義父が許せない

許せない。

外国人の義父(80代)がコロナ重症で入院していたのに、病院から抜け出して、家族の食事会に参加した話です。

食事会があったのは昨日です。

義父がコロナを発症していると知ったのは今日です。


わたしは現在、外国人の旦那と外国に滞在しています。

わたしの住む国は南国です。

きのうは日曜日でした。

月に1度は親戚を集めて食事会をします。

この日、親戚は30人集まりました。

メイドさんはいつもどおり10人くらい在中していますので


ですから40人分の食事が必要です。

買い出しはわたしたち夫婦が行いました。朝から動きます。

買い出し中に義父から電話がかかってきました。

「病院まで迎えに来て欲しい。」

とのことでした。

この国の人々は、当日アポが普通です。

(というか、日本人が計画的すぎなのかも?この手の話題は別の機会に置いておきます)

義父の病院に向かっている最中に義母(80代)から電話がかかってきました。

「バスが来ないから迎えに来て欲しい。それかタクシーを手配してほしい」

距離的にタクシーを手配するよりも迎えに行く方が早いので義父の病院へ行った後に義母の元へ迎えに行くことになりました。

義姉から電話がかかってきました。「娘を迎えにいってきてほしい。あと食材(エビと貝)を購入してきてほしい」とのことでした。

断りました。

義兄から電話がかかってきました「住んでいるマンションに忘れモノをしたので取ってきて欲しい」忘れ物の詳細を聞くと鍵でした。

承諾しました。

義父を車に載せます。

義母の元へ向かいます。

10分後義父の携帯に義母から着信がありました。

義父は無視しました。電話はひつこかったです。営業の電話がうるさいと義父は車内に痰を吐きました。イライラしているときの行動です。

義母との合流地点に到着しました。

義母に電話をします。

義母はもうすでにバスに乗っているそうです。

義父に電話しても電話を即切りしてダメだったそうです。営業の電話だとおもったと切っていましたが、あれは義母からの電話だったのですね。

「ところでなんで、そのとき旦那の携帯もしくはわたしの携帯に着信を入れなかったの?」と聞きたかったです。しかし不毛ですので辞めました。

義兄のマンションに向かいます。途中で義兄から着信がきました。忘れ物だとおもっていた鍵が見つかったそうです。

なんか。いっつもこういうかんじ。見ているだけでうんざり。旦那はいつもこんなんだから慣れたと言っています。運転しているのは旦那ですから。わたしは助手席に座っているだけですので、プリプリしても仕方ないプリよ。

到着しました。
いちばん最後でした。遅刻です。食材がこないから困ったとメイドさんに怒られます。旦那とわたしが怒られます。

食事ができました。食べます。

30人います。こういうときは大皿です。

大皿を分けます。

1つの大皿に1つの料理が乗っているので、メイドさんたちが隙をみて大皿をシャッフルします。

メイドさんたちは、時間をズラして最後に食べます。ごめんね。

食事中は、いろんな話題が飛び交いました。「旅行にでも行きますか?」と議題が上がり、子供のいる家庭同士でリゾート地への旅行計画が固まったみたいです。

わたしたちは参加しません。

たのしそうでいいね!
そういうのわくわくするよね!
こどもたちがキラキラした笑顔を向けています。

ビジネスの話も上がります。「香料が増益増収」のニュースにすこしうれしくなります。

この国は、衛生観念が甘いです。

コロナでだいぶマシになったきがしますが。

たとえば、シャンプー。

シャンプーで髪を洗うようになったのは、ここ10年ってところではないでしょうか?ボディソープはまだこの家族には浸透していません。親戚でボディソープ使うのはわたしだけ。

まずこのあたりの地域の水道ガスが開通したのが4年前です。

はあ~。すごいね。

ここに住む前は柔軟剤を使用していませんでした。「柔軟剤がほしいタオルがカペカペすぎる」と伝えたら、旦那が購入するようになりました。メイドさんからの評判もすこぶるいいです。「ぜんぜんちがうね!フアフアだね!」と喜びを共有しました。

それでも、硬水で洗濯するので、カチカチではあります。けど、マシになっただけでうれしい。

手を洗う時のハンドソープは、コロナで普及しました。

食器用洗剤は、まだ家庭では使っていません。

この地域は、ヘチマと穴の空いたココナッツの皮で食器を洗うみたいです。

これは、楽天市場からひっぱてきたイメージ図

メイドさんが全員そんな感じですから。

まぁ。まぁ。親戚といっても家族なんだし。

知らないおじいさん親戚(90代)やデブデブおじさん親戚(見た目体重100kg超え)と間接キスしてるかもしれないなぁ。ガハハ
とおもいながら、食器具を使います。

郷に入ったら、郷に従えの精神です。

だから。そんなかんじだから、

香料が増収増益と聞いて嬉しかったです。
つまり、衛生用品の売れ行きが良いということでしょう。

シャンプーボデイソープ洗剤

これら衛生用品の売れ行きがいいと思うとうれしい!順調に発展してるね!



本日、起床すると、義家族のチャットアプリが騒がしいことに気づきました。

「そういえば、コロナが流行ってるらしい」
「旅行計画してる君たちは気をつけてね」

そうですね。せっっかくのリゾート地ですから
お子様にはぜひ優雅に遊んでもらいたい。
海で気持ちよさそうな映え写真いつ送られてくるのかな?
こどもの笑顔ほど心があったまります。

義父👴「陽性だよ」
義姉👩「コロナ陽性ってこと?いつから?」
義父👴「昨日から」
義姉👩「病院の医師の診断は?」
義父👴「特になにも」(←怪しいと睨んでる)
義兄👨「マスクの着用を義務付けられてなかったの?」(←いや、たぶんソコじゃない)
義父👴「特になにも」



旦那が病院のかかりつけ医に電話する
コロナ重症で入院していたことを知る。


??????????????????????

病院側はこちらに連絡してないし。
義父も脱走してきたこと言わないし。

義父は、マスクはしていません。
めっちゃ会話に入ってきたし、
こう、親戚が集まると若年層と親世代で別れるんですけれども、義父だけ子供がいるスペースにがっつり入ってくるんですね?今回もそういう場面があって。マスクなしで会話をしっかりしていて、もう。なんか。もう。。。。

リゾート旅行の話止まったそうです。
こどもに罪はない。

義父が許せない。


あとがき

コロナが他の親族に移らなければよいのですが。申し訳なさでいっぱいです。義父は、一代で膨大な富を築き上げた人です。感謝してます。しかし、なんか。こう。いまいち尊敬ができません。わたし自身、外国語が苦手ですのでもうすこし、様子見します。
ちなみに、義父は3年前から白血病で通院しています。白血病が発覚した理由は、
川で泳ぐ→川は汚染されてる→翌日高熱を出す→親族が病院につれていく→免疫が著しく低下していることがわかる→さらに細密検査→白血病と診断される
です。義父ってどういう人なのかつかみどころがなくて。よく分からないので、ずっと黙って様子見しています。
日常的にずっと「わたしならこういう選択肢は思い浮かばないなぁ」と感じています。今日、それが浮き彫りなったできごとでした。記録として残します。コロナが広がらないことを祈る

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