LXPの活用と注意点などを詳しく解説!
こんにちは!Revot編集部です!
前回の記事はいかがでしたでしょうか?
まだご覧になっていない方は前回の記事も併せて読んでいただくことをお勧めします!
「LXP」は学習者の好みに合わせて、学習コンテンツを提供できるプラットフォームです。従来型のLMS(学習管理システム)よりも学習者の主体性を引き出し、学習を継続させる効果が望めます。
LXPはeラーニングの進化系と言えます。今後、eラーニングをすでに導入している企業を中心に、LXPの考え方や手法が徐々に広まっていくことでしょう。
前回に引き続き今回の記事でもLXPについて解説していきます!
1. LXPを導入する時の注意点・デメリット
良いこと尽くめに見えるLXPですが、導入にあたってはいくつか認識しておくべきことがあります。ここでは、LXPを導入する際の注意点を解説します。
1-1.従来型の「長時間eラーニング」は向かない
日本政府の統計調査サイト「e-Stat」によると、仕事を持っている男女が「学習・自己啓発」に当てている時間は毎日平均6分となっています。
1日8時間を仕事に費やすと考えると学習時間は全体の1.25%です。
つまり、「学習」に捻出できる時間は限られているということです。
毎日決まった時間を学習のために取り分けられる人は少なく、通勤時間を活用したり、業務中にネット検索などで学んでいる人が多いと思われます。
そのため、LXP内のコンテンツは数分程度の短いものが効果的です。昼休みや休憩時間、ちょっとした仕事の合間に学べるようにすれば、従業員の継続的な学習を促進できるでしょう。
従来型の長いeラーニング教材をストックしている企業の場合、これをマイクロ化するといった工夫が必要になります。
1-2.モバイル利用に対応する必要がある
LXPの利用が可能になった背景にはモバイル利用の増加があります。
eラーニングの利用について、従来からよく聞かれる課題としては、以下の点が挙げられます。
LXPは学習の個別最適化を狙いとしていますので、いつでもどこでも実施できることが理想です。
よって、業務時間外・社外での学習や個人携帯の利用を全面的に禁止するとなれば、LXPの効果を十分に得ることは難しくなります。
義務的な学習を明確にしつつ、個人の学習意欲を阻害しないことがポイントと言えるでしょう。
LMSを基盤としてLXPを展開する場合には、秘匿性の高い教材についてこういった工夫を行うことで、セキュリティ上の問題は解消できるでしょう。
学習効果については、モバイルラーニングはPCラーニングと同じ効果が期待しやすいです。
今ではLMSやeラーニングコンテンツもマルチデバイス対応が一般的となっていることもあり、学習者自身の抵抗感は少ないとも考えられます。モバイル利用はLXP以前の潮流であり、前提と言えるでしょう。
1-3.管理者は学習者のニーズをウォッチする必要がある
LXPの管理者にとって、学習リソースの選択は重要な課題です。
学習者に最適化された内容を提供できるからといって、管理者が何もしなくていいわけではありません。
LXPでは、eラーニングや本の紹介、スキルアップに役立つ動画を表示できますが、学習者のニーズにマッチした情報源を選ぶことや、学びを促進する施策を実施するのは管理者の役目です。
これらを怠るとLXPを導入しても時間の問題で形骸化してしまうでしょう。
管理者には、「必要とされているスキルは何か?注目度の高い学習リソースは?」などを常に把握することが求められているのです。
情報があふれるIT社会だからこそ、真に価値のある情報が求められています。
スキルを向上させ、キャリアアップするために、「自分にとって最適化された」プラットフォームが必要なのです。
LXPを導入することを目標とするのではなく、関連性が深く、最新の情報を提供できるプラットフォーム作りを心掛ける必要があります。
5. LXPのサービス例とLMSの活用
LXPを実際に導入するにあたっては、新しい専用サービスを導入する方法と、既存のLMSを発展的に活用する方法があります。
ここではいくつかのサービスをご紹介するとともに、LMSとLXPで迷った場合の考え方を検討してみます。
5-1. LXPのサービス例
LXPを活用したサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。サービス例を知ることで導入のイメージができるかもしれません。
・Degreed https://www.disce.co.jp/degreed
Degreedは株式会社ディーシェが展開するLXPプラットフォームです。学習者はキュレーションされたコンテンツから情報を得て、スキルアップやキャリアアップを促進させることができます。
・LMS365 https://lms365.jp/
LMS365は株式会社ソフィアが提供する、Microsoft365やSharepoint Onlineの機能上で使用できるeラーニングシステムです。
LMS365では、学習者自身が必要なコンテンツを検索してトレーニングを開始できるのが特徴です。
パーソナライズされたポータル画面を使用できる点やスマートフォンにも対応(レスポンシブ)していることを考えると「LXP」の概念を取り入れたプラットフォームとなっています。
5-2. LMSとLXP、どちらを導入すべきか?
LMSとLXP、どちらが良いのでしょうか?これは一概には言えません。
例えば、企業理念や業務オペレーション、コンプライアンスの事例教育など、会社の中に閉じた内容を必須教育として届けたいだけなら、LMSで十分と言えます。
しかし、ビジネスの一般的な教養やグローバルスタンダード、リーダーシップなど、世の中の状況やたくさんの情報に照らしてパーソナルな研鑽を積むべき分野については、ぜひLXPの考え方を取り入れるのが良いでしょう。
自分の弱点を補強する、長所を伸ばす、社外の広い世界を知る、といった体験は、必ず個人の成長に結び付きます。
いかがでしたでしょうか?2回に渡りLXPについて解説してきました!
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