているエミリーや志保、昴などの、一見ヤンデレとは無縁そうなアイドルがヤンデレ化してしまうという曲のストーリー性に心を締め付けられたのです。
聞いた後の数週間はずっと「うおおおお!ヤンデレ最高!ヤンデレ最高!みんな病め!うおおおおおお!」とカスの思考に陥っていました。
※亜美に関してはアニメ見たときから「ヤンデレ似合いそうだな」と思ってました。誠に申し訳ございません。
この曲をきっかけにとんでもないことに気が付いてしまいます。
「もしかしてミリオンライブの曲とキャラって結構良いのでは?」
ここが沼でした。すでにズブズブ聞こえています。
WHY?なぜ僕は今までそのことに気が付かなかったんだ…
ミリシタに実装されている曲を中心に聞き進めていくことにしました。また、ニコニコ動画で個人の方が挙げてているMV動画も見ました。特に刺さった曲は「DIAMOND JOKER」「産声とクラブ」「紙・心・ペン・心」と、ここ一年ほどで実装された、トランプをモチーフにしたイベント楽曲(スート曲)たちでした。周年曲や花盛ってる曲もこの時に初めて聞きました。良すぎる。この辺を語ると長くなるので割愛。
さらに言えば歌がうめぇ。特に北上麗花さん。歌がうまい。あと、SHSイラストが良すぎる。最強か??
※SHS…セカンドヘアスタイルの略。ミリシタに実装されているイラストのシリーズ。第一弾はお仕事、第二弾はデート。第二弾(SHS2)で僕は、より深く沼にハマった。
4 SHS2(セカンドヘアスタイル プライベートドレス編)開幕
僕はPドルが好きです。脳内スイーツ、sweet sweet soul、甘党の僕は公式の4コマ漫画を読みよだれで枕を濡らす毎日を送っていました。そんな、めちゃくちゃにあまい妄想が好きです。
そういうのが苦手な人は<5 サブスク解禁>に進んでください。
少しだけホントウノボクを見せます。普段は体裁を気にして隠していることをぶっちゃけます。まあ、ただの性癖語りです。†ギャップ萌えの奴隷†であることは前述しましたが、その延長で女の子が赤面してしまうシチュエーションが好きです。赤面は誰にでも似合いますからね。マヨネーズと同じです。不意のボディタッチ、不意の発言、不意の壁ドン。クールキャラもかわいいキャラも、明るいキャラもみんな赤面してくれ。
顔を赤らめ恥ずかしがるアイドル。うーん、最高。
10月1日、恵美とエレナのSHS2が実装されました。私服デートに加え、意味ありげな表情とシチュエーションは僕を妄想の海へと駆り立てます。あまりの可愛さにブチギレ、この気持ちは次元を超え、恋に落ちた僕は天井覚悟でガシャを回し20連で二人を手に入れ、衣装とコミュを堪能しました。
※恵美とエレナ…ミリオンライブに登場するアイドル。プロデューサーのことが好き。
※SHS2桃子は30連できました。欲しいカードがすぐ来てくれたのもゲームを楽しめた理由です。序盤の運ブーストのおかげか百瀬莉緒は250まで回しました。全く、莉緒は恥ずかしがり屋だな!
プライベートドレスに性癖を壊された僕は、ほかのガチャを全て無視して一点絞りで引き続けます。初めてソシャゲで天井をたたいたのもこのガチャのシリーズです。たかがゲームにこんなにお金を吸い取られるとは思っていませんでした。怖すぎる。でも、やめられないんだなーー!!
ここでミリシタのカードイラストについて語らせてください。前々からイラストが「やっば、待って、良すぎる」とずっと思っていました。とくに僕はイラストから見えるストーリー性というところが好きです。勝手に妄想をして楽しんでいます。SHSシリーズは特に芸術性が高いなと素人ながらに思っています。そうした、ストーリー性の強いカードイラストは存在が人間国宝だと思っています。SHS2シリーズの4コマ漫画も素晴らしい。そもそも、アイドルと私服デートを行うという概念が世界遺産として保護されるべきものです。月に一度、SHS2のガチャが更新されるのですが次の更新が待ちきれません。まさに神シリーズなんです。
僕が美術館の館長ならば、ミリシタのカードイラスト専門のコーナーを作ります。
5 サブスクという罠 パンとフィルム
ミリオンライブは狂っているので、夏休み中に二週間くらいライブ映像をエンドレスで流すとかいう狂った企画を行っていました。正気じゃないと思うんですが、もしかしてこの世界ではこれが普通だったりします?
僕はあまり興味はなかったのですが、暇なときにちょっと見ていました。特に花盛ってる歌やラスアクってる歌や、ピピコピコってる部分をよく見ました。
※花盛ってる…花盛り✿weekend。神曲。
※ラスアクってる…ラスト・アクトレス。神曲。
※ピピコピコってる…ミリシタ内ユニットであるピコピコプラネッツのコーナー。神ユニット。
そんなこんなで、少しずつ情報を仕入れていきました。しかし、僕は貧乏大学生なのですべての曲を聴けるお金もなく、モチベーションもありませんでした。そんな時のサブスク解禁はとんでもない罠でした。どうして僕たちを殺そうとするんだ!
※2022年12月、アイマスシリーズがサブスク解禁を発表。各種サービスでミリオンライブの曲がフルサイズで聞くことが可能になる。
12月終盤、サブスクが解禁されました。これによって、僕はさらに沼へ引きずり込まれました。
「サブスク解禁されたし、ミリ曲をもっと聞いてみようかな」
安易な気持ちで開いたTwitterは、おすすめ楽曲を叫ぶミリPであふれかえっていました。少なくとも僕にはそう見えました。中でも数が多かったのは「パンとフィルム」でした。みんな口をそろえて言ってました。ここで察したPさん達も多いでしょう。そうです。神曲でした。
「パンとフィルム」は神曲でした。君彩というミリシタ内のバンドユニットが歌う曲で、ゲームにも実装済みA面の「ReTale」も当然名曲でした。
「パンとフィルム」は僕の心臓を一突きしました。すべてのメロディー、音、展開が新鮮で一発で記憶に焼き付きました。それぞれの歌声も強すぎて、一曲聞く間に僕は7回くらい混乱しました。僕は音楽理論的なことは全くわかりませんが、特にCメロの変化とラスサビへのつながりがとんでもないくらい好きになってしまいました。「スペードのQ」以来の衝撃と興奮と感動。気が付いたときには恋に落ちてしまってました。メメントして、もう一度初見の感想を味わいたいです。まだ聞いたことない人がうらやましいくらいです。えぇ!まだ聞いてない!?僕と脳みそを交換しましょう!ってなるくらいです。ミリオンライブの曲は怖すぎる。
「パンとフィルム」の衝撃から少し間をおいて、今度は「Clover Days」を聴きました。これもまた、多くのミリPがオススメしていました。とんでもない神曲でした。
※Clover Days…ミリオンライブの漫画「Blooming Clover」で登場。
作詞 工藤了、作曲 じん、編曲 堀江晶太。
先ほど、少し触れましたが、僕はボカロの定番曲が好きです。特にじんなんて世代も世代。なので、まず<作曲・じん 編曲・堀江晶太>のところでひっくり返りました。そして、曲を聴いてひっくり返りました。さらに、漫画を読んで泣きながらひっくり返りました。
サブスク解禁によって漫画を読むモチベーションも生まれました。速攻で電子書籍をかき集め、一気に読みました。これが後発参入オタクの良いところですね。有り余るコンテンツを一気に吸い込んでいきます。
しかも、ミリオンは漫画も良作でした。年始はそれをずっと読んで過ごしました。
結局、5月から年明けまで。時間をかけてゆっくり沈んでいきました。気が付いたら這い出せないくらいに。こうなると積極的に情報を追い始めるのですが、次に耳に入ってきたのはミリオンの9thライブのことでした。
6 9th、合同ライブを華麗にスルー
ここからは僕のトラウマに触れます。トラウマというのが適切なのか迷いましたが、それほど心に傷を負ったということです。
自分語りポエムもさらにキモくなります。
そういうのが苦手な人は<9 さいごに サンキューミリオンライブ>まで飛ばしてください。自己責任です。特に面白い話もないので、最悪、6番だけ飛ばしてください。
僕は現実が嫌いです。人間が怖いです。
このような思考なったのかというのは僕が小学生のころまでさかのぼりますが、この話はまた別の機会にしましょう。すごくつまんないので。
根本的に「現実が嫌いだ」ということだけわかってほしいです。僕がひねくれているのもこの辺に原因があります。
なぜ、こんな話をするのか。なぜなら、ライブ参加をするためにはいろいろな現実と向き合わなければならないからです。
いろいろぶっちゃけるんですが温かい目で見てください。
現実を受け入れらない僕は、公式が無料で配信してくれるライブは見るけど、高い金をかけて現地に行くほどでは無いなと思ってました。
地方住みの学生なので、東京までの遠征・ホテル代は諸々込みで数万円以上が軽く飛んでいきます。
さらに、僕は人間が苦手なので、声優も苦手でした。もともと、頭の中で声優とキャラをしっかり切り離して考えるタイプのオタクです。ゲームキャラのライブなのか、声優のライブなのか、基準が曖昧になってしまうのがとても怖いのです。怖い。ライブよりもガチャ課金するわ。という思考です。
※決して声優や声優ファンが嫌いなわけではないです。僕は声優をリスペクトしているし、そのファンの人たちもリスペクトしています。声優さんの演じ分けはすごいと思います。単に苦手だっただけで、決して嫌いではないのです。
また、僕はネットのコミュニティに属することが軽くトラウマになっていました。その原因は以前僕がいたコンテンツで、推しグループが半年以上をかけて大炎上するという地獄が発生したことです。その炎上はファンを分断・対立させ、何が正しいのかもわからないままSNSやネット掲示板で批判し合っているファンを目にした結果、若い僕はインターネット上でコミュニティに属することが怖くなりました。炎上について語ると今も頑張っている人に失礼になってしまうと思うので詳しくは語りません。どうしても納得できない人はDMください。少しだけ詳しく教えます。
なので、ライブには行きませんでした。行く選択肢はありません。
結論を先に言います。とても後悔しています。
サブスク解禁以降、特に気に入っていたCDシリーズ<M@STER SPARKLE 02>やスート曲が歌われたらしい9thライブや、アイマス5ブランドの人気曲を詰め合わせた幸せお得なハッピーセットの合同ライブなどが今年2月に行われたらしいのですが、愚かにも華麗にスルーしました。いまでは後悔しまくっています。タイムマシンがあるなら僕を説得しに行きます。
また、去年の11月以降は個人的にしんどい出来事が多く、深夜布団の中でたまたま流れてきた声優コンテンツを見るととても癒されているのを感じ、声優に対する苦手意識は薄れていきました。というか、釘宮さん可愛すぎないか?
いや、釘宮さんに限った話じゃないが、声もかわいい、歌もうまい、ツラも良いってやばすぎるよ。恐ろしいコンテンツです。僕が女性声優にハマったら確実に破産します。なので近づきません。
大学で出会いが無さ過ぎて、女性との会話が母親かコンビニ店員の2択しかなかった悲しい僕にとって、女性声優コンテンツは毒にも薬にもなる劇薬でした。
※今はメンタルも回復しており、何かに過度に依存することはなくなっているのでご安心ください
そういうわけで、ライブへの不参加の後悔と声優に対する理解の深まりは、僕がライブに行きたくなるモチベーションを十分に高めてくれました。
「次のライブ、行けたら行くわ。」くらいのモチベーションになりました。生きたい気持ちはあるけど、カネや時間は解決してないのです。
7 初ライブ、初コール
ライブに行きたくても重要になるのはお金の話。田舎住みの僕には東京遠征など夢のまた夢でした。しかし、素敵なキセキが重なり東京遠征が行えることになりました。簡単に言うと東京で就職した友達がいるので宿泊代が浮きました。
4月22・23日にSSAで行われた、ミリオンライブの10th Act-1に両日参加することになりました。チケットは一般で購入。人生ソロプレイヤーの僕はソロ参加を決意します。
しかし、ライブの勝手が全くわかりません。唯一行ったことある「ゆず」のライブも声出しは禁止だったし、行けるはずだった「サカナクション」のツアーは中止になるし、9thと合同ライブは華麗にスルーしたし。
哀れなほどにタイミングを逃し続けています。
そこで、やはり活用するのは文明の利器。
ライブを楽しむため4月にTwitter垢を作りました。というより裏垢らしきものをアイマス用に作り変えました。大炎上トラウマがまだ癒えていなかったので、正直怖かったです。しかし、「やっぱ愛で乗り切るっきゃない」と割り切って活動開始。最悪、アカウント爆破して存在を消し去ることも視野に入れてツイートを始めました。
数日でフォロワー200人を超えました。<#ミリシタPさんと繋がりたい>を活用し、ツイートにいいねをした人を片っ端からフォローしました。
皆さん優しい方で、こんなクッソあやしいアカウントにもかかわらずフォロバしてくれました。その時にフォローしてくれた優しい方へ、詐欺とかに気を付けてね。
ここまでしっかり読んでくれた方もみんな優しいです。僕はそんなあなたが大好きです。これからもよろしく。
アイマス名刺や当日の荷物などフォロワーさんに質問しながら準備を進めました。ライブが終わった数日後、僕とフォロワーさんのやり取りを見て、ライブの準備したという方もいたので、それもうれしかったです。
10thライブの感想は他の方に任せます。僕は全ての曲を知ってたわけじゃないし、コールも不完全でした。ミリシタから始めた僕にとって1~4のライブに対する思い入れはほとんどないし、前述のとおり声優も推していません。特に一日目のMC中は、隣の方のゲラが気になって話にほとんど集中できませんでした。
それでも楽しめたのは準備と現地の盛り上がりが想像以上に楽しかったからです。アイマス名刺の作成やフォロワーさんとの交流、SSA前のけやき広場での名刺交換やグッズ購入。ライブ開始後はコールや拍手、一体感など何もかもが新鮮で、常に楽しかったです。
…などと御託を並べましたが、結局<プラリネ→アイル>の衝撃で二日間の記憶のほとんどが無くなってしまったのです。それくらいにはずっと楽しめました。
ちゃんと思い出そうとすれば思い出せます。一日目は「fruity love」やTSVの「リフレインキス」を現地で浴びたこと、「素敵なキセキ」や「アフタースクールパーリータイム」のコールは死ぬほど楽しかったです。二日目は「ジャングル・パーティー」のコールや「Maria Trap」のセリフ、当然「プラリネ」「アイル」が楽しかったです。
わかったと思いますが、語彙力が無いままライブの感想を書こうとするとこうなります。小学生低学年の絵日記の方がまだ情報が多いです。
ひとつ、言っておくべきことがあるとすれば、ジャングル・パーティーを初見で見てビビったと言っている初参加の方が多かったのですが、僕は全くそんなことはありませんでした。準備したコール練習用のプレイリストにはジャンパが入っておらず、ほぼ初見の状態で浴びたのですが、数秒後には理性を捨て去り本能でコールをしました。たぶん僕はミリPに向いてます。
既にチュパカブラに脳をやられていたのかもしれません。
Act-1はミリシタ以前のライブの振り返りらしく、それを現地で体験できていなかった僕は、<2日でわかる!ミリオンライブ1~4!>みたいな気持ちで臨みました。春日未来役の人の「アニメも今後始まるし、このライブを見た人は古参P名乗って良いよ」という言葉はなぜかちょっとうれしかったです。なので古参を名乗ります。
ミリオンを知って2年目、古参Pのナナカです。
よろしくお願いします!
8 トラウマ、あみぐるみ、クソツイ、#
ライブ終了数日間、悩んでました。アカウントを消し去るかどうかを。
もともと、あらかたの感想を書いたら、きれいさっぱり更地にして、元の人生ソロプレイヤーに戻ろうと思ってました。しかし、一分一秒も止められない感情は抑えきれませんでした。名刺交換で知り合った人はどの方も優しく接してくれて、Twitterにあふれる感想は僕を引き留めました。
もっと言ってしまえば、生のパフォーマンスを浴びて僕は「10th、全通してぇなぁ」と思ってしまったのです。
じゃあ、そのために何が必要か。そう考えるとアカウント削除なんて必要なくなってしまいました。
ここから先はほぼ余談です。ライブのグッズをあさり、名刺交換したP達のグッズを見ているととても羨ましくなりました。
僕は単位を全部取った大学4年生という武器を手に、有り余った時間を活用する名案を思いつきました。「ないなら自分で創ればいいじゃない。」かしこい。賢すぎる。
思い返せば、僕が狂いだした原因は「スペードのQ」です。当然、タオルやシャツ、マット、アクリルボードは購入済みです。しかし、まだ足りない。何が足りない?そうです、ぬいぐるみが足りない。スペQのジャケットに描かれているうさぎとねこをあみぐるみで作成することにしました。そうして、元から興味があったあみぐるみに手を出してしまいました。「亜美ぐるみ」ってな。進捗はTwitterで報告してます。気になったら見てみてね。
※あみぐるみ…毛糸を編んで中に綿を入れて作るぬいぐるみ。
あと、楽器を触り始めました。しばらく引いてなかったギターや、ねこふんじゃったしか弾けないピアノに久しぶりに触りました。なにかを出力したい気持ちに駆られています。頑張って「電波感傷」を耳コピしました。
あと、ネタツイに見せかけたクソツイを日夜放出しています。
「絶対的performer聞きながら晩飯作ってたら胡椒をかけすぎた。
絶対的pepper moreだな。は?」
みたいなツイートをよくしています。馬鹿みたいですね。でも、60いいねついたので僕の勝ちです。
そして、「#細かすぎて伝わらないミリ曲ここ好きポイント」というタグは僕が作りました。ミリ曲の良いところをもっと知りたいと思って、フォロワーさんに投げてもらうつもりで作ったのですが、意外と拡散されたので嬉しかったです。もしこれを読んで、このタグ気になると思った人はぜひのぞいてください。ミリPたちの曲への愛を知ることができます。愛を語りたい人はぜひ使ってください。僕はそういうのが大好きです。ぜひ教えてください。
そんな感じで、10thを浴びた僕はトラウマの傷が癒えていき、結果としてアクティブなオタクに変身しました。これからもいろいろやりたいです。
卒論と就活からエスケープしながら。
9 さいごに サンキューミリオンライブ
結局、曲をきっかけにミリオンライブの良いところに気付き、じわじわとハマりました。ライブで完全にとどめを刺されました。
ミリオンライブに出会った一年間、とても楽しかったです。
Twitterでのトラウマも少しは回復しました。世界は思ってるよりも広くて美しかったことに気が付きました。
今ではふとした瞬間にミリオンライブのことを考えてしまいます。もしかして、これが…AIKANE?
様々な名曲に出会うことができました。新しい趣味を見つけることができました。しょーもないツイートにリプをくれる素晴らしい仲間に見つけてもらいました。心が帰る場所ができた気持ちです。
お金は結構減ったけど、心は満たされています。
財布は軽くなったけど、日々を生きるのが楽しくなりました。
この暖かい気持ちは一生忘れることないでしょう。カワラナイモノとして心に刻まれました。
しかし、数年後も絶対ここにいるなんて無責任なことは言えません。
ただ、そうだったら良いなと思っています。
ありがとう、ミリオンライブ。サンキュー、ミリオンライブ。
僕はひねくれているので「ありがサンキュー」は使いません。
※ありがサンキュー…ミリオンのライブでの珍事件。10thAct-1Day1で再現されたが、僕の席の隣の人がずっとゲラっていたためその印象の方が強い。
おわり
以上で自分語りは終わります。お付き合いありがとうございました。
ここまで読んでくれた心優しい人、もしくは、暇で仕方なく曲名や歌詞を探してくれた人、忙しいけど太字だけ読んでくれた方、カードイラストに語っているところで「あれ?これアイドルはかく語りきの2番サビ後のセリフパートが混ざってない?わかりにくい!」と思ったミリオンオタクの人。
また、ミリオンライブとか全く知らないのにここまで読んだ謎の人達。
ありがとうございました。また、機会があればよろしくお願いします。
もし、次の機会があるとすれば、考察とかは苦手なので、ひたすらミリオンのキャラや曲を褒めるnoteになります。
今日のようなnoteは、おそらく二度と書きません。
深夜テンションで書いたので、読みづらい、気持ち悪いと思った方がいたら謝ります。
いろいろぶっちゃけましたが、そんなことは忘れて、これからも仲良くしてくれると嬉しいです。普通に声優ネタとか振ってくれても大丈夫です。
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