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中足骨頭の痛み

最近、続けて同じ症状のオーダーメイドインソールの製作依頼が続きました。

どのような症状かというと「中足骨頭の痛み」。
中足骨頭とは、足趾の付け根の部分です。
(下の画像の赤丸部)

中足骨頭の痛み


長い時間歩いていたり、立ち仕事の時間が長くなると中足骨頭が痛くなり、ひどくなると疼いて寝ることも出来ないほどに。

中足骨頭が痛くなる原因は何でしょうか?
それはズバリ「足趾が使えていないから」です。

中足骨頭に圧が強く、足趾部の圧は薄い


体重移動がうまくいっていなくて、足趾の手前の中足骨頭部分で蹴り出している。
歩く姿勢が悪く、足が弛緩した状態になり、足趾まで力が伝わらない。
靴が小さ過ぎて足趾がそもそも動かせない。
逆に大き過ぎても、靴と足とのバランスが悪く足趾まで力は伝わりません。

中足骨頭というのは、本来は通過点なのです。
しかし、通過点である中足骨頭で蹴り出しているから痛みが出るのです。

左足の青が正しい体重移動
右足の赤のように中足骨頭で体重移動が終わると痛みが出る


裸足でやってみればわかると思いますが足趾に力が入っていれば、中足骨に圧力がかからないのがわかると思います。
逆に足趾を反らすと、一気に中足骨に圧力を感じるはずです。

中足骨頭痛を和らげるポイントは、足趾が使える環境を作ってあげる事です。
自分の力だけでギュッと足趾に力を入れると、今度は腰に張りを感じることになるでしょう。
中足骨に痛みを感じているのであれば、無理せずにオーダーメイドのインソールを使って下さい。
それが無理なく、最短で痛みを取り除く方法だと思います。


中足骨頭の痛みの場合、オーダーメイドインソールでサポートするポイントは決まっています。
しかし、そのポイントは人により変わります。
足長、足趾の長さ、足の横幅などによりそのポイントは変わり、5mmもポイントが変われば効果が出ません。
その代わりポイントがしっかりと合っていれば、痛みが減少する可能性が大きいです。

Fit Insoleに来られたお客様も他店でインソールを作ってみたけど効果が薄く、相談に来られた方でした。
サポートの位置やサポートの強さが違い、足趾を感じて中足骨頭に圧を感じることがないので、これなら痛みなく歩けそうだと喜んでくれました。



足趾が開いて健康になるというベアフットシューズ。
足趾が使えるはずのベアフットシューズでも中足骨頭が痛くなる症状が多いのも事実。

靴の横幅も広いベアフットシューズ。
横幅が広いということは、足も広がります。
足が広がり自由に動くのはいいのですが、足趾を使う筋力ができていないと、中足骨頭で地面を蹴ることになるのです。


ベアフットシューズとオーダーメイドインソール
薄底のベアフットシューズにオーダーメイドインソール


このような時にもインソールを入れて下さい。
インソールを入れることで、足趾を使う感覚を覚えて下さい。
そうやって、ベアフットシューズに少しずつ移行していくことが重要なのです。




中足骨頭の痛みは、オーダーメイドインソールで痛みが楽になる可能性は大きいです。
しかし、サポートの位置と強さが重要です。
ポイントさえ合えば、その効果は必ず感じられます。

お困りの方は是非ご相談下さい。

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