どうかnoteクリエイターに適切な評価を。
私事ですが、noteをはじめて1年が経過しました。
って思った方が大半だと思います。
読者を置いてけぼりにするのはよくないなぁと感じつつも。それでもめでたいものはめでたい。
おめでとう!noteをはじめて!1年!
やったぜ!1年!すごいぜ!1年
こうなったら、1年を振り返るしかないよね!!!となりまして。
【祝1年記念】として、私目線のnoteに対する印象を述べます。
ギャップが激しい
ギャップが激しすぎます。
noteの第一印象とnote会員登録後の印象が異なりました。
noteの第一印象
noteの第一印象は「健全!」です。google検索で「TOEIC対策 勉強法」と調べたのが最初でした。検索の1ページ目にnoteがでてきて、それをnoteだとも特に意識せず、「ブログサイトの一種なんだなぁ」と感じながら読みました。
Twitterでもたまにnoteの記事が流れてきます。基本的にお役たち情報です。「あぁ、勉強になるなぁ」という感想をもっていました。note編集部の「今日の注目記事」もたまに流れてきます。企業のブログなんかも読んじゃったりして。「健全なブログサイトだなぁ」と感じていました。
noteに会員登録してみた後
素晴らしいnote記事に出会いました。お礼コメントを書いてみたいなと感じてフラッと会員登録をしてみました。noteに会員登録をしてから、さらに記事を読みます。
最初ですので、なかなかおもしろい記事が見つけにくいです。今日の注目記事を全部読み終わって、最終的に知らない誰かの日記にたどり着きました。
おや?と違和感を感じる
「おもしろい記事には、スキ数が集まっているんだろうな」と判断してとにかく読んでみます。知らない誰かが有名人扱いされています。コミュニティがガチガチに固まっています。「このノリはブログっぽいなぁ」と感じます。怪しい情報商材の有料noteも目に入ります。
ギャップを感じる
「なるほど。スキ数は記事の質に関係ないんだな」と理解しました。たまにタイムラインに流れてくるのは上澄みなんだなと分かりました。あれ?本当に評価されるべきnoteクリエイターが目立たない構造になっているのかもしれない?と感じるようになりました。いつしか「実力のあるnoteクリエイターがもっと優位な場所になればいいのに」と思うようになりました。
良い記事を書くnoteクリエイターには適切な評価が与えられたらうれしいなぁ
という感情でnoteを書いた1年でした。
noteクリエイターに適切な評価を。
1年を通して、個人的に力をいれて発信していたことは2点です。「サイトマップを作ってみよう」「今日の注目記事を目指そう」という趣旨の記事です。繰り返しになりますがどちらも良い記事を書くnoteクリエイターには適切な評価が与えられたらうれしいなぁという祈りから発信しました。1年かけて強く発信しました。少しづつ文化が浸透してうれしいです。
特にサイトマップは評判がいいです。150人分の感想をまとめた記事を書くほど好評でした。当時はそれだけの人数が着手してくださったので、いまはもっと多くの方が活用されているのかな?と考えています。
なぜサイトマップが必要なのか?その1
noteの書き手は大きく4つに分類されます。「お役立ち情報勢」「エッセイ勢」「やってみた勢」「文芸勢」です。覚える必要はありません。軽く説明します。
お役立ち情報は「TOEICで高得点を取る方法」「初心者カメラ講座」等のハウツー記事を指します。エッセイ勢はエッセイです。日記を書く人はエッセイ勢に含まれます。「やってみた勢」は企画ものです。オモコロやヒカキンのような発信を得意とします。「文芸勢」は小説家が主です。作家を目指す人が多い気がします。
「あ〜なんか分かるわぁ」となったら嬉しいです。では、ここで問題です。
Q. SNSで話題になるnoteの記事はどの勢力でしょうか。
A. お役立ち情報勢 の記事です。
なぜか?
ギュっっと情報を濃縮しているからです。話題が集まります。1つの記事で完結しています。ヨシヨシ話題になったからにはマネタイズしたいよね!と有料記事なんかにも手を出します。
収益化をするには、複数の記事を投稿するほうが売り上げが伸びます。もっとも効率がいいのが毎日更新です。しかし毎日更新するとなると情報の質が尻すぼみになります。
例を挙げます。
「【完全版】超効率!TOEICリスニング攻略法!」的なタイトルが毎日更新を続けるために「【上級者用】病院で使う単語50選」というタイトルになり、毎日更新を5年続けた結果「意外と間違えやすい単語5選」になります。毎日投稿を続けることが目的になり、仕方なく質の悪い記事になります。今回は英語を取り上げてみました。すべてのお役立ち情報系アカウントに共通する特徴です。
「意外と間違えやすい単語5選」の記事を読んだところで、TOEICの点数は上がりませんし、英語がぺらぺらに話せることもありません。読み手に本当に届くべき情報は「【完全版】超効率!TOEICリスニング攻略法!」の1つでいいはずなのに。収益化を成立させるために仕方なく毎日更新を続けて、仕方なく記事を投稿しつづける状況に陥ります。
noteは記事の順番を変更できません。投稿順に並びます。最新の記事が上部を占めます。Youtubeのように「再生数が多い順」「人気の高い順」に変更することができません。
ではどうすればよいのか?
簡単です。サイトマップを作ればよいのです。
自信のある過去作に光が当たります。
なぜサイトマップが必要なのか?その2
逆に毎日更新が得意なジャンルの人々がいます。
エッセイ勢です。
毎日のできごとを日記の書き連ねます。一見するとエッセイ勢はサイトマップは必要じゃなさそうに思えます。順番なんて関係ありません。どの作品から読んでもおもしろい。質に差がなく、ずっとおもしろいなんて最高じゃないですか。
じゃあ。サイトマップなくていいじゃん。
いいえ、それは違います。
編集者に見つけてもらえる確率が上がります。
雑誌の編集者から連絡があり「寄稿願いますか?」と連絡が入りやすくなります。「文芸誌のエッセイ連載に興味がありませんか?」「エッセイライターとしてお仕事を依頼したいのですが」あの手この手の文言でスカウトのメールがきます。
なぜか?
サイトマップはポートフォリオの役目も担うからです。
履歴書や職務経歴書、名刺の代わりになるアイテムに変身します。自己紹介をつらつら重ねるよりも有効です。ライバルをギャフンといわせましょう。実力でねじふせたってかまいません。
「よい記事」の第一歩は「今日の注目記事」に選ばれること
ライバルを実力で蹴散らせる良い記事とはなんでしょうか。様々な指標が挙げられるはずです。しかしnoteでは、フォロワー数とスキ数の一辺倒の指標しかないように感じました。
フォロワー増を期待し、
マネタイズで有料記事を書いているような
一攫千金を狙っているかのような
そんな風潮を感じ取りました。
ここでも「おや?」と感じてギャップを感じます。
だ~れも中身で勝負してねぇじゃねえか!
おいおいどうなってやがんだ?
わたしの予想していた人気ジャンル
実際の人気ジャンル
「ほー。」となりました。
たしかにフォロワーを増やしたり、お金を稼ぐことも必要かもしれません。しかし、「あまりにも人口が偏りすぎているのではないかな?」と考えました。
ですから、私が最初に書いてみました。
今でこそ、noteを1年続けているので「良い記事の第一歩は「今日の注目記事」に選ばれることだぞ!」と自信をもって書けます。しかし、記事を書いた当時はnoteをはじめて10日目でした。本当に自分の理論はあっているのかな?と感じながらビクビクしていました。初心者だった頃は「投稿する」ボタンを押すときに本当に勇気がいりました。疑問に思いながらも。それでも。誰かが発信しなきゃならんだろうと感じて書いていました。
その後も「今日の注目記事」に選ばれるための情報発信を続けます。「今日の注目記事」に選出されるということは、「お!これは!世に出ていい文章だ!」とお墨付きをもらったのも同然です。「あなたの努力の方向性は正しいですよ」と言われている気分にすらなります。専業ライターや小説家に進まずとも、じぶんの発信が広く拡散された経験というのは、その後の人生に必ず役に立つでしょう。
「今日の注目記事を積極的に目指そうぜ!」という層の厚みも増えました。
よりよいnote社会へ。
これからも
良い記事を書くnoteクリエイターには適切な評価が与えられたらうれしいなぁ
と祈っています。
あとがき
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