意外とタフだった我が家の葉っぱたち
16日間家を留守にして帰宅した。
部屋の中にスーツケースを引き入れ、1番最初に葉っぱたちの乾燥状態を見て回った。
「ただいま、ごめんね」
「帰ってきたよ。大丈夫よ」
「元気にしてた」
と話しかけながら水を上げて回った。
まるで犬や猫のように動き回り、私の言葉に答えてくれるように話しかけていた自分に気づいてちょっと可笑しくなった。
いつも家を留守にするときは、観葉植物のお世話番を頼む息子娘も今回は一緒だったので、彼らにも頼めず『葉っぱの番人がいない!」というかなり困った状態だった。
対策方法を色々探してみると数日から1週間程度はかなり楽勝。でもそれ以上になると「人に頼みましょう」や「特別な装置を購入」などと出てくる。中には私でも作れそうなものや出来そうな事もあったけれど、ナニかピン!とこない。
色々考えた末、放置することにほとんど気持ちは決まってしまった。タイマーを買ったり、ポンプを作ったり、知らない人を家に入れるようなお留守番を頼むとか、そこまでする気持ちがなかった。無責任で薄情だったけれど。これが猫や犬等の動物だったらそうはいかない。完全なるネグレクトだ。
それでもやっぱり100%諦める気持ちにはなれず、毎日どうしたらいいのかと考える日々は続いていた。
頻繁に行き来する友人がほとんどいない私。こんな時に気軽に頼める人がいない。第一に他人に自分事を頼むには心が引ける。それでもギリギリまで悩み考え、唯一ご近所さんで 10年以上の友人と久しぶりにお茶した時に相談してみたところ快く引き受けてくれることになった。それに週1度いけば充分なはずだった。
そして娘の持っている合鍵を彼女に託し、旅立った私。
だったのだけれど・・・・・
1週間後、友人から「アパートに入るセキュリティーのドアが開かないから部屋に入れない!」と連絡が入いった。
いつも開けっぱなしのセキュリティー(なんせ古いアパートで木のドアの下の方は腐っててボロボロ)ドアが閉まっているという。渡した鍵の全てを(4本)を試したけれど全滅。彼女も他の住人が来るのを待ってくれたり、翌日また足を運んでくれたけれど無理だった。申し訳なくて、もう諦めてもらって構わない、と連絡を入れた。
そして16日間の放置が確定してしまった。
その後帰宅。
でも驚いたことに、多少しんなりしている子もいたけれどギリギリ脱水症状にはならずにいてくれた。
それにメインのポトス達はかなり元気にしていた。タフだとは聞いていたけれど、かなり伸びて先まで水がとどかずしんなりしてしまった子もいたけれど。他にモンステラ、アボカド(食べた種から育った3本)アンブレラツリー、ゴムの木も新しい葉さえ育っていた。
ここで、また再確認することになった。
あまり干渉せず、愛情のかけすぎ(水のあげすぎ)もせず、放任(放置)する愛で育てることは葉っぱ達を強くする!
だからと言ってまた放置するかと考えると、やっぱり葉っぱの番人はいて欲しいと思うのです。