序ノ口力士よもやま
序ノ口力士の動向を見る。序ノ口は東西14枚の28人。ベテラン・中堅も多かった。いつもの通り序ノ口力士は土俵に上がり取組を務める。ただそれだけで、それが役割。それ以上は何もない。力士であり続けることが相撲部屋、相撲協会にとって有益なのだ。
序二段下位も多い。輝の里は田子ノ浦部屋のちゃんこ番。序ノ口~序二段下位の往復が多いが、勝ち越しが難しくなってきた。輝の里と初土俵同期(平成5春)の天一は元幕下上位なだけ実力はまだまだある。序二段下位では勝ち越し。老いても実力差は出るもの…
澤勇は若佐々木との4敗対決だったが休場により不戦勝。貴重な1勝。この1年で7勝。昨年も年間7勝であった。全敗が2回あり、春場所で3勝したものの同じような結果になった。同レベルの力士にしか勝てないのが通常で、勝ち越しは7年間ない。
その若佐々木は26連敗。今場所は潮来桜、森麗、澤勇と当てられ4敗から休場。173センチ、116キロと体格ではまだ恵まれているがどういうことか。
森麗も2勝といっても、若佐々木に澤勇。こういった力士同士で助け合ってるとも見える。この1年で13勝。しかし 8番相撲を2度経験した。いずれも8番目が白星。8番相撲は勝てば1勝プラス(4勝4敗ならば4勝3敗扱い)、負けると計算せず(3勝5敗ならば3勝4敗相当)ということで得である。 この位置ではあまり意味がないが…
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