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【国際プロレス⑦】あのダイナマイト・キッドが国際マットに登場!原と3度にわたり対決の全攻防!

 

キッド初来日。この時20歳。1975年デビューなので、キャリアは4年目である。

 ダイナマイト・キッドと言えば、初代タイガーマスクのライバル、あるいは全日本プロレスでの常連外国人でのイメージが真っ先に思い浮かぶ。
 その初来日をひも解くと、国際プロレスである。昭和54年「79ビッグ・サマー・シリーズ」に英連邦ジュニアヘビー級王者の触れ込みで、鳴り物入りでの参戦であった。

これが英連邦ジュニアヘビー級王座。1977年、マーティン・ジョーンズより奪取。

 同シリーズは特別参加にアンドレ・ザ・ジャイアント、ヘイスタック・カルホーン、さらには外国人エース格であるアレックス・スミルノフ、ザ・モンゴリアンズ、オックス・ベーカー、テキサス・アウトローという超豪華版。キッドは6月21日の開幕戦から遅れること7月19日の北海道木古内町大会より参戦。来日第一戦ではまず寺西勇に快勝した。
 翌20日は秋田・大舘大会。試合前、キッドは報道陣に応じる形で控え室で
の取材や撮影に応じた。キッドがトレーニングを行なっていると、そこに現れたのが意外な人物だった(後述)。意外な人物の来訪後、キッドはインタビューにも応じ、英連邦ジュニアヘビー級王座をアピールした。

キッドのトレーニング風景、この後、意外な大物がキッドのそばに現れ…。

 さて、肝心の試合であるがキッドは阿修羅原の持つWWU世界ジュニアヘビー級王座に挑戦。18分37秒、両者リングアウトでの引き分けに終わる。キッドは試合後、マイクを持ち、翌日の新潟・村上大会での奪取をアピール。
この日はラッシャー木村とアンドレ・ザ・ジャイアントのIWA世界ヘビー級戦も行われている。
 まずは試合の模様をとくとご覧いただきたい。

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