天皇賞(春)全頭診断!タイトルホルダーに勝つのはこの馬だ!!
〜展開予想〜
今回の天皇賞(春)でレースの展開を作るのは、逃げ脚質が光るタイトルホルダーとみて間違いなさそう。そして、そのタイトルホルダーを1頭で逃すか逃がさないかでレース展開が大きく変わってくる。今回のレースでは、天候、枠番を踏まえた上でタイトルホルダーの逃げにアフリカンゴールドとディアスティマが絡んでくると展開になると予想しました。先頭主張性の激しいタイトルホルダーは先頭位置争いで体力を削られるため、その後方追走が予想される、ジャスティンパレス、ディープモンスター、シルヴァーソニック、ヒュミドールなどに展開が向くと考えました。
・ジャスティンパレス
(評価S)
前走阪神大典賞で勝利し、状態が良く好調さが伺えるジャスティンパレス。状態の良かった前走から中5週と間隔がそれほどあいていないので好調をキープできていると判断してオッケー!
前々走の有馬記念ではスタートでバタついてしまったことで体力を使ってしまい、2周目4コーナー過ぎから追い込み切れず7着に終わってしまった。だけど、前走で有馬記念での課題点とされていたゲート内での落ち着きやスタート直後の立ち回りは修正されていた走りが見られたから問題なしと判断。
あと、京都3200mでは勝率の高いディープ産駒であることから適正も◎。
タイトルホルダーの後方追走の展開が予想されていた中で、タイトルホルダーと近い枠番かつ内側の1枠1番での出走はジャスティンパレスにってかなりのプラス点。早い段階でビタ付け追走の形が完成し、ジャスティンパレス勝利の方程式が完成する展開になる思う。そして、速いスピードにも対応できる馬だから、ハイペースレースになっても不安ない。それに加えて、騎乗は相性抜群のルメール騎手。ルメール騎手は天皇賞(春)での騎乗成績は勝率31%、複勝率は60%とダントツ1位の成績を残している。
これだけ勝つ条件の揃ったジャスティンパレスを軸にしない理由は他にないと思う!新設京都で十分に実力を発揮できだから、信頼度はかなり高い。
・シルヴァーソニック
(評価A)
海外レースからの復帰戦でG1初出走となるシルヴァーソニック。前々走のスレイヤーズでは直線で力強く追い込めたこともあり、レースを見事に組み立てることができた。
シルヴァーソニックはスタートから4ハロン平均ラップが13秒と前に突っ込まずに落ち着いてレースを組み立てれることができる特徴がある。これは速いレース展開になりつつある京都競馬場で、他に惑わされず自分の競馬ができる大きな評価ポイント。新設京都の先週レースを振り返ると前々が残る展開が多い傾向がある。しかし、今回の天皇賞(春)では、逃げ候補の馬が約3頭いるので、前々に突っ込まず逃げ馬を追走できるシルヴァーソニックに展開が向くと思う。ただ、直線前の下りで位置取りに失敗すると後手を踏んでしまう可能性もありそう。前半で体力温存、位置取りも成功の条件が揃えば連対の可能性までありそう。
・ディープモンスター
(評価A)
重賞レースではあまり好成績を残せていないことに加えて、3000m超のレース経験が乏しいディープモンスター。実力だけを見るので であれば、馬券に絡めない可能性が高かったけど、今回は枠番と展開にすごく恵まれた。逃げ有力候補のタイトルホルダーの内隣の絶好のスタート位置。さらに反対隣にはそのタイトルホルダーを追走することが濃厚なジャスティンパレスがいるため、内に押し込まれて前に出れなくなる展開も否定できる。このダブルペースメーカーの様な2頭に挟まれた形でスタートができるディープモンスターは馬券に絡むことができるまたとないチャンスが舞い込んできた印象。好位でレースを進めていくことは出来そうなだけに、直線まで力を温存することができれば、直線で見せ場を作れる可能性は十分ある。
・ディープボンド
(評価A)
前走阪神大典賞では第4コーナーまでは2着を追走していたが、6ハロンで84秒、ラスト1ハロンは12秒とスピード感の無い走りが課題として残っていたディープボンド。しかし、Cウッドでペオース(古馬オープン)に3馬身の先着。計時不能だったけど、ラスト1ハロンは推定11秒台前半と鋭い伸びを披露できている。和田騎手も「すこぶる順調。弾んでいた。動きは申し分ない。特に課題らしい課題はない」とコメントしていることからも前走での課題は修正できたと判断。あと、有馬記念、宝塚記念は距離の短いレースで外枠スタートといったディープボンドにとって不利な条件が重なってしまったことも敗因としてあったと思うけど、むしろあの悪条件の中であれだけ奮闘していたのはプラス評価!先行追走の持ち味を活かしたスタイルでレースを組み立てることができれば、馬券に絡む可能性は十分ある。
・ヒュミドール
(評価A)
前走ダイヤモンドステークスで距離延長の選択をし、3000m超レースに出走して2着と結果を残したヒュミドール。この距離延長は指摘されていた、スタートの出遅れをカバーすることが目的だったみたいだけど、それがハマりにハマって新しい適正能力を見せつけたレースとなった。特徴としてはレース全体を通して速い平均ラップで走るにも関わらず、直線での追い込みが鋭く体力の底知れない印象。重賞も数多く出走し、距離延長も何度か試みてみたりと試行錯誤した結果、馬体コンディション、馬体重、3000m超レースへの適応能力が過去一といっていいほどの状態の良さで天皇賞(春)を迎えることができたと陣営側はコメントしてるみたい。それに加えて、騎乗するのは名手の武豊騎手。「長距離はジョッキーでレースが決まる」という言葉があるように、武豊騎手ならヒュミドールをコントロールして展開を上手く突くレースができると予想する。位置取りですべては決まりそうだけど、馬券に絡む可能性は十分にある。オッズ的にも狙い目かも。
・タイトルホルダー
(評価AよりのB)
新設京都競馬場との相性◎の逃げ脚質のタイトルホルダー。前走の日経賞では59kgを背負って2着のボッケリーニに8馬身差を着け圧勝。この結果をみると、今回の天皇賞(春)もタイトルホルダーの1頭逃げに期待を持てそうだけど、前走は2500mと距離が短かったことに加えて馬場不良ってところが条件的にタイトルホルダーにすごく追い風になった印象。そんなタイトルホルダーは次の3つの理由から馬券に絡む可能性が低いと判断しました。
1つ目はタイトルホルダーの過去成績を見てみると、3コーナー付近を1番通過した時は勝利が高く、2番以降で通過したときは馬券に絡まない確率が高い傾向があること。悪天候で遅い展開のレースになりそうなだけに、先頭を奪われ2.3番手で通過する可能性は十分にある。
2つ目は、逃げ対抗の馬が2頭以上出走していたレースの複勝率はかなり低いということ。今回はアフリカンゴールドとディアスティマが逃げ対抗となるため、タイトルホルダーが馬券に絡めない可能性が高くなる。
3つ目は、タイトルホルダーが先頭で逃げることが新設京都ではマイナスの可能性が高いということ。先頭を走る逃げ馬は前半からハイペースで走ることから、直線では体力の限界に近い状態で粘り切る走りをする。そのため、「直線最後の登り坂を登り切ったらレース終わり」と意識付けて調教をされているみたいで登り坂の頂点で減速する癖があるそう。このことから、過去の出走で登り坂ゴールの経験しかなく、新設京都のような平坦直線のゴール経験がないタイトルホルダーは3コーナー過ぎの登り坂を通過した直後に減速する可能性は無きにしろあらずといったことが指摘されてるみたい。
今回、逃げ勝ち予想とされているタイトルホルダーだったけど、この条件下では不安感は否めない。
条件が複数当てはまる今回のようなレースではタイトルホルダーへの信頼度はかなり低いと判断しました。
あと、これがすごく大きな理由だけど
能力はトップクラスなんだけど
GW開催で一般の人も多く参加することから
過剰人気になることが予想されるかな!
競馬初心者の人が賭ける馬ってやっぱり1番人気の馬にかける事が多いよね?2倍台だったら買いかもしれないけど、1倍台になると思ってるから馬券に入れるか入れないかは検討中。
・サイレンポケット
(評価B)
ここ最近は目立った成績を残せていないサイレンポケット。重賞経験は豊富だけど2000mや2200mが中心の出走。3200mでどんな走りをするかは未知数な馬。近況のレースをみると、レース終盤で追い込みをかけるが差しが届ききらないとう印象が強いだけに、この距離延長はプラスに転じるのかもしれない。けど、それにしても未知数すぎる印象が強い。京都のコース特性を考えても馬券に絡むことは厳しい展開になりそうだけど、まだまだ未知数な新設京都と同じ未知数の可能性を持っているサイレンポケットに期待してみたい気持ちもある!
・ディアスティマ
(評価B)
アフリカンゴールドと同様に、今回の天皇賞(春)でタイトルホルダーに逃げ争いで対抗が期待されるディアスティマ。ゲート離れの上手さとスタートからの初速スピードが良いことが特徴。今回のレースでも得意の逃げ脚質でディアスティマは先頭逃げを試みると予想する。過去のレースをみると、良馬場でのレースはスタートから先頭を走りレースを組み立てていたが、稍重や不良馬場の際は先頭馬に追走している傾向が目立つ。前走の日経賞ではタイトルホルダーに逃げ争み1度は先頭を勝ち取ったものの、主張することなく2番手に下り追走を選択したことから、今回も無理な相手には挑まないのではないかと言う意見も多かったみたい。だけど、前走は実力馬が少なかったことも含めて、次の大舞台へ繋げるため北村騎手が結果を残すことを優先に考え判断したと言われているみたい。大舞台のG1レースでは実力がディアスティマより勝る馬が多く出馬していることから、お堅くレースを組み立ても勝てないことは陣営側も重々承知。「一矢報いる」とコメントがあったことからもスタートからガンガンに攻めていく展開が予想される。スタート直後の時計も雨の影響で速くはならないと考えられるので、持ち味のスタートダッシュを決めて、3コーナー付近までタイトルホルダーとの先頭争いに期待したい。
・アスクビクターモア
(評価B)
前走日経賞では、初となるスタート出遅れにより9着と大敗したアスクビクターモア。ゲート内で落ち着きがなく、スタート前にゲートに突進するような形になったのが大きな原因と陣営は話していたけど、逃げ脚質の馬なだけにスタート出遅れの危険性は大きな不安要素。しかも、出遅れがあった日経賞から4週とそれほど間隔が開いていないこともあって、修正は十分にできていないと判断。
前半で出遅れがあった馬が次走で再び出遅れる確率は約33%で馬券に絡まない確率は52%あるみたい!
軸にするには不安が残ってしまう。
・ブレークアップ
(評価B)
前走の阪神大典賞では初の3000mレースの出走だったけど、好走を見せ3着となったブレークアップ。2000m台のレースでは逃げて展開を作るレースもあったけど3000m超のレースで逃げ切るほどのポテンシャルは持ってなく、タイトルホルダーとの先頭争いに転じても外を回されて玉砕する可能性が高い展開は避けることが予想されるから、タイトルホルダーの後ろにビタ付けして追走する展開を狙うと思われる。タイトルホルダーの後ろには内枠好位のジャスティンパレス、ディープモンスターがビタ付けする可能性が高いため、ビタ付け争いでもおのずと外を回される展開が目に見える。逃げ、追走どちらの策を選んだとしても今回のレースではブレークアップには展開が向かないレースとなりそう。
・アイアンバローズ
(評価C)
3番人気で出走した去年の天皇賞(春)を機に、この1年間馬券に絡めてないアイアン馬バローズ。原因は多々あると考えられているみたいだけど、理由の一つとして挙げられているのが馬体重の増加。結果を残せていた去年のスレイヤーズや阪神大典賞のころから比べると馬体重は少しずつ増加して、前走の阪神大典賞ではプラス12kgになってた。馬体重が増えるにつれて、スタートのキレも悪くなってきてるし、後半も伸びなくなってきた印象。阪神大典賞から間隔も短いことから状態は変わらずイマイチなままだと判断。
・マテンロウレオ
(評価C)
前走大阪杯で4着となり、G1の舞台でも力を発揮しつつあるマテンロウレオ。1番の注目ポイントとは距離延長。マテンロウレオはこれまで2000m台のレースにしか出馬したことがなく、3000m超のレースは今回が初となる。陣営側は操作性に長けていて、器用な立ち回りができるとコメントしているが、どこまでスタミナが持つかは疑問点。あと、先行脚質なだけに外枠からのスタートはマイナス評価。ただでさえスタミナ面が不安なのに、外枠スタートとなると脚を使ってしまい終盤までもたないことが予想される。
・アフリカンゴールド
(評価C)
今回の天皇賞(春)でタイトルホルダーに逃げ争いで対抗が予想されるアフリカンゴールド。実力的には馬券に絡むことはできそうにないけど、タイトルホルダーの1頭逃げを阻止するために重要な1頭。3コーナー付近までタイトルホルダーと逃げ争いを繰り広げて、速いレース展開を作ることができればゆい丸の中ではアフリカンゴールドの役割は◎と予想している。大外枠からのスタートで逃げ争いに食い込むのは難しいと指摘もあったけど、外枠からの逃げ経験豊富なアフリカンゴールドなら問題なしと判断。大外からタイトルホルダーを脅かすほどのスタートダッシュに期待したい!
・ボルドグフージュ🧨
(⚠️飛ぶ可能性あり⚠️)
多くの重賞で成績を残してきた追い込み脚質のボルドグフージュ。前走阪神大典賞ではジャスティンパレスを捉えることができずに2着となった。ボルドグフージュにはゴール前1000m付近から追い込みをかけるっていう特徴がある。これはコースの起伏を利用しているみたいで、高走をしてきた阪神、中山競馬場のゴール前1000mはやや下りになっていてそこ使ってスパートをかけてレースを組み立てできたけど、京都競馬場の1000mは登りのど真ん中。下りから仕掛けるとなると800m付近からになり、普段より200m遅い仕掛けになる。実力は十分だから捉えきれるかもしれないけど、展開一つで届かない可能性も大。だけど、仕掛けところを間違えずに追い込むことができれば馬券に絡む可能性も十分ある。
(評価対象外)
・エンドロール★
・トーセンカンビーナ★
・メロディレーン★
評価外に選出された、エンドロール、トーセンカンビーナ、メロディレーンは過去の成績や現在の状態など考慮して予想をした結果、馬券に絡む可能性が非常に低いと判断して今回のレースでは評価の対象外にしました。個人的には小さい馬体で頑張っているメロディレーンを応援したい気持ちもあったけど、心を鬼にして判断しました!w
この評価対象外の馬は私の個人的見解で選出したものなので、参考までに留めておいていただけると嬉しいです。
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